9時頃にシンさん宅にて起床。
昨夜の盛り上がりは息を潜め、心地よい夏の風が居間を吹き抜けている。
家主のシンさんは農業に出てしまっているらしい。
今日の動きもあるため、あまりゆっくりもしていられない。
が、しかし、キッチンには明らかに朝食のご準備が見受けられる笑。
200%美味いと予測できるこの朝食を見逃すわけには…。
そんな首脳会議を開いているとシンさんがご帰宅。
やはり!朝食の準備をして下さるらしい。
地元の朝食なんて楽しみが過ぎる。
そんな期待を800%で超えてきた1000%美味い朝食。
鯛とカンパチ。
更に、昨日話題に出ていた、3kgオーバーの釣りアオリイカ。
今思い出しても至福であった…美味いを超えた、超美味い…。
箸を止めることなど不可能。
キャントストップイーティングスキッド。物凄いパワーでした。
居心地が良過ぎるシンさん宅を離れる決意をして11時前。
大変お世話になりました。是非また、必ず!
JIMI HENDRIXの誓いを交わし、一旦福岡市内へ戻る。
荷物を少し整理して、再度合流。
この一瞬のタイミングで、ヒロシくんのご自宅へ訪問。
生後2ヶ月のご子息、むうちゃんと邂逅。
無垢の塊。赤子。すげぇー…やべぇー…。
一瞬の時間でありながら、強烈な印象を残す時間となった。
さて、駐車場にてフネさん、ウルフさんをピックアップ。
今日からフネさんの帯同により、”uranos” ソロから “黒の巣” となる。
ウルフさんも去年喫茶うらのすで飲んだ以来。今日はDJでの出演だ。
車内は早くもフネさんDJによるドラムンベース&ゴアグラインド祭。
ゴアグラインドの聴き方が解ったのは嬉しい収穫。
16時前に熊本はNAVAROヘ到着。
新宿LOFTを思わせる、キャパシティがある広い会場だ。
これまでのハコとの明確な差があるのも楽しい。
早速サウンドチェック。
PAの方が非常に熱心で、音を出す側にも気合いが入る。
この規模になればマルチマイクでしっかり各タイコの音を拾っていく。
タムもミュート気味にし、今日はタイトな演奏になりそうだ。
食事に行く時間は無さそうなのでコンビニで済ませる。
街並みは独特な落ち着きを見せていて居心地がいい。
お差し入れのスイカなどを頂いて開演。
『煙草と悪魔』
熊本での開催で、敢えて全員福岡勢で出演者を固めた攻めのイベント。
“JC” のDJを経て “黒の巣”。
去年のgigi以来だ。
即興のノイズでありながら、ちゃんと展開を感じさせるのだからカッコいい。
会場の規模もあって爆弾級の度強烈な低音が出まくっていた。
(黒の巣)
ハルちゃんのDJから繋がるは “コーチK”。
ベース1本を使ってのループと、口笛での演奏が超独特!
言うならばKEVIN AYERSのおもちゃ箱感。
エゴとも言えるタイムキープのマイペースさもまた凄い。
九州・福岡の奥深さを更に引き立てるのはウルフさんのDJ “Tape Wolf”
ポータブルカセットプレーヤーの出音をダイナミックマイクで拾って流す。
2台のスピーカーをマイクへ当てることで人力DJのような曲繋ぎをするのだ。
その最中に始まるは “Ibi Ryota” のステージ。
どちらが合わせているのか、判別が付かないほど自然に共演が始まる。
繊細で美しい、シューゲイズなノイズが素晴らしく心地良い。
後で話すと、やはり北欧系のサウンドがお好きなのだそうだ。
サウンドチェックから予感はしていたが、心射抜かれた。
#STDRUMS pic.twitter.com/boxtiiDCgj
— ゾ (@zongulldaak) July 23, 2021
“Tape Wolf” にDJが戻り、ドラムを組み立てて #STDRUMS。
こちらも実に自然に繋げてもらえた。すげーな…。
今日は、この「紡がれてきた空気の保持」に全力を傾けたような気がする。
手抜きが一切ない空間演出のバトンタッチ。
演奏に責任を持つ、嬉しい緊張感。
曲中にもまた新しいアイディアも生まれた。
日々演奏をしている、その機会を作ってもらえている結果である。
ゆったりとした時間を過ごして終演。
ヒロシくんの先輩であるタカさんと共に熊本の夜の街を歩く。
開いている店が少なく、桂花ラーメン隣の『居心家』へチン入。
馬刺しなど、ご所望メニューが全て揃っていそうで良い。
キター。
熊本は米焼酎。
県を跨ぐとオススメされる焼酎の種類が変わるのが面白い。
水割りをオーダー。
…?
なんだ、これは…?
酒は…何処に行った…?
新鮮な違和感を抱き、解決の糸口を見つけるべくお冷やをオーダー。
…これだ。
水が、美味い。
つまり製氷機で作られた氷も美味い。
このあと飲んだビールの苦味たるや。
凄い土地だ、熊本。
というわけで以降はお冷やを中心に飲んでいく。
タカさんとお話ししていると、近くにソウルを流すバーがあるとのこと。
そんな話で大盛り上がりしたため、皆さんも引き連れて二軒目へ。
『BAR JOINT』にて引き続き米焼酎とお冷や。
Funky Nassau辺りも流してもらってすっかりゴキゲン。
解散し、確保して頂いた宿にて、フネさんと相部屋の就寝。
食事・水・人・音楽と、全てを満たしてもらい夜を終えるのでした。
それでは、続きはwebで。チーン。