8月16日 (金)
この日は AT HALL でのドラムクリニック。スーツケースドラムも並べて、オーナー河村さんと開始5分で KING CRIMSON の話しをしてしまう末期な時間。翌日共演でもある rural district 高野さんのご子息、エイタにボンゾキックの秘訣を伝授して任務完了。楽器や演奏に興味がある人々が互いに交流できる時間はとても有意義だった。内容と結果を繋げる動きをしてきたいと上野くんとのフィードバック。河村さん、ヒカリと4人で打ち上げをし、明日のレシピを打ち合わせる。レシピとは…。
8月17日(土)
午前中にヒカリの車でスーパーマーケット「メロン」へ。質はいいけど安くはないと聞いていたが、東京よりも全然安くて無敵。魚売り場の方との会話で盛り上がり、新旧の世代交代を米と共に考え、無駄のない動きで「また今夜」と解散。Good times.
制作と「仕込み」を挟みつつ、一旦大分のライヴハウス “SPOT” に顔を出すとセックスマシーン！！の皆さまと数年振りの再会。近況報告をしつつ新作「先祖にラブソングを」を頂戴する。お盆ソングの決定盤。裏ジャケはATLANTICならぬTATALANTIC。愛情とアウトプットが常に絶妙なんだよな。
帰ってきて本腰を入れて仕込みを続ける。その間にライヴのサウンドチェック。ここをどれだけ「巻ける」かが今後の「皮巻き」に影響する…なんのこっちゃ。ギリギリに仕込みを終えて開演。
大分合宿の集大成といえる AT HALL でのライヴ。機材量の限界がありステレオアウトでの演出となったが、シンプルな演出がドラムへ集中力を高める新事実も判明。いかに外側を豪華に見せても中身がよくなければ響かず、如何なる状態でも本質がよい結果へと導いてくれる。それは AT HALL という無機質 (＝飾れない) 場所こそが教えてくれた発見だった。10月に共演する揖斐さんも来てくれて無敵。
ライヴ終演後に身体にまとわり付く「放出感」をもって魚を切ったことはあるか？私はある。キッチン直行で打ち上げ準備。冷やしキュウリに始まり糸寄鯛と鯵の刺身、なめろう、鳥レバーと木耳炒め、焼き鳥に鯛飯で打ち上げ担当完遂。THE 大分合宿の集大成。豊富な食材ポテンシャルを知っているであろう地元の方々に喜んで頂き光栄の極み。レバーのクオリティーが違う。
鶏皮を焼くためキッチンに向かっていると…まさかのモーリーとケンちゃん登場。粋過ぎる！こうして無限の夜が始まってしまった。
8月18日 (日)
昨夜の記憶も朧げ…「休日」と決めて過ごした1日。カワハギと鯵にくろめ納豆を差し入れてくれるヒカリ。やるしか無いようだな。糸寄鯛のアラから身をほじくって鯛飯vol.2。うっかり楽しんでしまい少々ディレイして KURUKURU にて総括。占い師さんが作るシナモンロールが販売され、隣ではカルロスさんがネオジャージャー麺を作っている。今日も街全体がチルで囲ってきてやがるぜ。
ヒカリの運転で田ノ浦まで連れて行ってもらい、念願の海…！しかし遊泳時間が決められており、一瞬の着水。それでも充分に楽しめた。結局再度別府まで送ってもらい、車内のBGMは GLOSS DROP、GOAT BELL から So we won’t forget へ。まさしく。忘れられない、忘れたくない日々。ヒカリともまた再来月。
駅前高等温泉で一息ついてノープランに歩き出す大分最終日。2分後「#STDRUMS！」
