金曜日。朝7時のサイクルを見届けながら曲順を組んで二度寝。昼前に起きてアメ村へ繰り出す。
“心斎橋つかランチグルメ2022” も今日で最終日か。バンドマン御用達と云われる “ニューライト” へ。いかにも雑多な佇まいが既にいい雰囲気。
オススメしてもらったセイロンカツ。カレーかと思いきや微妙に違う特有のものなんだな…。風情たっぷり、値段も優しいお味で大盛りに気付いたのは後の祭り。サクッと終えられるのも魅力の1つ。
その足でREVENGE RECORDS へ初めて伺う。LPも充実しており、やはりこの近年でスラッシュメタル系のレコードは随分高騰しているのだそうだ。そんな中、ウォーターダメージでジャケがボロボロの Bathory – Under the Sign of the Black Mark を発見。US盤ではあるけどお買い得でした。またお邪魔いたします!
オンタイムの16:30に戦国大統領へ着・即・リハ。
今日はケイロクくんがPAをして下さるそう。鉄製に仕様変更されたキックフープはやや薄めで、ここでも段ボールのカサ増しが有効打となる。スネアスタンドなど機材も潤沢なのが嬉しい。リハ予定の他バンドがなかなか集まらず、ディジュリドゥ&タブラのケイロクくんとセッションしたり。
戦国といえば隣のスーパーマーケットで安くなった寿司を食べるのが慣例。脚の具合を悪くしてしまったコウくんとアフリカの話しをしつつ、今日も彼の懐は果てしなく深い。
【MMK】
RICH FOREVER TRIP 2022 KANSAI を締めくくってくれるのはやはりこの場所。1番目 “TheGROKES” は3ピースの旨味が溢れたロックバンド。戦国大統領の夜の始まりを感じさせてくれる。
2番目 “愛ト九官鳥” は初日の尼崎tora で対バン。最終日にまた出会えるのが感慨深い。ヴォーカル:朝子くんは mind the gap の長袖を着てきてくれた。そして初日に「スベった」と言っていたのがよくわかる気迫に満ち溢れたステージング。ドラム氏も革ジャンにサングラスと気合い充分。2人組ゆえに溢れるセッションのエナジーに圧倒された。
#STDRUMS は3番目。上手い下手でもなく、会場の大小でもなく、全てがひっくり返る可能性があるからアートは面白い。今日の1番を全出演者が目指せば自ずとよい1日になる。ふと降りてきた負けず嫌いスタンスと冷静さを用いて、ビールを飲みながらの演奏。ツアーの総括と呼べる演奏ができた。お陰様でのラフな箇所はご愛嬌。
ライヴ後は談笑もしながら “ザ・ハンコッツ” (全て観れなかったことが悔やまれる…)。DJサントスさんは何十週も回った結果のような王道選曲が素晴らしい。曲調がランダムというのが聴いてきた証である。Elvis の “Viva Las Vegas” に対して想いを伝えると、片付けの最中に Dead Kennedys を流してくれる気の利き用。素晴らしいDJに出会ってしまった。
日本語歌詞とは、どうやっても歌が強く聞こえてしまうゆえに演奏が影に隠れてしまうのだろうか。洋楽が “洋楽” と括られるの日本人特有の感覚で、歌詞が入ってこない分楽器がよく聞こえるのかもしれない。つまりグルーヴ感・タイム感と言ったものとは根本的に別の理由があるのではという考察に至ったのも、DJサントスさん選盤の妙である。
というわけで残りたい気持ちをそっと胸にしまい、この足で友人との会合。ツアーを終えた開放感と外気が重なり、最終夜に相応しい時間を過ごすことができた。音源への新しいアイディア考察も楽しい。秋口、乞うご期待。
それでは、続きはwebで。チーン。
season1-13
【だって(だって)編】
盟友とのラジオが始まりました。毎週月曜日朝7時更新。