熊本にて10時前に起床。
チェックアウトを済ませ、朝食を求め商店街の方へ。
九州地方で流行ってると思われる喫茶店チェーンにてエッグベネディクト。
飲んだ翌日には嬉しい油分感である。
昼過ぎに北南を目指して出発。
この辺りの道路は大体単線で追い越しができないため、運が到着時間を左右する。
ノロノロしている車が前にいると、急ぎたくても手の出しようがない。
そんなこんなで意外と車が進まず…。
現地に到着してから時間の余裕が無さそう判断し、道の駅で鶏天を体験しておく。
この料理は冷めても美味しい予感がするな。
結局水がクオリティの全てなんじゃないかと、昨夜の一件から睨むばかり。
AUTOBAHN〜♪
というわけで16時過ぎに大分AT HALLへ到着。
奥に広さを持ちながらもオープンな鳴り。
もう既に楽しそうではないか。
距離感はあるため、今日もマルチマイクで集音。
昨日のNAVAROの作り方を踏襲しながら、ハコ全体の鳴りを活かせれば勝利。
PAリョウスケくんの親密な仕事がアツい。
九州で稼いできた細かい伏線も、ここで一旦回収される。
レンズが割れたプロジェクターでの “FANTASTIC PLANET” VHS再生。
内容に相応しい環境演出となることだろう。
✴︎maditation drive✴︎
初めての熊本に引き続き、初の大分。
名前を知っていたハコが素晴らしい環境であり、開演前から期待値は高い。
DJを経て1番手は “P.o.R.N.o”
初日の『秘密』で対バンした P.O.V のドラムデュオ・バージョン。
ハードコアスタイルの直線的ドラミングにノイズがマッチしていく。
フロアライヴというアイディアも楽しい演出。
続いては “ALLESWITZ” ステージでの演奏。
こちらも初日以来の再演。
予想通り、AT HALLの環境で観ると印象が全然違う。
ローファイな雰囲気をそのまま出すことで得られる退廃的な高揚感。
この会場が持つ雰囲気を体現したような演奏であった。
“ALLESWITZ” での印象は、続く “黒の巣” で具現化されることとなる。
フロアにセッティングし、ループするリフとノイズ・低音が噛み合わさっていく。
次の出番を控えていたため、椅子に座りながらじっと演奏を眺めていた。
意識を集中させようと一旦、眼を瞑る…。
10秒ほど、何か異変を感じて正面を見る。
ヒロシくんのギターが真っ二つに割れていた。
?????
繋いだエフェクターを放り出し、突如マイクを持ってシャウト。
あらゆるエネルギーを表現に放出した結果なのであろう。
破壊したギターは、恐らく長年愛用していたと思われるファイヤーバード。
「このままじゃイケンと思って、ああするしかなかったよ〜。」
そんな穏やかに言う話じゃあない笑。
いつもの穏やかなヒロシくんとは違う、しかし彼が持つエナジーの真髄を見た。
#STDRUMS pic.twitter.com/EexFG775Ib
— ゾ (@zongulldaak) July 24, 2021
もう既に枯れ気味の声だが、終演後にはアナウンス。
これもまたヒロシくんらしい気遣いのサポートである。
場の空気を締めてくれるのには充分過ぎるパフォーマンスを経て #STDRUMS。
深呼吸と破壊行為を同時に得たため、並々ならぬ気合いがセッティングされた。
表現とは『不正解以外』の全てが存在する千差万別の世界。
自分なりのアンサーを持って演奏することが出来たと感じている。
トリは “hospi” gigiのライヴにも遊びに来てくれたホスピくん。
パフォーマンスを観るのは初めて。
様々な音楽の造詣を抽出したトラックが最高にカッコいい。
演奏の手法・形態もユニーク。
ソロにはまだまだ無限の可能性があるのだな。
“ALLESWITZ” ドラマー、ジンさんの盛り上がりっぷりが陽気で楽しい。
各ステージの間にはuranos、ハルちゃんのDJが繋げてくれる。
充足感の根幹には、ツアーで馴染んできた友人達の信頼が滲んでいた。
終演後のMAGMA連合。
フネさんもTシャツを着ていたのだが、既に着替えてしまっていた。
MAGMA三兄弟撮りたかった笑。
片付けを済ませて、近くの居酒屋さんにて打ち上げ。
大分は麦焼酎。
昨日の余韻でお冷やを忘れずに。
“ALLESWITZ” の皆さんとも少しずつ打ち解けて来れた気がする。
桂さんとも話が進みつつ、全員集合は随分と遅くなってから。
ウエダさんの傍若無人っぷりも萌えて見えるようになってきた笑。
ツアーの成熟度と比例して、終わりも見え始めた水曜日。
AT HALLの楽屋を丸ごと寝泊まりに貸して下さるようだ。
シャワーまで付いていて至れり尽くせり。
空調が回らない心配を他所に、少し早めの就寝。
明日はオフで別府を嗜む予定。
それでは、続きはwebで。チーン。