METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

Daily Travel

Live at Elmers Arms in Bristol / LOUDER THAN FLOOD / #STDRUMS U.K.TOUR 2023

投稿日:2023年10月22日 更新日:

20/10/2023 (Fri)
余裕を持って準備していたら余裕が過ぎたお昼。15時のバスを目指して Victoria 行きのバスに乗るものの、何やら乱れがある様子で途中停車してしまった。先日バスの遅延を受けたばかりだったため、急遽電車に進路変更。しかし Forest Hill 到着と同時に目的の電車は行ってしまい、次に来るのは30分後。マズいぜ。

最終的に謎の遠回りルートを経て15時前になんとか目的地へ到着。「これぞロンドン」としておけば、はじめから同じバスに乗っていても到着時間は変わらなかったのではという疑問から遠ざかることが

できない。
14時台のバスすらまだ来ていない様子。どうやら洪水が発生した模様で、イギリス全体的に交通機関が乱れているらしい。この国での “当日入り” は危険を要するか…。

幸いにも Bristol 行きは定刻20分遅れほどで発車。隣に来た人曰く Bristol 行きの電車が全てキャンセルとなっているらしい。いざ出発したものの渋滞が暫く続き、90分遅れでようやく Bristol へ到着。KAOS と KAY にお出迎え頂いた。10分ほど歩いて Elmers Arms へ到着。まだドラムキットもPAさんも来ていないのがブリストル・タイム。一安心。

というわけで DJ もやってくれる元 CHAOS U.K. の Jay。「日本で会ったことがあるだろ!」と初めましてでかなりいい感じ。最終的にシンバルなどもお借りでき豪華なセッティング(を2枚目の写真に収めたつもりがこの体たらく)、サウンドチェックなどを終えてショウの開始は22:30ごろ。


「どんな音楽なの?速い?」
開演前に尋ねられた “世の真理” を受け止めての、噂に違わぬ Bristol でのライヴ。外音はどんどん大きくなり、爆音に喜び狂い、勝手にマイクで歌い始める奴も現れ、凄まじい盛り上がりを見せた。こんなシーンがパンクで80年代からあると思うと恐ろしい。片付けをしながら談笑。とにかく Jay がずっと優勝して面白い。

DJ をしてくれていた Craig が醸し出す、伝わる人には伝わる、No SiDE テツヲさん感…そして Rich が着ているTシャツは鉄男という “福井マジック” が発生した瞬間。

結局 Kay 邸に泊まることは諦めて滞留を決める。マスターの Elmer も喜んでくれていてよかった。入場無料でギャラが出せるのだから凄い…持っていた KIRIN の栓抜きとこの店に古くからある栓抜きをトレード。Elmers Arms へお越しの際はチェックしてみて下さい。

楽しすぎてワープ a.k.a.ケータイの限界。

必ずの再会を誓い、Rich 宅へ。去年お邪魔したこの場所は売りが決まって引っ越しをしなければならないそう。”Going back to reality” と笑っていたが、イギリスの家事情は本当に大変…。このあと爆裂レコードオールナイトとなったのは言うまでもない。
—-

21/10/2023 (Sat)
9時?朝の9時??自身への幻滅と仮眠を経て Rich と近くのカフェへ。道中男がついてきて、なんとなく3人で店に入るが予想通りの文無し。こういうときの分け与える精神は本当にヨーロッパ(海外?)ならではだと感じる。分け与えてもらった食事を残して消えていくあたりも。

もしかしたらレコ屋を覗けるかも?と、少し早めに家を出てバスを捕まえると、道中の停留所でそのまま停止。どうやら縁石に車体が乗り上がってしまい、扉が閉まらなくなったそう。開いた状態ではバスは動けない仕組み。ドライバー本人はかなり優秀で、エンジニアの応援を待っている間に試行錯誤。サスの操作?で縁石と隙間を作り、無理矢理ドアを閉めて運転再開に至った。しかしこれ以降毎回手動でのドア閉めが必要となる笑。

結局時間はオンに戻り、バス停にて解散。お世話になりました!

帰り道はいたってスムーズ。隣の人も Ableton を使っているらしく話す。(Ableton はこういう引き寄せが多い) Victoria Coach Station に着いてその足で Little Venice を目指す。

文字通りカナルに囲まれた地域のボートに辿り着くと、見た目からは想像できないステージが広がっていた。通常はかなり高度な操り人形劇が行われるらしいこの場所で ZURITO のライヴ。

パンク(爆音バンド) の対バンを考慮して、日本ツアーではハードな演奏が目だったが、むしろ今の ZURITO はムードを意識する演奏が向いていると感じている。Little Venice はまさにピッタリな環境。劇場だからということで両面印刷のパンフレットを用意してくるおもてなしの試みが嬉しい。それぞれのメロディーが日本での瞬間をフラッシュバックさせる。途中休憩を挟む二部制のライヴをじっくり堪能することができた。Lluis とのセッションも最高。

終演すれば23時前。Paddington 駅の一等地っぷりに肩をすくめつつ、Elephant and Castle 駅まで出てオフライセンスで缶ビール。いまのロンドン、東京。それぞれの場所の意味・利点などを3人で話し合う。夜も更けて家に誘ってくれたが、アンプとマットを持っていないのだ…。こうして帰宅すれば27時。食事を摂って明日に向けて就寝。
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それでは、続きはwebで。チーン。

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