札幌・苫小牧・旭川・再び札幌と4箇所のライヴツアーを終えて最終日。
ご近所のはま寿司へ。
トリトン、苫小牧の居酒屋と北寄貝定食、旭川の居酒屋、宅飲みのつぶ貝。
舌が味を覚えているうちに北海道の100円回転寿司をチェックしに行く。
独自の仕入れルートがあるのだろうか、非常に美味しい。
寿司の扱いそのもののレベルが東京とは違うのかもしれない。
鰈やタコ頭(残念なことに品切れ)がメニューにあるのも北海道ならでは。
腹八分目に抑えて夜に備える。
世情になぞらい2月後半から閉め続けていた居酒屋さんがある。
先週から漸くの営業再開となったそうだ。
不定休のお店へ行けるチャンスは今日のみ。
偵察班(笑)の入電で、開店の確認を取ることができた。
というわけで念願の『たむ’s キッチン』
前回のツアー初日に偶然入店することができた奇跡のお店。
そう、地元の皆さんもそれ以来の来訪だったそうだ。
レルレの北海道ツアーにたむ’s キッチンあり。
店内での写真撮影は禁止。
品質と量に対して明らかなバグが生じている金額設定。
腹を空かせていないと来れる店ではない。
今回も最高の体験をさせていただきました。
お店を出るときに撮った写真のブレが、まるで秘境性をより高めているようだ。
その後昇太郎のお宅へお邪魔して飲みながら音楽鑑賞。
超マニアックなコレクションを片っ端から聴かせてもらう。
一番驚いた音源は危険性が高過ぎて写真を載せることすらも憚られるので自粛。
ひょんな繋がりとタイミングを切っ掛けに訪れた今年2月。
再び訪れた8ヶ月後のいま、地元の人たちが集う宅飲みに混ぜてもらっている。
お互いが過ごしている『日常』に、其々が受診している非日常が介入する。
ローカルな環境の共有。
国内外問わず、これこそがツアーの最大の醍醐味さ。
電車も無くなりタクシーで帰路へ。
途中のセイコーマートにて一瞬寄り道…。
やきそば弁当で北海道の最後を締め括って就寝。
任務、完了しました。
10月12日。
寝床としてお借りしている部屋に飼い猫の1匹がよく入ってくる。
普段懐かれない自信があるが、この猫ちゃんはすっかり仲良し。
うっかり一緒にうたた寝してしまえばもうお昼過ぎ。
来年もまた会おう。
荷物を纏め、包んでくれた缶ビールを片手に最寄駅へ。
北海道ツアーの中心人物であるアンディーさん。
大変お世話になりました。
最後までよく飲む人笑。
苫小牧・旭川と回ることで新しいコネクションが生まれた。
旧知の人々との再会。
それぞれの企画・ブッキングを経て良し悪しも見えてきた。
この流れは去年と今年の九州ツアーによく似ている。
次回の北海道はより具体的なライヴツアーとなることであろう。
無事に新千歳空港へ到着。
オススメいただいた『えびそば一幻』でファイナル・バトル。
美味しく作らない方が難しいと思われる海老出汁での味噌ラーメン。
熱いから美味しいというマインドは日本独特の食文化なのかな。
往路はスカイマーク。
復路は、なんと、JAL。
おい、聞いたか?レルレがJALだとよ。
ユージ・セノビ・カワグチに改名したらどうだ。
初日分にも書いたが、機材や物販があるツアーはLCCとの相性が悪い。
価格を参照していると、融通の効かない時間で激安のJALチケットを入手。
初めてのJALを楽しみにしていた矢先、当該便の欠航が決まった。
最も遅い時間の出発であったため、恐らく予約が全然入らなかったのだろう。
こうしてなんと、好きな時間帯を振替便として選べる権利を手に入れてしまった。
そう、”RICH FOREVER TRIP 2021″ は開始前から大成功を納めていたのである。
見よこの車窓を。
リッチの権化。
JALからの景色は一味も二味も違うぜ。
珈琲が出てくるのは最早当然の所業。
Wi-Fiも繋がる!
新幹線同様、仕事ができる時間だと思えば悪くない費用だ。
18時頃に東京へ帰還。
(最もいい時間に帰ってきたよアピール)
到着ラウンジが普段知っているような場所じゃなくて驚き。
JAL専用?のゾーンの存在を知り、空港を出ればセレブから物乞いドラマーへ。
——
ツアーから都内へ戻り、電車を使って感じることは大体いつも同じだ。
目に見える視界を使わずにぶつかってくる人。
考えない人・考えることを放棄して生活する人々。
考えて動く必要性は人工密度に比例している。
今この街に、幸せはあるのだろうか。
抱いていた一抹の不安は家の扉を開けると解消した。
数日前に起きた地震による被害を心配していたのだ。
地震が起こる日本という国と収集癖は相性が悪いように思える。
コンクリートジャングルによろしく、メタルでも聴こうかと棚を見上げると…
レルレ人形が唯一、地震の被害を受けていたのであった。
~RICH FOREVER TRIP 2021~
北海道編はこれにて完結。
アンディーさん、ナガイさん、マサシくん、昇太郎、新保さん。
各会場、ブッキング担当の皆さま、新しく出会った皆さま。
旧知の皆さま、そしてライヴハウスへご来場いただいた皆さま。
ありがとう御座いました。
#STDRUMS の旅は続く…。
(レルレ人形はHEREのライヴでファンの方から頂きました。)
旅の1枚:NO MORE PAIN – Silent Noise
札幌のチャンピョン、NO MORE PAINの2ndミニアルバム。
“What do you obtain that keep stick to every day?”
20年近く問い続けているこの文言からも、バンドの断固たる意志が見える。
DESTRUCTIONを彷彿とさせる冷徹なドラムサウンドが印象的。
徹底追尾スラッシュメタル、Motörheadのメドレーも含めた5曲入り。
日々は、変わり続ける。
それでは、続きはwebで。チーン。