METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums

WIRES from L.A. と過ごした数週間、当日オファー当日出演での #STDRUMS ワンマンライヴ完遂。

投稿日:2024年6月2日 更新日:

Los Angeles からやってきた “WIRES” は4本のライヴに関わらず2週間以上日本に滞在。ツアーと bandcamp をきっかけに仲良くなり、滞在中はほぼ毎日一緒にいた。

ツアーは初日の大阪・火影を皮切りに、20日は渋谷RUBY ROOM。歌舞伎Zushi の出店と再会を喜びながら、WIRES の生演奏は圧巻であった。ドラマー Joel は今ツアーのサポートメンバーのため、若干荒削りな部分もありながら「合ってしまう」タイム感。手数とグルーヴの共存。音楽が必要として活かされるテクニック。

父親がドラマーで2歳から叩いているという必殺テクニックを終演後に散々教えてもらい、お礼に安安にて必殺焼肉返し。「人生で食った肉で一番うめえ」と言う彼の食へのリアクションは今後も後を引く面白さとなる。

20水曜日に横浜 BuzzFront にていよいよ共演。ベーシストとやりたいと思って練っていた曲の素材を持っていき Max に弾いてもらう。やるにはリズムの基本をもう少し安定させるべきだったと反省もありながら、ゲストを自由に出し入れできるのはソロならではの強み。

機材トラブルに対応できないのはドラムソロならではの弱みである。この日も WIRES は無双状態。久し振りの Valows もご機嫌の演奏。

明くる23木曜日は都内にてジャムセッション。会った初日に「SHEDやジャムはやらないのか」という提案を受けて急遽開催。最終的に10人以上のミュージシャンが集い、爆音ノイズルーム化したのであった。

言語はなくともコミュニケーションできるのだから音楽は素晴らしい。若手のミュージシャンたちが強烈な演奏に目を輝かせ、WIRES のメンバーも新しい出会いに喜んでいる。ベース、ヒカルのプレイを受けて Joel からソロプロジェクト参加のオファーがあったり。

ロビーに出れば偶然別のツアーをしているというバンドとメンバーの再会があったり。新しい繋がりと刺激を狙って開いたジャムセッションは大成功と言えた。

終了後はリオさんが知っているというバーにて交流会。珈琲焼酎を嗜み、気付けば朝。TYPE-C など様々な珍笑いが耐えない平和時間であった。この間に連絡があって…

24金曜日。WIRES ツアー最終日であり、昨日深夜に急遽決まった荻窪 TOP BEAT CLUB での #STDRUMS ワンマンライヴ。サポートで一度来たことがあり、出演したい会場だったので願ってもないが、当日オファー当日出演でワンマンライヴを経験した人はそう多くはないだろう。

フレキシブルに対応して下さるエンジニアのお陰でマルチファイブスピーカー実装。初めて見た60年代ヴィンテージのベースドラムを使用させていただき演奏。集客面など当然課題も多いが、動けるのがソロの強み。また改めてじっくり計画をしてのライヴを約束し、任務を果たす。

一度帰宅して中野へ。ショウは終わってしまったが WIRES のメンバーと合流。Joel は明日先に帰ってしまうとのことで、最終夜を共にしない手はない。Joel, Travis とその友人と居酒屋に行き、つくねでノックアウト。最終的には JET BAR でアーケードゲームを嗜みながら朝方に解散。このあと私は何故か渋谷に向かった…。

明くる26日は Max, Travis の2人が事務所に来訪。Max はヴィーガンのため、Amadeusz が置いていったソイハンバーグの出番。サラダを振る舞い束の間の音楽時間を過ごす。このあと彼らは渋谷のクラブへと消えていった。このあとはお互いのタイミングが合わず、火曜日に母国へと帰っていった。

怒涛の一週間。 “Pleasure of music” に包まれる彼らと共にすることで、テクニックの本質と、音楽に必要なものがよく見えたツアーだった。自身もオーガナイザーの如く今回のツアーを盛り上げようと奮闘したのは、また次回も来てもらいたいから。

昨年の ZURITO ツアーと同じく、音楽を演奏する本質的な喜びを間近で体験し共有できる機会は、身近にありながらも気付けないものである。インバウンドの影響で、いわゆる供給過多な現状に埋もれるものが多い。

ZURITO も WIRES も「知らないだけ」で、観たらぶったまげる。名作とは「知られたから」名が知れたのであって、大多数の素晴らしい表現・アートは身近に隠れている。共有ではなく「自分の価値観」でそれらを探し、出会うから面白い。

WIRES と過ごした時間はかけがえのないものとなった。また次回の来日ツアーには是非ともじっくりと関わっていきたい。ナオキさん、ジュンジ、各所ご来場の皆さま、ありがとう御座いました。連日朝帰りのパーティー週間を経て、#STDRUMS は進み続ける…。

2024年6月21日 (金)
渋谷 7th Floor

#STDRUMS presents
第一回【U.K.初盤食堂】
ゲスト:笠原佑介 & 諸石政興 (来られれば)

入場料:¥1000 (予約不要)
鮮魚のなめろう付き前売り券:¥1700
(https://shop.rerure.com/product/e_20240621/)
▶︎OPEN 18:30 / START 19:00

それでは、続きはwebで。チーン。

-#stdrums
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