G.Garage/// 第三回本公演『リチャード三世』
振り返れば3ヶ月も前に開催された興行であることに驚きを隠すべく、久し振りの再開を果たした出演陣たちと急遽、即興でのライヴ公演が決定いたしました。
『リチャード三世』主催の河内さんとは同会場の渋谷RUBY ROOM にて、横井翔二郎との即興リーディングユニット(こっちも即興かい〜) “Bi-syu” と #STDRUMS の対バンイベント【RICH FOREVER TRADITION】を開催し、新たな風物詩を作り上げている。
今回は俳優3人 + サックスのナオムちゃんも迎えて5人編成での共演。あくまでフロアはスタンディング(立ち見)で、ライヴハウスらしい自由さを保ちながら音楽と演劇の新たなる融合と可能性を楽しんでいただけたらと思っております。
会場から日程の打診をされた際に即刻組んだ、文字通り『緊急決定』のライヴイベント。
以下、出演者を私感たっぷりでご紹介いたします。
河内大和
もはや説明不要の『シェイクスピア・マシーン』。昨年は野田秀樹演出『THE BEE』メインキャストへ大抜擢され、炸裂する百々山警部を披露。舞台表現のみならず音楽へも造詣が深く、ハードコア・パンクを彷彿とさせる魂燃え滾る演技を至近距離で味わえるのはライヴハウス(RUBY ROOM)ならでは。実は過去に我々2人(ドラム・リーディング)のみでのライヴ経験もある。
原慎一郎
前回のリチャード三世にて初めまして、一言目から「イイヤツ」が確約される優しき “巨人”。それは体格もさることながら、ミュージカル公演で鍛えられた低音が充塞する分厚い音(声)にある。数々の興行への出演に加えて、映画『アナと雪の嬢王』クリストフの吹き替えを担当。肉体派の面々のなか、どういったアプローチでの参加となるかは今公演最大の見どころの1つ。
小田伸泰
出会いは河内さんと同時期で、舞台関係の付き合いに於いて年齢の上下を気にさせず、平等であることを寛容にしてくれているのはこの男のお陰かもしれない。だがその仏のような寛容性も舞台上では一切顔を出さず、常に一点集中・堅忍質直。誰よりも熱く誰よりも不器用なエナジーは会場の心をシェイクしてくれる。舞台上の設計にも詳しい。実はギタリストであり、メタル仲間。
副田整歩
関東某所での野外即興(またかい〜)朗読シェイクスピア劇【MACBETH TO MORI】から関わり、リチャード三世では共に音楽を担当。多数のエフェクターを駆使し、ときにギターの如く鋭く・ときにキーボードの如く深くリアリティーのあるアブストラクトなサウンドを導き出す管楽術師。クラシックから現代音楽を掘り込み、レルレとは正反対からトンネルを掘り続けて地球の反対側で出会ったような、水と油の邂逅が今再び訪れる。
勿論(?)なにをやるかはまだ決まっておりません。下準備が無いからこそ役者の地が滲みでる面白さがあります。一夜限りのスピンオフ・イベントをどうぞお見逃しなく。
5月22日(日)
渋谷RUBY ROOM
即興音楽劇 〜緊急決定 vol.1〜
出演:
河内大和
原慎一郎
小田伸泰
副田整歩(Sax)
レルレ(Drums)
OPEN -18:00 START -18:30
ADV ¥3000 / DOOR ¥3500 (共に+1d)
※オールスタンディング
▼前売り予約▼
https://www.rerure.com/blog2/ticket
河内大和 Yamato Kochi
俳優。1978年山口県出身。新潟で演劇と出会い栗田芳宏に師事。04年より「能楽堂シェイクスピアシリーズ」にて、マクベスやハムレットなど数々のタイトルロールを演じ、海外公演にも多数参加。11年に上京後、13年に「G.Garage///」を旗揚げし、演出も手がける。主な出演舞台『ヴェローナの二紳士』(蜷川幸雄演出)、 『春のめざめ』(白井晃演出)、『リチャード三世』(シルヴィウ・プルカレーテ演出)、『終わりよければすべてよし』(吉田鋼太郎演出)、『ダム・ウェイター』(大澤遊演出)、『君子無朋』(東憲司演出)、『THE BEE』(野田秀樹演出)
原慎一郎 Shinichiro Hara
東京都出身。主に舞台を中心に活躍。近年も主な出演作に、舞台「終わりよければすべてよし」「マリー・アントワネット」「走れメロス」「ACIVIL WAR CHRISTMAS」「一尺四方の聖域」「エリザベート」「ヘンリー五世」「生きる」「メタルマスク」disc1「修羅天魔~髑髏城の七人 Season極」「ビリー・エリット~リトル・ダンサー」「フランケンシュタイン」「Play a Life」など。映画「アナと雪の女王」ではクリストフ役の吹き替えを担当している。
小田伸泰 Nobuyasu Oda
陸上自衛隊第10特科連隊出身。在隊中は災害派遣や砲手、通信手、装輪操縦手、連隊銃剣道選手として活躍。その後劇団俳優座へ所属。以降、映像舞台問わず幅広く活躍している。主な代表作として、TVCM 西友 「負けねぇ編」、劇団俳優座「面と向かって」、俳優座劇場プロデュース「もし、終電に乗り遅れたら…」等、他多数。
副田整歩 Naomu Soeda
音楽家。サックス奏者。木管楽器全般と鍵盤楽器を演奏する。作編曲、プログラミングに精通し、アーティストプロデュース、レコーディング、ツアーなど幅広く活動している。ジャズ、クラシック、コンテンポラリー、アンビエント、即興、そしてエフェクターを駆使した独自の奏法に定評がある。中塚武、コトリンゴ、YUKI、くるり、Superfly、大橋トリオ他、多くのアーティストのライブ・レコーディングを手がける。お経とジャズを融合させるプロジェクトNam Jazz Experiment主催。米ダダリオwoodwindsリード公式プレイヤー。
ユージ・レルレ・カワグチ Yuji “Rerure” Kawaguchi
1月4日生まれ。小学校の音楽室にあったドラムを叩きはじめて現在に至る。路上ライヴで世界各国を渡り歩くドラムソロ・プロジェクト【#STDRUMS】にて活動中。ロンドン地下鉄車内でのゲリラ演奏映像で話題沸騰。ドラムンベースを人力で演奏するスタイルをハードロックに彩り、ワンステージで一生分のドラムを縦横無尽に叩き尽くす。平沢進+会人(EJIN)でのドラムサポートも記憶に新しい。
それでは、続きはwebで。チーン。
season1-7
【ラベル見て『あーへぇ〜』編】
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