“bandcamp friday” 24時間限定配信。
本来残されない日々音楽の「瞬間」と、残された結果生まれる「過程」をログとして配信する【ブログ連動型】月刊オフィシャルブートレッグシリーズ。
12月。1年間をようやく終えようとするタイミングで急遽決まった福岡と、それぞれのライヴの記録。
福岡は天神に構える “THE DARK ROOM” にて、人力ドラムンベースという形態を最も歓迎してくれるイベント “NIGHTFALL” での演奏。Yuzen さんとのDJセッションで始まる前から既に高い熱気が終始持続する。乾杯の合図や謎の機械音・喧騒が常に飛び交い、連発される「やばい」は目の前の演奏に向いているのか、テキーラのショットが効き始めているのか。
どちらにせよポジティヴな vibes であることは間違いなく、幾らでも狂い、騒ぎ尽くしても、最終的に明るく前向きな解釈に繋がり・分かち合える空間での音楽は本当に素晴らしい。全ては遊び楽しむためにある。
7th Floor は意欲的な飛び入りが多かった12月。若きミュージシャンから海外のシンガーまでも混じり合い、百人組手の如く乗りこなしていく宮崎良研 (Guitar / the hatch) の瞬発力の鋭いギタープレイを堪能できる。毎月開催【U.K.初盤食堂】も第七回にして意味と形を成してきた。
それぞれの録音はラフな部分も多く、公開には躊躇があった。現代はAIの発達や情報の配信力の過渡期であるため「人間味」は優先順位から排除されているように思える。
しかし音楽のみにあらず、人間同士の関係やコミュニケーションには結局「人間味」が必要不可欠である。いくら情報が発達し、視覚上から得られるものに「リアリティー」が生じようとも、会って話せば全てが一瞬で解決される「リアル」には到底届かないと、年末年始なにかしらの行事で経験した人も多いだろう。
振り返れば困難を極める2024年だった。ゆえに前を向いて進んでいく。年を明けて2025年。だから私は音楽とライヴを続ける。どうせ必要になる「人間同士で生まれるもの」を、この音源から楽しんでもらえれば幸いです。STLOG は今年も継続していきます。
手数料なしで直接アーティストへ還元される月に一度のイベント “bandcamp friday” 果たして今年は開催されるのか。舵を切れば転がる音源たち。気付いた人だけが手に入れられる機会的実験。日本時間1月4日22時まで公開中。お気遣いなくガンガン無料でダウンロードして下さい!もし経済的に余裕がある方は投げ銭頂けますと嬉しいです。よろしくお願いします。
1月は14日に育て続けているカラスミを食べられる【第八回U.K.初盤食堂】ほか、10日と28日にライヴ予定。3月の Why kai (Norway) はどうぞお忘れなく…。
それでは、続きはwebで。チーン。