19/11/2023 (Sun)
今期最後の日曜日は Cosmo 邸にて始まる。彼の性格と朝の身支度に重なる音楽はなにかと思い、Minor Threat を流しながらの準備。
スケッチブックの良質な紙をもらって看板作成。多くの人が持って行ってくれますよう。
Peckham Rye にて電車を待っていると、行動力に満ち溢れた若者の姿は自然とイアンマッケイらしいシルエットとなっていた。
12時頃に Brick Lane へ到着。天気は曇り。向かいのグラフィティーショップの看板が表に出ておらず、場所の確保がしやすい状態。
これまで出会ってきた仲間はドラムに反応してくれているため、必然的にミュージシャンが多い。しかし Cosmo はビデオグラファーだ。そんなアンテナを持つ男と一緒に出来ることはなんだろうか。今季ツアーで感じたロンドンの変化、日々の過程。その集大成として思いついたのは、バスキングを通じて街の姿を映像に残すことだった。
昨日ベリンダが作ってくれたチキンライスが、伏線回収のような完璧なタイミングで胃袋を満たしてくれる。
Cosmo のお友達のカメラマンが2人来てくれて、14時過ぎに準備完了。約2ヶ月弱、お世話になり続けた Brick Lane での最後のバスキングはPCとオーディオインターフェースを持ってきてのベニュー・スタイルでの演奏。PCを置く椅子はチュロス屋が貸してくれた。
イヤホンを耳に挿してのバスキングは初めて。外の音が遮断される違和感に慣れたい一方、パソコンの充電の限界も考えなければならないため、あくまで本番一発勝負。カメラも含めた大掛かりなセッティングだと見た目の印象も変わるのか、音出しの時点で随分と人が集まってきてくれる。途中雨が降れば Tomas が PC を保護してくれて、集まった仲間たちがルーフ下まで機材を移動してくれる。
念のため向かいのグラフィティーショップへ音量の断りを入れに伺うと、今日店長はお休みなのだそう。だから看板も出ていなかったのか。先週事前に撮影のことを伝えていたため既に状況も伝わっていたらしく、若い店員さん達はむしろ大歓迎で心配のタネも消える。
こうして悪天候のなか、最後の曲を終えるほぼ同じタイミングで PC の電池が切れて2時間ほどの収録を完了。アンプの電池の調子が悪かったりと突貫工事も否めない演奏だったが、やり切った。出会った新しい仲間たちと Brick Lane に支えられ、任務完了。iphone に切り替えて残りのバスキングを改めて楽しむ。撮影を続ける Cosmo。
Peter はこの日に備えて “Big Jam” を相当楽しみにしていたようで、Paulo, Toli とお馴染みのメンバーも続々と集まり、アンサンブルもへったくれもないやりたい放題なセッションに身を投じる。文字通り “ただ楽器を叩きたい人たち” の純粋な気持ちにリスペクトを込めながら、セッション(人と一緒に演奏すること) に於いて最も大切なこととはなにか。いかなる瞬間も学びになるものだ。
ラリーも登場し、”彼の時間” になるかと思いきや…自分のドラムに合わせようという気概を感じられた。彼も本当はバンドがやりたいのかもしれない。ある種の諦めを享受し、彼にスポットライトを向けると楽曲が成立し始める。心なしかエキサイトしているラリーの姿を見れてよかったよ。皆で仲良く Brick Lane の平和を守っておくれ。
19時過ぎ、Amadeusz のお友達の Okami さんが来てくれたタイミングで撤収。街の住人たちに別れを告げて “The Pride” へ向かう。撮影を協力してくれた仲間たちの輪に合流してもらってはじめまして。
日本人とイギリスのハーフである彼女は日本語も上手で、ロンドンでの生き方やドラマーとして出来そうなこと、今日の映像の可能性などについて話す。サウンドクラウド・サンプルパックなどなど。オーナーにも CD を渡せた、なんと名前は Kegoh だったのだ。アイリッシュ・プライドに別れを告げて撤収。大団円はもう間近。
それでは、続きはwebで。チーン。
RICH FOREVER PETIT TOUR 2023
12月15日 (Fri)
三国ヶ丘 FUZZ
#STDRUMS
TSUKAMARO
ハレルヤ
コロコロボンボンズ
OPEN 18:30 / START 19:00
TICKET : ¥2000 + 1drink
12月16日 (Sat)
神戸 Helluva Lounge
#STDRUMS
TSUKAMARO
BOTTOM OF THE SKY
サンサンタウン
OPEN 18:30 / START 19:00
TICKET : ¥2000 + 1drink