RICH BUDDIES JAPAN TOUR 2022 を終えてひと段落。その筈だった動きは1本の連絡によって大きく変わってしまった。ブログも先延ばしを余儀なくされ、このように12月の出来事は纏めざるを得ない状況である。
12月8日 渋谷 eggman
『nakaitoshifumi live at eggman』
ゲスト 「鷹を肩に乗せた男」ほか
なにも書いていないのに「なぜわかるのか」という疑問の根幹はインターネットと『ファン』を取り巻く世界には魯鈍なのかもしれないし、nakaitoshifumi との約2ヶ月間のツアーを経て「わかってんだろ」が帯となったフロアと共有される状況を垣間見てきた。知らない世界線の番外編、我々バディーにとっては1つの集大成。Ron Wood 『俺と仲間』よろしく、このゲストを集められるのは nakaitoshifumi 以外いないだろう。概ねが当日のサウンドチェック内での初合わせで進行するタイムテーブルのなか、中盤のセッションではツアーの最中で感じてきた、見定めている次のステージを見透かされるような結果となった。仰ぐのではなく、刺激を攪拌していくサウンド・アンド・ヴィジョン。ありがとう御座いました。
12月13日 吉祥寺 NEPO
『修羅場 vol.3』
#STDRUMS + 尾形回帰+現象 + Takada Fu + 西井慶太
昨年も同じ時期に共演した記憶がある愉快な大人たちとこの日は吉祥寺にて再会。レクリエーションのような和やかな世界と必殺技を傍らに置いた楽曲が転換中に流れる空間で、インビシブルマンズデスベッド・HERE を経て自身のライフスタイルを開放して押し進めていく尾形回帰と、サポートするフロア。表現以外の理由を持ってステージに立つ人もいればまた、オーディエンスにも音楽を聴く以外の様々な個人目的がある。それは例えば吉祥寺NEPO の照明と #STDRUMS の相性のように、人間関係と同じく『フィットするかどうか』だけ。久し振りにじっくり尾形さんとも話せて息抜く夜。また来年!
12月15日 高円寺 HIGH
『Musu Bore Spiral Memories Optimized Release Party Tour In Tokyo ~Haunting~』
#STDRUMS + Musu Bore + W.A.R.P. + ACM::: + DJ TAIZO
流星群を見上げた翌日。その5日前に同会場へライヴを観に行き、オーディエンスの許容とアーティストの関係性などを企画制作ノリさんと鍋をつつきながら話していた矢先、1組バンドの出演キャンセル電話が届いた。目の前には単身のスケジュールが空いていれば動けるソロドラマー。こうして ROSEROSE 以来、実に10年以上振りの高円寺HIGHでのライヴが決定。2階にモニタースピーカーを設置し、後方からも音を出していただける高待遇。急遽には急遽を、ロンドンでのライヴセッティングを思い出し、ストリートで使用している 8’スネアをロータム位置へアタッチしての演奏。キックとのサイズ比など多くのフィードバックを得られた。Musu Bore のアンコール1曲目をダークに踊る。ダンスや思考力などについてノリさんと話しつつ、来年の計画を水面下に進めていく。
12月23日 両国 SUNRIZE
『DRUM SHED SPECIAL 12』
OFFICE RICH FOREVER 福岡支店設立・チケット発送・パーカー発送・人に会う予定が重なった週。前日は原ちゃんから新時代の刺激を貰っていたため、絶妙なアウトプット・タイミングとなった金曜日。盤石のスタッフ陣が揃うなか、数日前にイメージしていたラインナップよりも王道(信じてきた音) を再度巡り合わせての DJ #UkORIGINAL を楽しませてもらう。集まったドラマー同士の再会を祝いつつ、今日の趣旨をそれぞれが独自解釈で展開していく様は、回数を重ねてきたイベントが成せる『言語化できないエネルギー』によるものだ。序盤からスマートに回転していくセッションの中で、ベース笠原さんとは1年間セッションを続けてきた。ある意味チート、故に笠原佑介は「合わせてこない。」好きだぜ。本物の天才、瀬尾雄一郎のMC・ラウンドガール・ポールダンス・コヤノ食堂からのサックス・機材監修。ドラムセッションという技術をぶつける枠組みではなく『パーティー』を作り続けてきたウエダテツヤのドラミングは鋭休符を刻んでいた。思い返せば全ての出会いは必然である。友であり一触即発。切磋琢磨の先に再会が訪れることを願っている。今という壁の裏側を覗き込めば、大団円はもう間近。
それでは、続きはwebで。チーン。