ドラムキットに使えるビーターを日本から持って来ていなかった。バスキングではスーツケース用に改造したものを使っているため、別の1本が必要となる。ライヴに向けてスタジオにも入りたい。そんな連絡を昨日からしていて、Nathan の働く Hermitage Works Studios を使わせてもらえることとなった。午前中に起床し、まずは買い物へ。歩いて10分ちょいの ALDI はLIDL タイプの激安スーパーマーケット。1週間分くらいの食料を大量購入。
野菜を食べたかったのでサラダをこしらえつつ編曲はやはり進まない。摂取した食材たちが胃腸を刺激しタイムロス。
早めに家を出たいのはバスに乗りたいからだ。少し遠回りでも移動中に作業ができる。というわけで14時ごろにようやくバスに乗ってひと段落。…はい、乗る方向を間違えていたようです。頓珍漢な場所でバスを降りて、更に謎の経路から駅に到着し Overgpround を経由して地下鉄へ。当然作業もできない、ただの遠回りとなってしまった。この瞬間まで培ってきた日々の怠惰の皺寄せが来たのだと俯瞰せざるを得ない。
30分ほど遅刻して Hermitage Works Studios へ到着。この写真の意味がわかったあなたはマニア認定。
まずは忘れないうちにビーターを借りる。万が一に備えてペダルごと貸してくれることとなった。キックのスパーが片方壊れている以外は完璧なドラム。叩いていると後ろの戸棚のネジが緩く、中身のパーカッションが落ちてくるドッキリ仕様付き。シンバルの鳴りがよいなぁ。
数週間振りのドラムキット…スーツケースドラムの面白さを知っている俺に言わせてもらえば、リアルドラムは最高ってことだ。だって見ろよ、キックドラムがあるんだぜ?まるで楽器みたいだ!わかるだろ?デカいってことは最高の証なんだ。
#STDRUMS Rehearsals at Hermitage Works Studios. 28/06 #STDRUK2022 pic.twitter.com/hArd6LtFYl
— #STDRUMS ユージ・レルレ・カワグチ (@rerure666) July 4, 2022
とどのつまり、ドラムを叩けていないフラストレーションが積もっていただけなのだろうか。人前でのパフォーマンスとは別の、根幹にある「ドラム演奏欲」が満たされて非常に爽快な気持ち。ライヴに向けての練習もじっくりできたのは大きい。
18時までと言われていたものの、その後の予約が無くなったため18:30頃まで演奏。Nathan は彼女の誕生日ということで先に出てしまったので、また来週来てゆっくり過ごしたいところ。ありがとう!休憩中に「ギリギリまで編曲している」と伝えると “Yuji style” と返答された。STLOG シリーズは彼の協力なしに生まれていない。
こうしてペダルと共に帰宅。生活リズムが違うため Ferrish とろくに話せていなかった。昨日の夜食の配置から分かる通り彼は日本のメンタリティーを崇拝しているため、文化にも強い興味を持っている。何故 Court が『宮殿』なのか、Wish you where here が『炎』だったり。スペインは映画の意訳がユニークらしく、ランボーは “Acorralado”(角) 角というか壁の中というか…。
そんな雑談をして彼は早々に就寝。明日への準備は続く…。
それでは、続きはwebで。チーン。
season1-16
【16回大記念!日英中継生放送編】
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