METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Travel

20211008 #STDRUMS + DAO + ANKnown + Tenshhhhhu + zzz音 + タートルテイル + + ポレポレブラザーズ 〜RICH FOREVER TRIP 2021〜 “LET THE RIGHT ONE IN” at 苫小牧ELLCUBE

投稿日:2021年10月9日 更新日:

アンディーさん宅にて起床。
昨夜のライヴから曲順を想定しつつ荷造り。

お庭で獲れたミニトマトをいただく。
いや、ミニなのか?サッパリ甘くて美味しい。

お昼過ぎにアンディーさんの運転にて苫小牧へ出発。

市内でやや渋滞があり、到着に遅れが生じる予感。
『飛ばしても到着時間に大差はない』というアンディーさんの考えは実に合理的。

土地の規模や各場所の距離感を照らし合わせると、北海道はまさにアメリカ。
九州に感じたUK・ヨーロッパ感とはまた違うvibesである。
レイヤーする雲こそあれど、土地そのものの広大さはロンドンの空では味わえない。

天候にも恵まれ、こうして15時過ぎに苫小牧ELLCUBEへ到着。

時間が押してしまっているため、通常定位置のドラムでサウンドチェック。
シンバルやタムの細かい調整をせずに、音が出るかの確認をして終了。
終えたあとにようやくブッカー澤谷さんと初めましてのご挨拶。
お世話になります。

さて路面のコンクリートにSPEED KINGのネジの先端を擦って抵抗を作る。
恐らくビーター軸との引っ掛かりが無くなってしまったのだろう。
締め付けた感覚も昨日に比べて少し内側に入った感覚がある。
これでもダメなら別の手を打たなければ。

出演者同士での顔合わせ時間があったり、しっかりした1日の予感だ。
それまで1時間ほどあったのでパトロール。

時間的に開いている店も少なく、某チェーン店舗にチン入。

『チェーン居酒屋でも北海道の海鮮は美味いのか?』
度々耳にする議論であるが、この店舗の場合は心からのYESは挙げられなかった。
東京都内で食べられるものとしては十分保証内かもしれない。
楽しい実験を経て会場へ戻り、ご挨拶を経てオープン。

“LET THE RIGHT ONE IN”
看板の手書きロゴから、イベントへの意気込みを感じられる。

ベーシスト氏がギリギリの到着となってしまっての1番手 “ポレポレブラザーズ”
ヴォーカル氏のフリースタイルが冒頭に入り、よいvibesの予感…。
あれ?歌わないの…?
後から訊くと「遅れる可能性があったから頭2曲はインストだった。」
なんてこった。遅刻パートを挿げ替えてくるとは。

2番手 “タートルテイル” 実にいいテンションでのライヴ。
演奏も上手い。
途中でベースあゆむのストラップが崩壊。
フロアへ呼び掛けると、最前で観ていたお客さん(セイヤ)が持っていて切り抜ける。
…なんで持ってんの?笑。
あとで話すと18〜20歳の3人組であった。
次の “zzz音” も同年代くらいのシンガー。
昨夜の札幌然り、若くて活発な20代がいるのは実に嬉しい。

“ANKnown” と “Tenshhhhhu” でのステージ。
サングラスがドレッドに引っかかってしまう珍プレイ発生中。
和やかな雰囲気が好印象で、話すと函館のGIMAとお友達らしい。
当時の渋谷サイファーによく来てくれていたラッパー、やはり繋がっているんだな。
生ドラムでのフリースタイルは未経験とのこと。

ドラムレスでの同期&スリーピース編成の “DAO”
編成も含め、オリジナリティの追求を感じさせる活動だ。
そういえば今日の出演は札幌から来た人たちが多い。

というわけで #STDRUMS は曲間に急遽フリースタイルゾーンを設置。
“ANKnown” と “Tenshhhhhu” に出演してもらい8小節×3で回してもらう。
こちらも折角なので定番のバックビートからドラムンベースまで様々。
雑に展開を伝えただけなのに、入り方も終わり方も完璧であった。
ラップとの即興ライヴはやっぱり楽しい。
大いに盛り上がってくれたフロアのお陰さまで実に楽しいライヴ。
ビーターの抜けは1度だけだったので、応急処置としては上々。

ジャンルも様々、邂逅と展望への想いを感じるブッキング。
【正しき者を招き入れよ】
イベントタイトルであるスウェーデン映画の原題は偶然か必然か。

終演後は会場でタートルテイルの皆さんを中心に話す。
場も盛り上がり、残った皆さんで苫小牧にあるもう1つのハコ “Seeds” へ。
アンディーさん達はこちらでイベントを開催することが多いようだ。
飲食スペースとライヴスペースが同居している理想のスタイル。
ライヴを終えてもまだ音楽への欲求が止まらない若者たち。
自由に音を出せば、失敗など1つも無いことがわかる。
音楽が育つ環境を会場側が提供しているのが素晴らしい。
セイヤ、あゆむ、たいよう、また必ず会いましょう。

解散して我々はマサシくんのバンドメイト、ハリーくん宅へ。
時刻は朝4時。
正しき者たちの、明日はどっちだ!

旅の1枚:mirage dive – 希望
翌日に向かう旭川Mosquitoのスタッフ、ユウタくんのバンド。
歌が始まった瞬間「透明だなぁ〜!」と感嘆してしまう純度の高いヴォーカル。
とにかく歌が綺麗。
オルタナティヴ・シューゲイズな要素が垣間見れるのがアレンジポイント。
録音も大変クリアな3曲入りEP。

それでは、続きはwebで。チーン。

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