METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Travel

20211010 #STDRUMS + colorad + 今井大蛇丸 〜RICH FOREVER TRIP 2021〜 “地下牢演芸祭” at 札幌LOG

投稿日:2021年10月11日 更新日:

4時に寝て5時に起床。
52年前に “In the court of the Crimson King” が発売されたこの日。
仮眠を経て旭川MOSQUITOを出ると、寒気が身体を貫く。
盆地ゆえに朝は特に寒いらしいが、10月上旬でこの寒さとは。
気温がどうこうではなく、身に刺さる・痛みに近い感覚。
あまりの寒さに手先が驚いてしまって硬直を起こすほど。
旭川よ、さらば。
霧深い復路は南へと伸びている。

旭川と苫小牧&札幌とでは、一見距離の差はあまり感じられない。
しかし予言通り、札幌へは随分と早く戻ってくることができた。
お仕事で使い慣れている道ということであったが、それにしても早い。
天気も回復、8時過ぎにはアンディーさん宅へ到着。
お昼からのバトルに控えて一度仮眠。

さて支度を終えて12時頃にアンディーさんと共にバス停へ向かう。
札幌市内へ向かうバスへ乗ると…
トシさんじゃあ、ありませんか。
勿論これからの会合へ向かう道中とのこと。

というわけでご予約いただいていた居酒屋へ到着。
早坂さん、トシさん、昇太郎、タクヤさん、アンディーさんとで飲み。
昨日の何気ない連絡がこのネットワークを呼び込んでしまうのだから恐ろしい笑。
お互いに聞きたい/話したいものが沢山あり話題に事欠かない。
NO MORE PAIN の世情へ対するお話も聞けてよかった。
これから演奏があるので無茶はせず、水を挟みながら飲む(飲むんかい)。
トシさんの写り方がDaft Punkすぎる。

NO MORE PAIN 御一行と共にLOGへ到着。
開演前なら見ていけると、サウンドチェックが急遽ライヴにもなった。
タムヘッドがそれぞれかなり薄いものらしく、瀕死状態。
デッドなインパクト音を生む機材と解釈して進めよう。

トシさんからはスネアの音色とアンサンブルのご指摘あり。
正直な感想とヒントを下さる姿勢がありがたい。
こうして音出しも終えて、御一行は解散。
お付き合いいただきありがとう御座いました〜!
ツアー最終日も開場。

“地下牢演芸祭”
1番目 “colorad” はベースとギターのデュオ。
シーケンスを混ぜ合わせて演奏するスタイル。

2番目 “今井大蛇丸” はシーケンサー・サンプラーを使ってのソロライヴ。
語り口のような独特なサンプリングと歌が個性的な世界観を作り上げる。
裸電球照明のマニュピレーターがいるのも面白い。
至ってシンプルだが、エフェクトとして操作される照明は効果が生まれる。

#STDRUMS はライヴ4日目にてツアー最後の演奏。
『楽曲のために音を選んでいく』
実にシンプルな構造にドラマーは気付かないものである。
死んだタムタムヘッドの出音は相反するようで同じ皿の上に並んでいる。
やはりアイディアとはギリギリの制限と条件下から生まれるのかもしれない。
多くの収穫があった最終日。
ご来場ありがとう御座いました。

こうして旧知の再会シリーズ・フィナーレはSILVERBACK キヨさん。
ご連絡をしたとき、既にゆきPさんからライヴ情報を得て下さっていたようだ。
究極の紳士…!
つまりROSEROSE、ANOTHER DIMENSION は当時札幌に来ていた。
身軽さを手に入れたソロ活動を経て、こうして再び戻って来れている。
音は変われど、人は繋がり続けられるから音楽は面白い。
そう即ち、『音』の本質は変わっていないのであろう。
対バンもどうぞよろしくお願いいたします。

札幌市内には未だ国からのお達しがあるらしく、21時過ぎには解散。
バスを使ってアンディーさん宅へ戻る。
図らずも、条件が揃ってしまったようだ。

というわけで近所のスーパーマーケットへ向かい食材を調達。
見よこの、つぶ貝のサイズをよ!(比較画像撮影が下手過ぎる…)
ペンチでバリバリと破壊していって下処理からの冷凍庫で瞬間冷却。

左からつぶ・北寄・そしてつぶ肝(生)。
2021年10月はトリトン→苫小牧市場と北寄貝ランキングを更新してきた。
だが、52年前にKing Crimsonがファーストをリリースしたこの日。
宅飲みでの3種類が全ての記録を上回ったようである。
特につぶ貝が、凄過ぎる…。
肝を生で食べたのは初めてだったが、サクサクした食感だと信じられるか?
貝類は都内でも活きた状態で手に入るのに、この違いは何なんだろう…。
卸される個体の質が違うのかもしれない。

アンディーさん作のタチ。
こちらも旭川の記録を塗り替えることに成功。
臭みがないだけでなく、甘みが素晴らしい。
このクオリティーが近所のスーパーマーケットで手に入ってしまうのだ。
恐ろしい国だなここは…。

こうして夜も更けながらゆっくりと時間を過ごす。
あんな話やこんな話をしながら、BGMはやはりCome With Us。
今ツアーで、やけに登場回数が多かったこのアルバム。
#STDRUMS の未来を予見しているとか、いないとか。
RICH FOREVER TRIP 2021 北海道編、全ライヴ日程完遂。

旅の1枚:今井大蛇丸 – 袋小路映画館
楽器を弾かないで成立するライヴとされていた今井大蛇丸さんの2020年作。
作曲・打ち込み・ギター・歌以外はゲストによるもの。
ライヴで受けた演劇的印象とブリティッシュな空気感は音源にも健在。
日本昭和トラッドの世界は自室をモノクロームに染めるであろう。

それでは、続きはwebで。チーン。

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