6月におこなった #STDRUMS UKレコーディングのミックスのやり取りをしながら
1曲をただただ聴き続けているわけですが(英語での注文は本当に難しい…)、
その間にも頭によぎる先週末の記憶。
というわけで日曜日はDEEPCOUNT企画【降りしきる夜】へ行ってきたわけですが、
あまりにも素晴らしいイベントで興奮冷め止まない状態なので
深夜のレコーディングチェック・ナチュラルハイも手伝って文字に起こそうと思いたったわけです。
なんやかんやでブログ(当時は日記)もつけ始めて15年以上…
文章を書くことは割りかし感情をディスチャージする手段の1つであったりします。
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会場は高円寺SHOWBOAT.
入り口へ到着するとスイス人YvesとKei Torikiに遭遇。
Yvesは去年の4月に偶然ストリートで出会った。
丁度UNDERGROOVELANDと #STDRUMS での
“RICH FOREVER JAPAN tour 2017″が始まるタイミングで、
RUBY ROOMでのツアー初日にも来場。
その際にDEEPCOUNTを観ている。
(かつその日が #STDRUMS にとっても初めての共演であった)
音楽性は勿論、歌詞に非常に強い興味を持っているらしく、
この日のイベントの話をすると2つ返事でOKをしてくれた。
恐らくスイス中で最もDEEPCOUNTを知っている青年であろう。
(我ながらこのときのブログはエモ過ぎる…)
その後も連絡を頻繁に取り合い、
今年のNECRONOMIDOL Europe tourでフランスのライヴに来てくれた。
そこでトウリキと会い彼らはすっかり意気投合。
確かに端から見ていても、彼らのヴァイブスは非常に近いものを感じる。
トウリキはRICH FOREVER SEMINAR vol.1にてDEEPCOUNTと共演。
今日、この日は我々にとっても来るべくして来た日といっても過言ではなかろう。
会場外でノブさん、福島さんにご挨拶しつつ
中に入ったタイミングで1番目のリトルキヨシがスタート。
シンガーソングライターによるソロライヴはあまり造詣がないが、
セミアコと歌…のみならずスキャットによる疑似トランペットや
音階の使い方が実にユニーク。ふと入る怪しいコードがカッコいい。
「強烈にジャパニーズな感性」がとても個性的で、最後まで見入ってしまった。
2番目にUHNELLYS.
先月B.B.STREETでのBen Walshの来日に関わっている方という関係性もあり
実に楽しみにしていた2人組のバンド。
ルーパーを使って、音を重ねて…ここまではわかる。
そのスピード感と、ループなのにフリーキーに決まっていくブレイク。
「どうやってるの?」という興味がどんどんステージへ引き込ませる。
後にお話を伺ったところ、だいぶ単純なシステムでの作られ方だった。
やはりこういったものは大体シンプルなのだ。
ライヴ中イシヤさんと目が合って思わず意見交換笑。
「お前のやっていることとは正反対だが似てもいるよな」
というお言葉に納得。
打ち込みではなく即席で作り上げているループと
midiさんのプリミティブなドラムが身体を踊らせる。
そしてやはりトランペット…息を使う楽器は何故ここまで燃えるのだろう。
止めどない熱量に圧倒されたライヴ。これぞ【ライヴ】だ。
3番目にFORWARDという並びの時点で今日のイベントは外せない。
開始僅か数秒で、今日培われてきた感性が全て破壊される。
この対比・この落差・この高揚。
同じイベントとは思えないが、このイベントじゃなきゃ味わえない。
THIS IS JAPANESE HARDCORE PUNK.
もー素晴らしい…!
ひたすらにLOW。そしてRAW。
UHNELLYSで頂いたお言葉をそのままそっくりお返し差し上げたい笑。
さきに書いた去年のRICH FOREVER JAPAN tour 2017で、
言葉もわからずUNDERGROOVELANDのメンバーが鉄アレイの曲を一緒に歌っていた。
曲を知らなくても歌えるのがハードコアパンクの醍醐味。
しかしFORWARDを観ているとギターを弾きたくなる…!
イベントのトリを務めるのはオーガナイザーでもあるDEEPCOUNT.
わかってはいたことだが、積み上げられたイベントの強靭さを優に飛び越えてくる。
わかってはいることだが、理解と現実には大きな隔たりがある。
DEEPCOUNT…及び僕が特に好き好んで聴く・観る音楽の特徴は
曲に必要という理由で必要なテクニックが使われているものだ。
技術の自慢大会・教則本のような音楽は納得はするが聴くには堪えない。
ときにはテクニックが不要・上手過ぎない方がカッコいい音楽も存在する。
まさにハードコアパンクがそうだ。(勿論ジャンルでの区別をしたいわけでない)
DEEPCOUNTは非常に高いスキルを見事なバランス感覚とセンスで使いこなす。
故にDEEPCOUNTはハードコアパンクでもあるといえる。
なんと豊かな音楽であろう。
福島さんのドラムは今日も圧巻の一言。
結局使うフレーズそのものの原型は2つか3つくらいなのだが
それらを変化自在に組み合わせ、どんどん新しい展開を作り上げていく。
いうならば「言葉選び」が実に流暢。かつ豊潤。
それはJohn BonhamであったりMitch Mitchellであったり、
個性的かつ土台となるドラマーの基本要素だと思っている。
アンコールの『戯れ言』まで一気に駆け抜ける1時間。
Yvesも無事にDEEPCOUNTのアナログを買えたらしい。
歌詞カードを日本語の先生に見せて翻訳してもらうとのこと。
ハコに残っている方々と話したいことが多過ぎてなかなか外へ出られない。
気付けばイシヤさんとYvesとでハチャメチャなコミュニケーションが成立している笑。
終演後は軽く中華を食べて新宿はROCK INN DICEへ。
Yves、そしてお店にいた大ちゃんとワイワイ。
こちらも実に楽しい時間でした。
振り返ってみると今度は始まりのリトルキヨシが効いてくる。
これが余韻を引き起こしている原因かとも思えるくらい。
とにかくイベント全体が通じて「ふくよか」なのだ。
表現活動と知名度が比例する必要は特に感じないし
素晴らしいものこそ売れろ!というのも押し付けがましい。
しかしやはり『中身がある音楽と出会える・聴いている瞬間が何よりも大好きだ。』
そう感じざるを得ない一夜であった…。
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昨今の事例でいうと映画【カメラを止めるな!】にも同じことが言えますが
「人に紹介したくなる」といったような感情ってかなり強いエネルギーなんだなと。
なかにはそれによっての自己顕示欲だったり承認欲求だったり。
特にこれはSNSが始まってから顕著にもなってきているけど。
(「持ち上がっている」バイアスが掛かった状態での肯定力だったり)
人対人のプリミティブな情報共有力がやっぱり一番面白いし、
なんというか【真実】に近い。
やっぱり最後はフィジカルとアナログだと僕は信じています。
そんな【降りしきる夜】次回公演10月6日に
#STDRUMS も出演!
なんという光栄。
更に対バンには鉄アレイ。
2ヶ月連続で共演ができる喜び。
ここまで読んで頂いてお気づきの方はよくわかって下さっている。
我が企画”RICH FOREVER SEMINAR”とも実に親和性が高い。
リッチフォーエバーがそういったイベントになればいいなぁという思いも込めて。
結局最後は自分のイベント紹介っつー自己顕示。
『未知なるドアのノブがこのオレさ』
おあとがよろしいようで。
どちらもご来場をお待ちしております。
11月11日(日) 渋谷RUBY ROOM
〜RICH FOREVER SEMINAR Vol.3〜
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