METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Daily

20201126 #STDRUMS + 堕ノ藏 + ハナノビョウキ + パンプキンスニーカーズ + 坂上夏輝×勝間耕平 〜RICH FOREVER AUTUMN JAPAN tour 2020〜 大阪緑橋・戦国大統領

投稿日:2020年11月27日 更新日:

ツアー初日を経て身体は疲れているだろうに、朝方8時頃に起床。
旅先ではいつもこの具合だ。

ここでちょっとしたサプライズ。
ツカちゃん宅へShady Glimpseの新作が届いたのだが、何故か3枚…?
ツカちゃんのバンドメイト(現在彼は6〜7くらい掛け持ちをしている)に渡せというサインか。
本人へ確認すると、ユージに渡してくれとのこと。んん??
まさか友人宅に泊まって別バンドの新作を貰う日が来るとは思わんだ笑。
シンヤさんありがとう御座います!
というわけで早速視聴会。スラッシュを基調にしたモダンなフレーズを楽しめる。
ドラムが打ち込みなのは敢えてか、スピード感の意識か?
止まらず新作を出し続けるという姿勢が何より嬉しい。
最新MVはコチラ。

さて、午前中は大阪観光プランをご用意いただいていた。
花園町駅から長く続くレトロな鶴見橋商店街をブラつく。
牛ホルモンを中心に扱うお肉屋さんが点々としている辺りが実に西成らしい。

出汁の匂いに釣られてうどんの『こんぴらさん』へ吸い込まれる。
海老天うどん。シンプルな手打ちうどんが美味。
本場香川と関係があるという店内の雑誌切り抜きに反応したツカちゃん。
「○○の関係店なんですか〜?」
「…え……………違います。」
なんだ、その間は。何があった。
雑誌の情報はどうした。
闇より深く出汁の奥底へ潜む他意に箸先だけ触れつつも散歩再開。

津守商店街 (曰くボーナストラック) を経て工業地帯に。
一面真っ白な砂利道を抜けると川(落合下渡船)へ到着。
なんとここから船に乗るのだそうだ。
大阪には橋ではなく船を用いるポイントが8箇所あるのだそう。
大きな船も通るため、橋を掛けるよりもコストや手間がないのであろう。
道の区分となるため料金は無料。
暫く待つと向かい側から船がやってきた。

僅か1分足らずの乗船であるが、手慣れた運転も含めてエンタメ演出。
なんとも穏やかなシステムである。

こうしてもう少し歩けばサンクス平尾商店街へ到着。
まず名前がいい。ここはいわゆる沖縄タウン。
お肉屋さんも豚を取り扱っている。
歩いていると、ふとラウドな漏れ音が聴こえてくる…。
人の家からではなく、商店街のスピーカーから…?これは…?
そうか、地獄車か!流石は沖縄である。

途中つかちゃんはゆし豆腐を買うべくお豆腐屋さんへ。
「豆腐はいいよぉ〜」とグルーヴ全開のおばあ。
ゆし豆腐を1つ注文すると「これ持っていき〜」と厚揚げをサービス。
いやいや、ゆし豆腐よりボリュームたっぷりじゃないすか…?
困惑する我々を完全に置き去りにして「醤油つけて食べてねぇ〜」と展開していく。
今日の全てを掻っさらってしまったのは言うまでもない。

ツボにはまり尽くし抜け殻と化した我々が到着したのは『うるま御殿』。
老舗の沖縄料理屋。ステージがある座敷スタイルのお店。
普段は飲食を楽しみながら沖縄民謡を堪能できるわけだ。
世の中にこんなライヴハウスがあってもよさそうではないだろうか。

ランチメニュー。そば、ゴーヤチャンプルー、もずく天と豪華絢爛。
煮て苦味を抜いたシナシナなチャンプルーは初めて。このスタイルも美味い。
こんぴらさんを経ていたのでごはんのおかわりなくフィニッシュ。

