10:30 にアラームで目覚める。昨日寝る前に Rat Records から全品30%OFF と Facebook に投稿されていた。そりゃ行くしかないと思いつつ、身体の疲れが抜けておらず二度寝。12時頃に起きて準備をしていると、今日のレコーディングが延期になったと Javi 達も起きてきた。さて今日をどう過ごすかと、こういう作戦会議が実に長引くため、適度に切り上げさせてもらいバスに乗る。
店に着くと、随分と賑わっている。店員さんのうち1人が気付いてくれて挨拶。どういうセールなのか訊くと、…閉店??なんと、今日が最後の営業日だったのである(写真を見直せば書いてある)。だから全品30%オフだったのか…。棚は掘り尽くされた後の残骸が残っている状態で「何かを買って帰りたい」という気持ちもあり数枚発掘。驚きの偶然となってしまったが、最終日にお店に寄れてよかった。壁に飾ってあった Brian Eno のジャケットを記念に貰う。…頑張って起きて来ればよかったぜ。
15時前に帰宅。これまで買ったレコードは日本に持って帰って初めて聴けるお楽しみだった。しかし、この家にはレコードプレーヤーがある。当時のイギリスで発売された音を聴くのが好きで70年代のオリジナル盤を探している身としては、ここロンドンで聴けてしまうという…私のレコードの楽しみ方として至高の瞬間を手にしてしまっているのである。
優雅なひと時を過ごしながら昼食。今日は友人に会いに行く予定がある。
17時過ぎに3人で外出。Tulse Hill Station を使うのはなんだかんだで初めて。Overground はのどかで気持ちがいい。
一昨日の出来事、超有名曲をバスキングで演奏する理由を Javi に訊くと、曰く “How to be a busker” のようなサイトがあり、そこに「バスカー演奏トップ20」が掲載されているのだそうだ。だから選曲が似ているのか…。彼がどういった本意で選曲していたのは定かではないが、何かを始めようとしたときに真っ先にネットを頼りにしてしまい、他と変わらぬ結果を量産してしまう状態はどこの国も同じものなんだな。
というわけで South Bermondsey からオフライセンスを経由して Ferrish 邸へ到着。1月に引っ越したばかりらしく、随分と綺麗な内装。6月後半からはこの家にお世話になる予定なのである。Bosche も Maru も来ていていい感じな盛り上がり。
Ferrish は2019年9月に2週間ほど東京へ滞在していて、ライヴ後の朝に「どうしても Black Rose が聴きたい」とウチまで来て2人で聴いたのも懐かしい。今は随分と健康的な生活をしているそう。髪型どうしたんだろう…。
スペインの定番食前酒 “Vermouth” を嗜みながら、オフライセンスで買った射的ゲームで遊んだり、パターゲームで遊んだり。プリミティヴな遊びって面白いよね。家でゴリゴリ飲むのかと思いきや、パブに行こうと21時頃に外へ。
道中に出会ったお犬さまたち。写っていないもう1匹は柵をすり抜けられるサイズで家から逃げ放題。
20分ほど歩いて最寄りのパブへ到着。アコーディオンでのワンマンバンドがBGMの代わりとなり、ローカルでいい雰囲気。Maru と日本語の捉え方の話しをしたり、Heroes を演奏してくれて一緒に歌ったり、楽しく飲んでいたのだが…。何らかの理由で外に出たとき、事件は起きた。ドアマンの従業員が、何故か戻ることを許さないのである。不思議なことに他の人は再入場できている。何が起きたんだ…?
後日談としては、何らかのコミュニケーションで「もう店に戻ってこない」ということになっていた。この店にはスタッフも飲みに来ており、再入場できていた人たちは全員スタッフだった…などあったようだが。それにしてもドアマンの対応が結構強烈で、どうやら余所者に厳しいのは「ローカルパブあるある」らしい。ひょんなわだかまりも生まれつつ、解散。
Bosche と Maru が幸せそうならばそれでよいだろう。
家の近くのピザ屋で巨大ピザを手に入れ帰宅。こうして土曜日を贅沢にオフとして過ごした。明日は気持ちも切り替えて Brick Lane に行くぜ。
それでは、続きはwebで。チーン。
season1-15
【まあMEGADETHだけどね編】
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