荷物を纏めて12時ごろにヒロシくんと合流。
彼の営む喫茶うらのすは、カレー屋さん『スリランカ』としてお昼も営業中。
機材を積み込むついでに本場スリランカ人の従業員が作るカレーをご馳走になる。
煮干しがあったり、意外と和食に通ずるテイストを感じられた。
黄色唐辛子が最強に辛い。
準備もでき、ジュンジさん親子とコンビニで合流。
ハルちゃんは日傘を買ってご機嫌のご様子。
眼の周りを黒く塗って気合い充分。
親父に殴られた痕と大変評判である。
北へ30分ほど走り福津へ到着。
ナビに先導されて到着した場所は…工場…田んぼ…。
ここ…???
主催の方と連絡すると1つ隣に、確かにスタジオクゥーは存在した。
裏は田んぼ。
お店の前ではスタッフの方々が屋台を作っている。
周囲に残っている材を使って組み上がっていく様は実に手際がよい。
本日の会場となるスタジオの一室にて早速セッティング。
いかにもアットホームな作りがワクワクする。
マイキングとPAはジュンジさんが手掛けてくれる。
なんと頼りになることか。
gigiのハイハットも福津までやって来ました。
音が出るかのチェックをして完了。
表では引き続き今夜へ向けての準備が進んでいる。
火加減のチェックで焼き鳥の試作を自家製バジルソースで頂く。
自家製のバジルにパンチがあって美味い。
企画者のシンさんは次々にビールをくださる笑。
投げ銭箱の存在感が強い。
物販は麓に設置して準備完了。
シンさんチョイスでのFRANK ZAPPAと吹き抜ける風が心地よい。
ステッカーなどが飛ぶので少しの工夫が必要だ。
少し走れば海が見えるらしい。
車で西へ向かうと鳥居を発見。
ここ宮地浜では “八百万芸能祭” が開催され、1000人以上が集まるとのこと。
イズミさん、初めましてのムイくんと遭遇。
ムイくんのご友人が展示会をされているとのことで拝見。
発泡スチロールに革を巻き込んで作っている。
革らしい発色と重ための質感がプログレッシヴでかっこいい。
静かな海。
福岡市内から車で数十分で来れるというのも魅力。
砂を少し掘れば浅利らしき貝が次々と出てくる。
最も海らしくない出で立ちの少女。
ムイくんの娘・べりかちゃん。
生命の塊かね。
やはり海は、いい。
束の間の癒しとなりました。
近くの『ろくでなし』へ移動して少し遅めの昼食。
テーブルの仕切りを見ると一気に現実に引き戻されるような感覚を得る。
飲みは少し控えつつ、ツマミを注文しながらワイワイ。
ハルちゃんはトマトととろろ焼きに目が無いそうな。
濃厚豚骨ラーメン。
あっさりもあったけど、こちらが正解と踏んだ。
替え玉もキメて準備万端。
“スタジオクゥー 夏のクリンピック”
会場へ戻ってみると老若男女・ご家族が揃い結構な賑わい。
イベントを開催すると大体こうなるのだとか。
キッズの声が夕日差し込む田んぼに響く風景。
地域の遊び場として音楽とスタジオが機能している。
余裕があるからこそ実現する環境と状況。
会場内は喫茶うらのすから持ち込んだVHSデッキとプロジェクターが照明として活躍。
割れたレンズが模様を生み出し、背景と照明との役割を担うのである。
ハルちゃんはソロではCDJとミキサーを使ったノイズを披露。
サンプリングのセンスが鋭くて大変よい。
イズミさんソロ “SPYCO” も見るのは初めて。
ここまで純粋に歳を重ねて来た人もなかなか居ないだろうよ。
“URANOS” による繋ぎ方は流石としかいいようがない。
キッズによるドラム飛び入りもあったため、少し調整して #STDRUMS。
ストリートに近いこういう環境はやはり得意らしい。
この距離感だからこそ伝えられる音も、確かに存在する。
#STDRUMS も福津とgigiでと2回見れてよかった。あとは大分と熊本と小倉であるみたいなんで行けそうな人はぜひ! pic.twitter.com/MgWQK8IYwS
— =tomomi= (@100_8081) July 22, 2021
大分からKNAVEマサシさんも来てくれて5〜6年振りの再会。
廃スティックキーホルダーの造形にご興味を持ってくれるのが流石だ。
地元キッズの質問攻め?に受け答えしつつ、トリはオーナーのタクさん。
15歳のタイガもギターで加わり大団円。
ヒロシくん曰く、このスタジオの校歌のような存在。笑。
まさしく、平和の祭典。
外ではまったりと宴会が続いている。
文化と人間関係を作る場所が、ここ福津にあった。
昼間、耳に挟んだ “八百万芸能祭” の具体的な話も少し聞きながら片付け。
ついでなのでドラムチューニングも、もう一度やり直しておこう。
再訪を約束して撤収。
帰るか・スタジオに泊まるか・シンさんのお宅にお世話になるか。
それぞれの可能性を予測しつつ『ろくでなし』へ出戻り一旦食事。
あんたまたトマトととろろ焼き頼むのかい笑。
タクさんもいらっしゃって、ワイワイしながらの解散。
スペースの確認をして、最終的にシンさんのお宅にお世話になることとなった。
車を走らせ数十分。
物凄い場所へ辿り着いたぞ。
入るとイズミさんら各々が好き勝手に飲んでいるご様子。
シャワーをお借りしてジョイン。
小倉でフードを出してくださる方や、去年4月に対バン予定だった方とも出会う。
やれハードコアやなんやらの話をしていればすっかり朝方。
朝日を迎えながらカップ麺を啜って就寝。
自然をたっぷりを味わえた福津の旅となったのでした。
ツアーらしくなってきたぞ。
それでは、続きはwebで。チーン。