23日のライヴを終えて翌日。
ペダルのビーターが演奏中に抜けてしまう状況を解決しなければならない。
と、ベアリング・カム部分のキャップが無くなっていた。
それも両面の2つとも。
これまでSPEED KINGは60年代版を使い続けていたが、ドライブ部分の経年劣化で引退。
ストックしていた90年代版を使い始めたのは先月の北海道ツアーから。
昨夜のステージは随分と揺れが大きかったが、振動がここまで影響をするとは。
会場に忘れ物として保管して頂いていることを確認しつつ、現状の対応策を練る。
家にある円形のものといえば…
あった。
イギリス・ヨーロッパでのバスキングで集まった世界各国のコイン。
アイスランドの5KRはピッタリ、レバノンの500ポンドもギリギリ入った。
アイスランドクローネはお魚柄で大変愛嬌があり、大切にしていたので嬉しい発見。
失われたキャップを求めて…バスカーこその成せる技と見栄を張っておこう。
SPEED KING ユーザーはアイスランドクローネの収集をお忘れなく。
キャップ独特の立体感は無いため、少し当たっている様な音がするけど気にしない…。
ビーターの留めネジはグラインダーで先端を削って引っ掛かりを付けて対応。
とあるリハーサルへ向かう途中、久し振りの経路で道を間違えてしまった。
結果、大豪邸に設置された『ご自由にお取り下さいBOX』にて超イケてる皿をゲット。
これは実用性のあるものなのだろうか。
早速ギリシャのAlexへメールを送ると「遊びに来たら何トンでもあげるよ!」とのこと。
心強い。
#カラスミドラマー日記 も酒漬け工程に入った11月27日。
通販で注文したヘッドとチューニングボルトが到着。
当スネアは直接金属にネジ穴が切ってある遊びが効かないラグ。
ボルトの歪みが原因で深くまで回らないという予測は当たっていた。
無事にハイピッチを手に入れたWFL Be-Bop Model を小脇に新宿へ向かう。
余談だが、実店舗の存続を願うため出来る限り通販は使わないようにしている。
ANTIKNOCKへ到着。
年越しのBURING SPIRITSへは毎年顔を出しているが、出演は何年振りだろうか。
#STDRUMS では初出演。
スタッフの方々の顔触れも随分と入れ替わっていて新鮮な感覚。
的確な仕事を進めて下さるPAさん・照明さんと相談しながら進行。
予備のドラムマットが無いため、フロアに直接セッティング。
割れた20″ライドが1枚余っていたので18″クラッシュにスタック。
物理的にヘヴィーな叩き心地だ。
サウンドチェック中に既に数回ビーターが抜けたため、杞憂ではある。
兀突骨ハルさんと随分久し振りの再会。
ILLUSION FORCEゆうやくんも10年ほど前にサポートライヴで対面していたそうだ。
23日の調布に引き続き、かつての縁が今こうして活きている。
サウンドチェックを終えて、今から曲順を組む。
濁流に呑み込まれるかの如く、突然の大嵐に身体が対応できなかった実情だ。
新曲の練習もしたいため、近辺のスタジオの空き状況をチェック。
そうか今日は土曜日。
どこのスタジオも予約でいっぱいの様だ。
この調子でライヴハウスにも人が沢山集うべし。
ANTIKNOCKからは少し距離のある、西口方面のスタジオへ行き1時間個人練習。
戻り道に一瞬ディスクユニオンへ寄って会場に戻れば開演。
EASYGOINGS&ANTIKNOCK pre.
【Gold Experience Requiem】
越谷と新宿の2会場で行われる、オンラインサーキット3MANライヴ。
ANTIKNOCK 1番手は “ILLUSION FORCE”。
コミカルなキャラクターとは裏腹に、Voジンくんのハイトーンは白眉。
Drあきたくんはサポートメンバーで、この後の兀突骨でも演奏する。
凄いな!
転換中にEASYGOINGSでのライヴがスクリーンにて楽しめる。
“RADIOBUG” はラーメン屋で並んでいるときに知り合ったメンバーがいるバンド。
(数年前のことなのでメンバーチェンジなどあったのかも知れないが…)
RANCIDよろしくなダーティーかつフレッシュなメロディックパンク。
ANTIKNOCKでの2番目に #STDRUMS。
ビーターのネジはかなりしっかりと締めておいたのでトラブルなく進行できた。
ようやく新曲を形通りに演奏することができて嬉しい。
ジャンルとして区分すれば音は違えどルーツは同じ。
今日の #STDRUMS は HOW MANY TEARS vibesでお送りいたしました。
EASYGOINGSでの “OWEAK” を経てANTIKNOCKのトリは “兀突骨”。
ハルさんのMCのこの感じ!久し振りすぎる笑。
Gtジョーさんの刻みが速過ぎて驚嘆した。
メロディック・フュージョンの要素が随分加わった印象。
あきたくんも最後までブラストしまくりのツーステージ。
ANTIKNOCKでのライヴは終わっても夜は続く。
EASYGOINGSでのトリは “UPPER”。
Gtコウスケくんが以前やっていたバンドのサポートをしたのも約10年前。
突然のお誘いを頂いた今日だったが、不思議と縁に恵まれたイベントであった。
アーカイヴは12月2日までお楽しみいただけます。
https://good-place.live/pages/gold-experience-requiem
終演後に残った勇者たちでワイワイと飲んでいると、Phantom Excaliverトーマス登場。
SEX MACHINEGUNS サポートドラムを務めており、ライヴ後に顔を出してくれたらしい。
話がトントン拍子に進み、車に載せてもらってあぶらー亭へ。
この店こそ、RADIOBUGのメンバーと知り合ったお店。
トーマス・あきたくんとチャーシューあぶらー麺。
最後の最後まで縁が働いた一夜だったのでした。
音楽で食えているかどうかではなく、やりたい様に動けているかが重要。
その結果偶然食えてしまえば、それでよい。
実直に、素直に。
そんな感じの話で解散。
トーマス、送ってくれてありがとう!
#STDRUMS 次回ライヴは12月12日、町田Nutty’s。
RICH FOREVER TRADITION 2021 開催決定!#STDRUMS + Bi-syu (河内大和×横井翔二郎) ドラムソロ×即興朗読ツーマンライヴ
それでは、続きはwebで。チーン。