KURUKURU のライヴを観てくれていたクウちゃんの声と、調布在住のアイミ。うどん屋に同行する旅が始まってしまった。しめ鯖、天麩羅うどんを平らげ、彼らがDJをしに行くというエレ雅商店に向かう。別府のバスキングを見てくれたというヨシくん、bonobo でのライヴで同じ空間にいたというリュウくん、KURUKURU の日高昆布を買っていたモモカ…などなど、別府での動きが総括されるように重なり合う出会い。エレ雅先生の料理はどれも絶品で、ワンアクセントあるアイデアが素晴らしい。あれだけ食べたのにまだまだ入る。別府やばし。フリーマーケット内から財布を見つけ、マネークリップと小銭入れの生活から10数年振りに戻ってみることにした。
こうして街での出会いから、気付けば新たなる仲間たちと車で海に来ていた。強烈な月光に誘われ、心地いいサウンドシステムと共に夜の海を眺めていると、向かいでは雨雲の裏で雷が乱発し、ナチュラルなライティングが現場を沸かす。極限までの現実が神秘的な非現実を生み出していた。なんて夜だ。最も盛り上がる差し入れは桃。
8月19日 (月)
精算の日。余った各種だし汁と食材を全て煮詰めたカオスにゅう麺。デンマーク出身のヨナスとコミュニケーションについて話す。日本人が取ってしまう対応の1つ「無視」は、勧誘が多く、他者とのコミュニケーションが苦手な社会では仕方ない手段なのかもしれない。しかしコミュニケーションが円滑である欧米諸国ではどのような対処となるのか。日本人は Polite である(ありたい)国民性のため “NO” が言いにくい。そのために最初の入り口で食い止める必要が出てくるのではとヨナス。例えば席を自由に行き来できる pub に対して日本での居酒屋は常に席が決まっている。こういった文化差がコミュニケーションの在り方に差異を生み出しているという話し。
デンマークでは高校生から飲酒が可能で、スクールイベントでは先生がアルコールを学生に販売して学校内で飲むとのこと。その中には編入などの事情で年齢に達していない学生もいるが学校側も黙認。それはクラブなどに行くよりも「結果的に安全」になるという判断なのだそうだ。個々人が独自の判断力を持てる社会は本当に素晴らしい。また10月。
こうして福岡に戻り、ソウくんと PEACE にて今後の計画を練る。遂にジュンさんと邂逅。紅子、つつみ、まっちも最終夜に相応しい幸せな夜。縦横無尽に酒を作りまくる宮崎パワーで締め括る。
8月20日(火)
部屋を掃除してウエスト。財布は中身が見えないので中身のチェックが必要となる。諸連絡をしていれば夕方となり、全ての荷物を抱えて「わらきたれ」にて、やはり最後はこの男。思い返せば3月に入店したこのお店。サービス満点の刺し盛りに日本酒まで飲ませてもらい任務完了。東京へ帰還。
本当にあっという間だった二週間。未来と可能性しかないこれからと、実益と休暇を兼ね備えた旅は大成功を収めることができた。ひとえにご協力してくれたコウちゃん、上野くん、ケイタくん、高屋さん、かっちゃん、翔一くん、ヒロシくん、河村さん、ヒカリ、フライヤーを刷って置いてくれたユウヘイ、美希ちゃん、ソウヘイ、ジュンさん…各会場スタッフの皆さま、共演の皆さま、そしてライヴを観てくれて、出会ってくれた全ての美しい皆さまに心からの感謝を。繋ぎ繋がれ。So we won’t forget. そう何度でも。
10月26日 (土) 北九州MEGAHERTZ にてお会いしましょう。
nakaitoshifumi & #STDRUMS
RICH BUDDIES JAPAN TOUR 2024
会場別デザイン！
特製プリントチケット発売中。
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10月14日 (月) 仙台 FLYING SON
10月26日 (土) 北九州 MEGAHERTZ
11月7日 (木) 大阪 SOCORE FACTORY
11月9日 (土) 名古屋 ROCK 'N' ROLL
11月19日 (火) 渋谷 O-WEST
それでは、続きはwebで。チーン。
