3月11日 (火)
渋谷にて、遅れる連絡を受けた私は中ジョッキを片手に到着を待ち構えていた。外国人を受け入れるには最適と思われる食事の美味しい居酒屋。数十分後、開いた扉の向こうに見慣れた・しかし会うのは2回目のメガネを掛けた男性、続いて初めて会う長身の男たちが現れた。ノルウェーから Why Kai の Kai, Elias、DJ Posner、ツアーマネージャーの Isak が到着。熱い抱擁を交わし、無事を分かち合い、唱和した。”Manneglass!”
道中のコンビニで Elias はなぜか The Beatles のブートDVD を購入し、早速 Norwegiantourist を発揮。BEAT CAFE に移動し、キングオブジャパン:Espen とも合流。ユージンさんとも久しぶりの再会。日本では手に入らない FIEH の 3rdアルバム (ノルウェープレス) と靴下をギフトで手に入れてしまい、既にツアー任務完了。自宅ラーメンの証拠写真あり。
RICH FOREVER JAPAN TOUR 2025
(↓ツアーに至る経緯はこちら↓)
3月12日 (水)
ツアーステッカーが間に合い、15時頃に渋谷RUBY ROOM へ。Why Kai も集まり早速セッティングを進行していく。想像以上の配線数と使用機材を受けて、全体的にセッティング時間に余裕を要することが判明。今日は時間が間に合いそうになく #STDRUMS も横向きのまま演奏することにした。
ふと始まる音出し…ずっと聴いていた Why Kai の「人力ハウス」が目の前で現実となって繰り広げられている…。共にツアーが始まろうとしているのだ。
任務完全完遂。まさか Deep fishing まで手に入ってしまうとは。急遽ロゴデザインを焼肉屋で作り直したTシャツも別未来孔版から届き、オープンに向けて刻一刻と時間が迫っている。
2箇所ある東京場所の片方はDJを中心に組みたく、ノブキに相談して組んでもらったツアー初日。Wakaさんの踊り続けられるDJから #STDRUMS はセッション形式で出演。DJ BANBI、ピンスくん、パクという「ハイブリッド・ストリート」なメンツ。
この短期間で全構成を完全に覚えてきたという、ガソリンスタンド級の強靭な地盤を持つピンスくんを頼りにジャングルで戯れ、後半はフリースタイル。最後には SATURATIONS をバンド演奏。リハではジャムセッションも好調だったので、モニター環境なども整備してまた次回じっくりと取り掛かりたい。
そのまま #STDRUMS は前日になんとか形になった Why Kai のリミックスを初披露。これからどのように育っていくだろう。Manneglass も宣言しまくり任務完了。
UKで対バンしたドラマーに「お前はなぜ曲中に止まることができるんだ?」って質問されて「あなたたちが持ってる『止まれない』が欲しいんだけどね」と話したことがある。彼らは「間」で取る一本締めができない。というわけで Why Kai 本当に最高でした。Elias無敵。今週末から九州→関西です。#STDRUMS pic.twitter.com/CajH39zvOv
— #STDRUMS ユージ・レルレ・カワグチ (@rerure666) March 13, 2025
転換からの Why Kai。私は喜びを感じられる音楽 “MUSIC PLEASURE” が好きだ。音楽を介して生じる関係性を大事にし、最高の瞬間を生み出すために修練と研究を積み重ねた音楽。技術の優劣でも口先の誤魔化しでもない、カルチャーの歴史と文脈へのリスペクトが生み出すものである。
Why Kai はまさしく、”MUSIC PLEASURE” の境地にいるバンドだった。上手いのは当たり前で、作られた楽曲を最高の状態に仕上げるために技術を用いる。音楽を介して様々な新しい繋がりが芽生えている。バンドから送られてきた資料の『洗練』とは彼らのためにあるような言葉だった。
あまりにも音楽し過ぎていて、プロモーションとか制作とか全部捨てたくなるくらいよかった。音楽家はもっと音楽をしよう。というわけでツアーお待ちしております。Whv Kai は絶対に見たほうがいい。やられる。#STDRUMS pic.twitter.com/Vt2befr5IT
— #STDRUMS ユージ・レルレ・カワグチ (@rerure666) March 13, 2025
特段私はドラマーであるため、Elias の音量コントロール・音色・フレージングのアイディアには目から鱗過ぎてアマダイ状態。中身の詰まった音を浴び続けて放心状態となった60分。あまりにも音楽し過ぎていて、プロモーションや制作を全部捨てたくなるくらいよかった。Toshi さんが食いついて観ていたのもなんだか嬉しかったな。二重に仕込んだハイハットについて3人で話す。だからこういう場所がある。
そしてもう1つは DJ Posner。同郷の仲間で一緒に回らせて欲しいと急遽?参加が決まったと思えば dnb, Jungle, Artcore といった完全に『こっち側』の人間で相性抜群。ほぼ全てが自分のトラックというのも嬉しい。
RICH FOREVER JAPAN TOUR 2025
– LIVE –
Why Kai (Norway) 60mins LONG SET!
#STDRUMS Special session with
DJ: BANBI (KAIKOO)
Ba: illdespins (Subliminal Mafia / T.C.L)
Gt: PARK SHINHONG (IRIE BOYS)
– DJs –
Posner (Norway)
WAKA XINXI
Takumi’s Afterparty
こうして駆け抜けたツアー1発目が終了。シンプルな機材の RUBY ROOM が初日だったのはよいフィードバックである。少なくとも21日のFEVERには機材周りを手伝ってくれる人が必要となりそうだ。遊びに来てくれたにも関わらず動画撮影をばっちりサポートしてくれたトーマスにも人づてを伺う。
RUBY ROOM はそのままメメちゃん主催の『シーラカンスの戯言』へと移行。ノブキDJの序盤に “Tourist” を再生してくれたのは粋な演出だった。のちに話しを聞くと「Why Kai にやられて流せるものがなかった」という。わかるぜ。
機材を片付けて打ち上げ会場へ。
This is。ノルウェイジャン8人と日本人で焼肉など誰が想像しただろうか。
Shibuya Meltdown
明日はスウェーデン人の友達に会うらしく「デスメタル最高だぜ」と言ったらシリアスな口調で「We have BLACK METAL」国家一丸となって返してきたPosner。奥はIsak。
“Manneglass” は、つまり「男のグラス」であることがTシャツ記載への不採用だったため、Kvinneglass も爆誕。(この2人は別件で日本に来ていた友達らしい)
この男 Martin Beyer はノルウェーで有名なコメディアン。彼のポッドキャスト “Berrum & Beyer” は現地で人気の放送らしく、このときのライヴと打ち上げが今後に影響をもたらすなどとはまだ予測できていない…。
マーティン四段活用にて任務完遂。曖昧な記憶。恐らく朝まで過ごして帰宅したのであろう。半年以上に渡る準備が形になった初日、そしてこれからがツアースタート。同時に、既に残り8本「しかない」微かな憂いをも抱き始めていたのであった。
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#STDRUMS & Why Kai (Norway)
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それでは、続きはwebで。チーン。