4月14日〜5月31日
#STDRUMS & ZURITO
RICH FOREVER JAPAN TOUR 2023
新宿・百人町ROCK Inn DICE から歌舞伎町へと帰結した約1ヶ月半に渡るツアー。最終日のLOFTを終えて1週間が経過しようとしている。今後に影響するようなスケジュールを入れず、適度な練習を挟みながら会いたい人々と日々の総括を重ね、ようやく言語化する準備が整ったのは午前3時の羽田空港。
その前日、本来乗る予定だった早朝便を見事にすっぽかした。バスなども含めて乗り物をミスするのは人生初の出来事。贖罪の1日を過ごし、明くる同じ時間の便を予約。その証として今こうして空港に佇み、離陸に備えている。
(予想通り)過ごした記憶のない約2ヶ月の総括を、書くなら今だ。
ZURITO との全国ツアーに於ける各ステージ。特に新宿LOFT “RICH FOREVER SEMINAR vol.10” は、意思を言葉にしなくとも『ステージ上で』アウトプットが成立してしまったように思えた。言語化することでイベントを補填してきたブログが機能しないというのは、これまでの結果と大きく異なる。ひとえにそれは ZURITO という2人組(もしくは “2体のポケモン” )の人柄の影響だろう。
どの場所も、彼らがフロアにいるだけで、これまで感じたことがない異様な盛り上がりで会場が包まれる。公園でギターを弾き始めればキッズが集まり、楽器屋に行けば夜のライヴに店員さんが遊びにやってくる。
私が信じているロンドンのミュージシャンが、太陽の如く日本を明るく照らす瞬間を永続的に目撃していた。言葉でのアウトプットを用いずとも、見てくれた/来てくれた人々に言いたいことが伝わっている。訴えずとも、満ち足りてしまったのだ。とどのつまり、今回のツアーで救済されたのは他でもない、私自身の心であった。
「これほどのツアーを組めてどうしてイベンターという職業に興味を持たないのか」今回 Javi とよく話した議題の1つだった。新宿LOFT は ZURITO に向けての餞であり、言わば満足してもらうための見栄だった。自分がやるべきことに改めて目を向けたとき、ロンドンのカルチャー・音楽・オープンマインドな人々が私にとっての最適解である証明ともなった。
思い返せばこの1年間、一度も休むことなく続いてきた。ロンドンから日本へと戻り、湿度差と、人と文化の温度差に随分と心が蝕まれた。RBJT2022 が終わった直後、図ったかのように ZURITO から連絡が来て今回のツアーを完遂させた。
こうして私は空港まで辿り着いたのである。
相次ぐ値上がりに世情も重なり、現在日本とヨーロッパを結ぶ国際線の料金は当時の最安価格と比べて2倍以上に膨れ上がっている。どうも「お金で解決していいもの」意外の疑惑もあり、本来予定していた6月の渡英は断念。そこで東京から逃亡し、制作と整理の時間を作ります。
わざわざ言わなくても伝わっているもの。しかし言葉にするべきは、このツアーに関わって下さった皆さま、共演の皆さま、会場・スタッフの皆さま、そしてご来場いただいた皆さま。本当にありがとう御座いました。彼らが喜ぶのであれば何でもやれた。そんなツアーでした。
しきたりに習い?ツアーのブログはなるべく書いていく予定です。オープンマインドの伝染。相手によっての意識の変化。自ら望んでカテゴリーに押し込んでしまう理由と意味。人気と集客・人気と動機。白人の強さ。変態の頂上に君臨する国民性。日本人と未来。忘却の帰結。このツアーで完成に至らなかった下書きなども交えてお送りいたします。取り急ぎの御礼で御座いました。
6月18日:博多四次元
6月22日:名古屋RED DRAGON
7月28日:FUJI ROCK FESTIVAL ’23
8月11日:新宿ANTIKNOCK ワンマン
現在決まっているライヴはこちらです。
それでは、続きはwebで。チーン。