3月5日 (火)
単身でツアーをする身にとって、新千歳空港から伊丹空港までの移動は革新的なものだった。東京へのフライトとほぼ同じ料金で大阪まで行けてしまうなんて。1つを挟まずして1つを得た男は西成・呼鳴手邸にて目を覚ます。
お昼に近くの「つかよし」にてうどん。かやくご飯が名物らしいがお休みの曜日だったようだ。コシがない関西スタイル。刺身など一品メニューが豊富なので本腰を入れて飲みに来たいお店。
老舗のマルヤは店長が亡くなってしまい休業。人と共に街は変わり続ける。
16時頃に戦国大統領へ到着。先にサウンドチェックを終えている堕ノ蔵のお二人と話しながらセッティング…
PC の充電器を忘れていることに気づく。人生1つを得れば1つを失うものか。残充電を気にしながら音作り開始。ケイロクくんと作戦を練りつつ…後方スピーカーは JC×2台のロックンロール仕様でマルチファイヴ設定完了。
走召ネ申まちゅこけさんと連絡し、岸里駅までアダプターを持って来ていただいて受け取り、なんとかオープンまでに戻ってこれた【#STDRUMS ONE MAN EXHIBITION 2024 前夜祭】
去年12月 “PETIT TOUR” の合間に顔を出したトライアングル、戦国、KING COBRA で観た/会ったバンドに声を掛けて即座に決まった、誰がトリでもおかしくない「観たいバンド全出演」のイベント。各バンドにオファーしてから僅か2日間で決まったスピード感も素晴らしい。
ごちゃ混ぜでマシマシの旨味が特農の “ノラ一味”、打ち込みドラムに「ドラム上手い」といわせてくれる音楽狂 “堕ノ蔵” を経て #STDRUMS は3番目。明日に控えるワンマンと比例を狙って「ライヴハウスらしい爆音」に仕上げてもらい FUSION PUNK MACHINE 炸裂。24″ GIANT BEAT のセッティングが気になり始めたのはこの辺りである。
じんわりと、しかし性急に狂気を打ち込み続ける “BLONDnewHALF”。最後は “Babylon Breakers”。出演前にアラヤンと話した「世の中」に対して『今が最高なのさ』と、ステージから不変のアンサーを受け取った。そうだとも。
この日の楽しみはもう1つ、ライヴハウスで寿司を握る職人 “歌舞奇Zushi” の出店と遂に共演。楽しみ過ぎて事前にスーパーのパック寿司を食べてからの追い寿司。小ぶりのシャリとネタのバランスが見事に美味しい。ツカちゃんにつぶ貝尽くしを奢っていただく。そしてカミヤンからは穴子尽くし。ご馳走さまでした!
予想通り?終電は逃れ、カーナビは常に世界を映すネ申アラヤンに送っていただき星の動きを感じながらツカちゃん邸へお世話になる。集客面などの反省もあり、前夜祭完遂。
3月6日 (火)
なんという立地。徒歩10分ほどで SOCORE FACTORY へ到着。
これまで後方スピーカーは “増設” してきたが、南堀江は常設のクラブ仕様。回ステージの高さを利用して、フロアどセンターにベースアンプを降ろす。凄まじい鳴りが期待できる。
こうして #STDRUMS【ONE MAN EXHIBITION 2024】大阪編。ゲストは DRUMONDAY からモックン。こちらもさきに書いたトライアングルでのイベントで再会した際に「ドラムソロをやったことない」という会話から即日オファー。
(ほぼ) 初めてのドラムソロであり、モックンとは10年ほど前の D-1 ドラム選手権で対決したりと、所縁多き人物がこの日に出演して下さるのは感慨深い。センサーとエフェクターをベースアンプに繋いでのノイズに、猛々しい民族的ビートとハードコアスタイルを駆使した肉体的ドラムソロ。フロアライヴの距離感が活きるパフォーマンス。
昨日お会いした方々も集まってくれてのワンマン。最高の環境と共演のもと、長時間の演奏に身体も慣れ始めてきた。善行Z での公演のようにフロアに近い肉体的ライヴもよいが、高いステージから叩くスタイルのも DJ のような気分になれて楽しい。各地、本当に素晴らしい会場と共演に支えていただき、今回のワンマンツアーが成立している。
終演後はお招き頂いてアラヤン邸へお世話になる。大阪宿でお世話になっている方々ズと1枚。
“ふるさと” にてきざみ丼。それぞれの食材が支え合って成立している姿はまさにバンドそのもの。舞い込んできたトラブルを分かち合ってもらいつつ、音楽を聴きながら夜は更けていく…。
渋谷RUBY ROOM
#STDRUMS ONE MAN EXHIBITION 2024
with BAND SET
Gt:小杉岳
Ba:笠原佑介
Key:渡邉圭一郎
Drums : #STDRUMS
OPEN – 17:30 / START – 18:00
前売 ¥3200 / 当日 ¥3700 / U-23 ¥2000
それでは、続きはwebで。チーン。