7月12日
昼過ぎに起床。
布団を敷いたものの直前あと一歩で電池が切れてしまったらしい。
起き抜けのSHOW-1くんも死に体のような顔色である。
割と近くの市場で、日曜日に朝市が開催されるらしい。
週末早朝から鮮魚を肴にパーティをする計画は来週に持ち越された。
封神演義完全版に見事足止めをされながら、17時頃に荷物を纏めて移動。
2日間お世話になりました!ここからはコウちゃん宅へお世話になる。
天神は渡辺通りという一等地ながらも家賃の安さに聞いて驚く。
福岡的には高い部類に入るのだとか。住みやすい街だ。
夜は家近くの焼肉屋さんでお疲れ様パーティー。
いい感じに飲んで帰宅。この家にはボードゲームがいくつかある。
その中でもドイツ発祥のカタンが面白い。旅が終わるまで熾烈な争いが続きそうだ。
7月13日
家でパソコン作業。
天気も悪く、ずっと作業をしていた。
土曜日の録音も聴きながら曲のアレンジも早々に取り掛かる。
昨日は雨が降っていなかったため、路上に出ればよかったなと回想。
コウちゃんの仕事っぷりに感心しながら明日のスケジュールを相談する。
7月14日
午前中から外出して家の周りを探索。
少し歩くと市場が…おお、ここはHEREで訪れた場所。この距離感だったのか。
(この日がHEREでの初福岡上陸の日でもあったようだ。何度見ても明子が至高。)
一通り眺めたあと、選んだネタがこちら。
アマダイとウマヅラハギ。
写ってはいないがコウ貝、鮑(韓国産)も購入。
鮮度もさながら、安い!
殆どが九州周りで獲れているのも特徴。
ここでまだ私は鯖の種類について知らなかったのである…。
生鯖をやりたい…。日曜日の朝市に楽しみを取っていこう。
肉厚なしいたけを見つけたら買わざるを得ない。
塩焼きが楽しみ。
下処理を終えて昨日に引き続きPC作業。
夕方にコウちゃんが戻ってきたため、荷物を持って移動。
築港にあるFine Soundへ到着。
ふとしたコウちゃんの縁で店長岩崎さんと繋がりが出来たらしい。
自己紹介をしながらスタジオ内を拝見。
ライヴとは別のアプローチができそうだ。
岩崎さんも大変グルーヴィーな方でありがたい限り。
コウちゃんとそのお友達とで少し音を出して移動。お邪魔いたしました!
(このときご友人からCube Streetをお借りする。)
一旦帰宅して、荷物を担いで中洲の方へ向かう。
今回もう1つの目的である、福岡市内での路上ライヴ。
先述とは別の機会でHEREで来福の際、オフが1日あったため演奏したことがあった。
街の雰囲気も割と自由な印象があったため、改めてトライしてみようと構想していた。
まずドラム演奏でも文句を言われなさそうな出会い橋の方へ。
しかし既に先約あり。
…そうだ。場所が全然なくてこうやって前回歩きまくったのも記憶にある。
教えてもらった場所も人通りがイマイチ。
結局天神駅の方に戻ってくると、以前経験のあるマック前が空いていた。
というわけで #stdrums in Fukuoka。
いいタイミングでSHOW-1くんも合流。
平日夜ということもあって人通りもまばらである。
何より驚いたのは、オケの解像度。
つまりお借りしたCube Streetの出音がすこぶる良いのだ。
即ちこれは、私の使い続けている同機材がだいぶヘタってきている証拠でもある…。
抱き続けていた疑念が現実となった瞬間であった。
いくつか反応をいただきつつ、数曲やって終了。初日はこんなもんです。
さて家へ戻り今宵のメインステージ。
各刺身と、各内臓の甘辛煮。
ウマヅラハギは勿論肝醤油で頂きます。
コウ貝は殻の尋常じゃない殻の硬さで、金槌でようやくバラせた。
鮑も初解体。歯ごたえ・香りと抜群。
美味しい日本酒とで圧倒的勝利。
カタンでは大敗。うーむ難しい…。
少しだけコツがわかってきた気がする…。
7月15日
昼前に起きて作業再開。
8月9日ワンマンへ向けての資料を作っておりました。
ぶっちゃけ苦肉の策とも言えてしまう今回のワンマン。
お時間と余裕がある方は是非聴きにいらしてくださいませ。
時間になりUTEROへ到着。
本拠地から歩いて会場まで行けるのも新鮮である。
四次元ケイタくんのご紹介を経て今日のブッキングを組んでいただいた。
これまでの会場規模と比較しても『かなり整っている』会場である。
早速セッティング。
実は昨日のスタジオで、ペダルのクランプ部分にヒビが入っているのを確認した。
せめてこのツアーまでは破損に耐えて欲しいところ…。
スネアスタンドは2台あったため、アタッチメントの件は解決できた。
物販を設営しにバースペースへ向かう。
ドリンクが安い…え…出演者割なんてあるんすか…。
今宵が爆裂しそうな予感である。
サンプラーを駆使し、朗読など独特のヴォイシングを挟む “endsnotnear”。
マルチプレイヤーであるカバさんのフリーキーな打楽器ソロ “Abum” を経て #STDRUMS はトリ。
フィードバックを経て楽曲達をブラッシュアップさせながら育てていく。
タイムテーブルの都合上最後は side fallen。
このツアー唯一の既存曲であったが、聴きたかったという声を貰えたのも嬉しかった。
そうして足元の違和感は的中し、ペダルのクランプは見事に分裂してしまった。
明後日のgigiではお店のペダルをレンタルしての演奏となりそう。
今日も早速新曲のフィードバックが得れて嬉しい限り。
こういったハイファイな会場を乗りこなせるようになるもの #STDRUMS の課題である。
終演後は時間を取り返すように飲む。
が、やはり平日水曜日。機材を片付けている間にバー周りは静寂を取り戻していた。
唯一残っていたAbum カバさんと小瓶を飲みながらブッキング吉田さんに絡んでいく。
この吉田さんこそ、元20000V店長であり、PANIC SMILE g/voの吉田さんであった。
まさかこんなところで。一気に話は咲き乱れ、未来の話まで漕ぎ着ける。
24時前ごろに解散。ありがとう御座いました。いつか実現しますよう!
24時間営業のスーパーマーケットに到着してコウちゃんと連絡していると。
え、今から?やんの?
というわけで急遽たこ焼きパーティー開催。
元々は土曜の昼に予定していた島本家定番イベント。
もはや捨て鉢ともいえる展開である。(飲み足らなかったので助かった笑)
今日もカタンにて惨敗。次は必ず…!
福岡の夜は更けていくのでした。
それでは、続きはwebで。チーン。
2020年8月9日(日) / 渋谷RUBY ROOM
#STDRUMS ワンマン公演
【GIG & CLINIC 2020】
#STDRUMS
OPEN -18:30 START -19:00
ADV -2000yen
余談:後日、非常に不思議かつそれなりに気になる状況があったのでここに記して浄化しておく。情報は情報に過ぎず、実体験こそが真偽に関係なく真実である。私は常に自分のために演奏し、生み出した表現として受け手に何かが伝われば万々歳。人数や反応は全く関係ない。特段この福岡ツアーは、実現そのものに意味がある。関わって下さった全ての皆さまへ多大なる謝辞を。