というわけで南恩加島までの散歩ツアーを完遂。
ROCK STAKKへご挨拶へ行きたかったため梅田行きのバスに乗る。
これが中々の遠回りらしく、40分ほどで到着。
地下道を歩いてROCK STAKK…
…木曜定休日…!確認しなかった自分を呪うしかない。
また来ます。

ツカちゃん邸へ戻りセットリストの組み立て。
15時過ぎに家を出てLM Studioで1時間個人練習。
身体の先端にある鈍りをほぐして地下鉄へ。

緑橋駅に到着すれば構内にある戦国大統領。
いつ来てもインパクトのある店構えだ。
扉をくぐった瞬間に時間軸が変わるような錯覚を覚える。

サウンドチェックを経て、スーパーでお弁当2つ。
あれ、先ほど食べたばかりだったような…。

ツアーを組みたいという要求を二つ返事でOKしてくれた戦国大統領。
1番手は坂上夏輝と勝間耕平のデュオ。
バンド名も【たたら】と決まったらしい。
即興は生き様や性格が特に現れる。
グルーヴという、コウくんの大きく大きく取った器にサカちゃんが音を注ぐ。
モルダウなど誰しもが知っている純粋なメロディーを敢えて選択する面白さ。
日々演奏している証が受け取れる真摯な30分。

ツカちゃんとアキラさんのパンプキンスニーカーズ。
音の雰囲気に呑まれず、ちゃんと自分たちの色が出るからカッコいい。
ちょうどそういう話を散歩の道中でしたばかりだったので尚更。
もっと知られるべきバンドオブザイヤー受賞。後味爽快。

はじめましてのハナノビョウキ。ドラム・ノイズ、そして照明コントロールの3人。
本当はもっとカラフルな照明になるそうだが、黒いステージが吸収してしまった。
充分にやろうとしていることは伝わったため、次回は完全版を観てみたい。
鋭いドラム氏の演奏がとても印象的。

ご無沙汰の堕ノ藏は現在2ピースとなり、ドラムが打ち込み。
ただドラムをなぞった打ち込みではなく、ちゃんとインダストリアル・テクノ要素がある点が流石。
カミヤンの汁ほとばしる轟音ギターとティンさんのJPJ臭わすフレットレスベースが絡む。
ぶったまげるカッコよさであった。ちょこちょこZEPPを醸し出すのズルい!
出番前ということをすっかり忘れる爆裂GIG。

セッティングの合間には森田くんがせっせとマイキングをし、箒もかけてくれる。
こういう気遣いも戦国大統領魅力の1つ。
トリを託してくれた戦国ファミリーへ感謝。(a.k.a. 飲めなくて辛かった笑)
この瞬間、目の前で起きていることしか無い音をフロアと共有する。
やはり環境は演奏に影響する。そして関係なく平均点を出せる人こそが一流なんだろう。
私はまだまだフロアの熱量に頼りっぱなしである。
アンコールもいただいた愛ある灼熱の40分。

服部さんにお写真を撮っていただきました。ありがとう御座います!

追い上げるが如く終演後飲みまくり。
そしてTamesisを押し売りされる皆さま笑。
(カミヤン、アキラさん、ありがとう御座います!)
3年前のRICH FOREVER JAPAN TOUR、またこの地を踏んでもらいたいものだ。

というわけで2日間がっつりお世話になったツカちゃん、堕ノ藏カミヤンと。
(ツカちゃん手が被っちゃってすみません〜。)
こうして歳も関係なく向き合って遊んで下さる皆さまへ心からの感謝を。
「また来て下さいね」とコウくんから無量大数のドリンクチケットを貰った笑。
言うまでもなく、また近々!

終電を経てヨナルテ家へ到着。家に入るシステムが変わっててひと苦労。
明日は江坂MUSE。打って変わる環境の変化を楽しめればと思う。

それでは、続きはwebで。チーン。

12月18日(金)
渋谷RUBY ROOM
RICH BUDDIES vol.1

#STDRUMS
村上正人

OPEN – 18:30 / START -19:00
ADV- 1500円 (+1D) / DOOR -2000円 (+1D)

▼予約▼
https://www.rerure.com/blog2/ticket

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