13日、14日。
普段とは違う時間の流れを経て現実へ帰ってきた。
尚もプレイリストを再生して巨大な蒼白に身を隠そうとしていたが、そうも時間が許してくれない。
予定より随分と遅れてしまったミックス作業にも結論を付ける。
諸般の事情により今回1曲を自身で手掛けることとなった。
#STDRUMS エンジニア福島氏に相談しながら進行。
この話は後日別の記事でお伝えしようと思う。する。します。
ミックスをマスタリングエンジニア桑原氏に投げて、次は盤面デザイン。
…おっと、1種類ではなく2種類あるのか。…これは…。
スケジュールの帳尻が音を立てて動き始めているのが聞こえる。
別の記事で書こうとしているのは新EP “STLOG 2019”.
DIY作品のため、盤面はシルクスクリーン印刷。CDも1枚ずつコピーしている。
盤面は今回ざっくり200枚ほど印刷。
桑原氏のFaster than the speed of lightなマスタリングのお陰で音が揃った。
シルクスクリーンしながら並行して焼き作業。
ジャケットを3月上旬に発注しておいた自分を褒めてやりたい。
手折りして袋詰め。
そしてもう1つ、隣のレーンに用意されているのは来場者の特典CD。
【レトルノセ】と #STDRUMS の音源も編集し、音量バランスを揃えて準備完了。
仕様はSTLOGと同じの、シルクスクリーン印刷からの焼き作業。
実は前回、転写機の不具合が生じてしまい印刷できないという悲劇があった。
20191219 #STDRUMS + Bi-syu (河内大和×横井翔二郎) 〜RICH FOREVER SEMINAR vol.7〜 渋谷RUBY ROOM
(ダイアリー・オブ・ア・サッドマン)
STLOG 2019は問題なく印刷できたので、星の位置が悪かったくらいに思っていた。
しかしいざ、特典CD用の印刷を始めると…段々とかすれてくる悪夢再び。
つまり、機械ではなくインクとの相性らしい。
STLOGは青。特典CDには以前買ってきた黒インクを使っている。君だったのか。
地道な試行錯誤を繰り返し、印刷できる状態をキープしてギリギリ進んでいく。
約80枚転写完遂。
あろうことか文字の”vol.8″付近が出力されないお粗末な結果も多く招いたが…。
連続のトラブルが生じてしまったため、次回へ向けてはしっかりと対策したい。
(いつぞやかの現実逃避)
というわけで2種類・合計130枚くらいのCDを一気に製作。
それぞれジャケットも折り込み、どうにか間に合わせることができた。
そして、私はソロドラマーである。CDコピー業者ではない。もはやそうだ。
曲の練習とアレンジ、セットリストを練らないでどうする。
ここがソロ活動をしながらの企画における正念場。
次回企画の簡単なフライヤー。
タイムテーブルの組み直し。
予約リスト。
4月の西日本ツアーの調整と連絡。
ウイルスの影響で決まらないブッキング。
前売りチケット・通販の連絡をこのタイミングに多数頂けたのは嬉しい忙殺であった。
20日はレとルがセするので、セする時、セすれば、レのご贔屓衆やルのご贔屓衆は集まればよいし、そうすればリッチフォーエバーとなる。https://t.co/jtnucAyjr0
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) March 17, 2020
(ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ)
こうして既に満身創痍。
ずっとスイッチが入りっぱなしの数日間で迎えた3月20日。
上記の作業は当日、食事を取る合間もなく家を出る前のギリギリまで行われた。
企画には冷静さも必要なため、気持ちの落ち着きが欲しいところ。
頭が沸いている状態で会場入り。早速機材をフロアへ降ろす。
今回、自主企画史上初の全バンドフロアライヴに挑戦することとなった。
RUBY ROOMでしか味わえない距離感を存分に堪能してもらいたい。
アンプの場所決めなどは大人達に任せるとして。
自身のサウンドチェックを終えてひと段落…。
