年末の風物詩を経て、気づけば大晦日は BURNING SPIRITS。TERROR SQUAD をダシに横井翔二郎を誘い出し新宿アンチノックへ。 様々な人々と再会しつつ、特別な夜を堪能。ハードコアパンクとはバンド・それぞれの人生そのものなのだ。だが、今夜に限って飲み過ぎることはできない。鬼軍曹の終焉を見届け、終電概念のない元旦の深夜に帰宅。
1月1日、昼頃に起床し物販の準備。福岡へ送ってしまった在庫を補填する必要がある。荷物をまとめて下北沢Que へ到着。
サウンドチェックが進行していく合間に年賀状に手を付けながら #STDRUMS のターン。中村エンジニアとアンプの設定や音量バランスを親身に調整していただき完了。Que は #STDRUMS のようなスタイルであっても生音がしっかり届く状態がキープされるので面白い。近くの喫茶店で作業を進めつつ開演。
ソドムとの元旦ライヴ “Anfang” は昨夜のアンチノックでも話題となっていた。1月1日にライヴを行うとどうなるか、イベント運営側としても気になっていた本日。1番目は “RIP VAN WINKLE” 2人組編成は11月のRED SNEAKERS を彷彿とさせる。出る音数が少ない、編成上不可避となるソリッドさは音の膨らみを自然と調和させる強みがある。
#STDRUMS は2番目。秋口のツアーと年末を経ての総括:それは経過する1日に過ぎず、いかなる瞬間であろうと考え方次第で次のステッフは踏み出せるということ。終盤のドラムソロ中にキックペダルが外れてしまい、ネジを留め直しながら演奏する新境地に突入。音響に助けてもらえての落ち着いた演奏。
3番手に “ソドム”。ジャーマンスラッシュと同名バンドがいる理由で知ったクチだが、音に触れるのは初めて。ツインベースという重厚な編成から、ステージとシンクする照明が会場をブーストさせていく。フロア後方から鳴り出すサイレンはスピーカーからではなく直接吊るされた実機から出力されていた。
スペインからやってきた Jordi とも元旦にここ日本で再会。必殺の爆笑ネタの数々に木っ端微塵にされつつ打ち上げ。気付けば終電も無くなり残った皆さんで元旦のフィードバックをしながら話し合う。属することなく己の表現を追求してきたソドム:ザジさん。中村さんとも一気に距離が近付き気付けば朝方。こうして「年越概念希薄同盟」といった共感をライヴハウスを通じて得られると誰が想像しようか。必然と高まるグルーヴを乗りこなした夜。2022年を引き摺る男の旅は始まったばかりである。
明くる2日に実家へ帰り、今季カラスミを父に託して任務完了。今年はボラ子自体の質が大変よかったため味も格別。仕込み期間も短かったながら、デパ地下で30000円の称号を得た。
夜に地元でシセキ・清二と新年の集まりを経て、合流した知らない人たちと朝まで飲んで新年会完遂。皆さま、よいお年を!
それでは、続きはwebで。チーン。