いや、今日はもう1つ出演がある。
ナカムラルビイと簡単な流れを相談して我々の音出しを終えれば18時。
受付スタッフの方と入場のあれこれを確認。
物販を設営すればオープン直前。
「コンビニ行きませんか?」とイケメン少女の気遣いに冷静さを取り戻せた。
ようやくの食事を楽屋スペースでそそくさと済ませる。
【RICH FOREVER SEMINAR vol.8】はこうして開演。
1番目はswandives。
京都在住の宮本怜が東京に来ているということで2日前に出演が決定。
吉田達也氏と是巨人の曲を演奏するデュオ。
ヴァイオリンでループを作ってレイヤーを重ねていく。
力強く浮遊感のあるループによくぞドラムが合わせられること…。
楽曲の良さも再認識する強烈な20分。
レトルノセ
(ナカムラルビイ × ユージ・レルレ・カワグチ)
3月20日(祝)
渋谷RUBY ROOM
RICH FOREVER SEMINAR vol.8 pic.twitter.com/isjcHBxdL4— 治安 (@koroskin) March 20, 2020
2番目にレトルノセ。
ナカムラルビイと私による即興デュオ。
名古屋での再会をきっかけに隔月でセッションを経て今日を迎えた。
フロア上で繰り広げられる提案と実験。
某氏からいただいた打ち込みを入れるというアイディアも光った。
サキスフォンに搭載されたディレイにスネアを拾わせる遊び。
途中フロアを徘徊するイケメンの体験的なセッション。
我々は押すエネルギーでの相性は抜群によく、次は引きも見せたいところ。
3番目にRUINS。
ライヴが始まった瞬間、念願叶い万感の想い。
自分のイベントに、フロアライヴで、RUINSが演奏している。
無条件で最高な上に、音という事実が乗せられる。
無慈悲な稲妻と形容しようか。表せないこそ凄まじい。
『RUINSのライヴってビビるよな』という友人の言葉は的を得ている。
RICH FOREVER SEMINAR vol.8でのひとコマ。#STDRUMS pic.twitter.com/40LjDFIYKP
— #STDRUMS ユージ・レルレ・カワグチ (@rerure666) March 24, 2020
そして #STDRUMS。
レトルノセを通過した身体だったからか、セッション的要素が高かったような。
アップセット気味から生まれた適当さだったのかもしれない。
21st Century Schizoid Manは演奏するたびに新しい発見がある。余白。
こうしてRFS8は終了。
1人での運営している状況をご理解いただき、個々のご判断と分別を持って会場にいてくださるオーディエンスの皆さまには感謝しかありません。
「忙しいアピールブログ」の真意は当日への言い訳です。
全編フロアライヴを通じてデッドスペースも明るみになりました。
新作STLOG 2019も多くの方に手に取っていただきました。
夜なべして焼きまくった甲斐がありました。
特典音源も流れが非常によいのでお楽しみいただければ幸いです。
終演後は出演者共々で飲む。
そうか、ルビーちゃんにSchizoid manで吹いてもらうという選択があったか。
次回、必ず。
RUINSのお二人、宮本ちゃんともワイワイ。
swandives出演のお陰でレトルノセと綺麗なコントラストが生まれた。
繋がっていくリンクに立ち会える瞬間はいつも爽快。
ご出演いただきありがとう御座いました。
(写真撮り忘れた…!)
気付けば朝まで。幼馴染とラーメン屋に行って撃沈していた(らしい)。
3月は無いものと予測していた通り、気付けば4月も目前。
次回【RICH FOREVER SEMINAR vol.9】はthe band apartとのツーマン。
RUBY ROOMのステージにthe band apartが出てくるってのは尋常じゃない。
添付した2つの対比的な写真を見ているだけで楽しみだ。
詳細は後日発表。いましばらくお待ちください。
因みにRUINSへの言葉を放ったのは原さんでした。流石です。
それでは、続きはwebで。チーン。