METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Daily

Five days running exhibition 〜20190919 大阪前乗り編〜

投稿日:2019年9月20日 更新日:

9月18日
ふとできた空き時間にスタジオへ入り、家での練習をフィードバックする。
上達とは日々の積み重ねであることを痛感する。
そして家に戻り、私はこれからへのコンディション作りに勤しんでいた。
残った鱚の一夜干しを一斉に焼き上げ、白ワインとビールで流し込む。
(写真はお昼に食べた冷やし鱚うどん)
大量の機材をまとめ、戸締りを確認し、ボトル片手に外へ…異様な光景である。

大阪への移動は新幹線が格別だ。そこまで高い値段でもない。
しかし今回は偶然にもセールに当たり、格安で深夜バスのチケットが取れた。
約10時間の長旅…それも車中泊なので周囲を配慮するとなにか作業をするのも難しい。
眠る以外ない。
こうして『コンディション』を作り上げていたのである。

無事に搭乗手続きもトイレも済ませていざ出発。
Five days running exhibition… 5日間連続ライヴの旅、スタートである。
全てが順調だ。
だが…やはり…眠れない…。深夜バスはどうも苦手だ。
理由は環境以上に旅への期待である。
アルコールはときに敵にも味方にもなることを忘れてはならない。
今私の肝臓で分解されようとしているそいつらはテンアゲ要素満載だ。
耳元ではFRANK ZAPPAのHOT RATS.
69年の魔術よ!そんなに私を楽しくさせないでくれ!
Son Of Mr. Green Genesのドラムが素晴らし過ぎてクレジットを調べ
Paul Humphreyのソロ音源のオリジナル盤がいくらで売っているかをebayで閲覧する始末。

我が作戦は今回も失敗に終わる。
琵琶湖で迎えた朝焼けの壮大さが、抵抗への無力さを物語っているのであった。

こうして不眠のまま19日の朝8時、大阪へ到着。
早速駅を目指す。
ここは日本だ。この時間だ。
そうか。朝ラッシュのタイミングに重なっていた。
これは深夜バスへの新たなる懸念点である。

人の波に飲み込まれながら向かう方向を探す。
『四つ橋線』に乗りたいわけなのだが、案内には他の路線の名前ばかりが目立ち
肝心の『四つ橋線』は常にトゥームレイダーのヒントのような書かれ方だ。
この会社はなにか嫌がらせでも受けているのだろうか。
LPなども入っているので重量もあるこれだけの荷物を持ってうろつくのは一苦労。
ようやく改札付近へ到着すると、人が詰まってホームに到達できないほどの混雑。
これだけ人気のある電車なのだから案内はもっとメインストリームであれ!初級ステージであれ!
『朝ラッシュが無理』という理由でサラリーマンを辞めた私にこのダンジョンを挑む気力があるわけない。

JUST CHILL.

同じくSTを名乗る会社も発見。

気付けば9時半頃。
これはと思い立ち、もう少し粘ってみる。
10時に合わせて移動。機材を引きずり梅田駅へ戻り東急ハンズへ。
明日からのツアーに備えていくつか機材の調達・改造を目論んでいる。
何故事前に東京で済ませてこなかったかは、
昨日のスタジオを経て思いついたからに他ならない。

各素材のコーナーにしゃがみ込みあれやこれやと。
段々とグルーヴしてくるのが感じ取れる。眠気はどこへ行った。
約1時間ほどうろうろし、細かいアイテムを手に入れた。
こうして四つ橋線ダンジョンへ戻り、西成・呼鳴手邸へ到着したのは12時頃。

そこから眠ればいいものの、早速工作を始める。
まず絶対やらなければいけないことはライヴで使うイヤホンのプラグ修理。
やろうやろうと気付けば今日、大阪になってしまった。
断線の修理をしたことはあるが、交換は初めて。
色々調べてみてわかったのは、このプラグは配線がしにくい作りで
移動先ではやや骨の折れる作業になることだった。
あれやこれやと約2時間かけて遂に完成。
終えても引き続きハンズで調達した素材で工作。
こちらは単純で、スタジオでの試行錯誤が重要である。

15時頃にお出かけ。
みよ!これがLOTUS ROOT原画。
驚異の点描画である。凄まじい。
LPのラベルも、RICH FOREVER SEMINARのフライヤーも、全て呼鳴手氏によるもの。
http://yonarte.com

さて、西成といえば

やまき。
やはり美味い。
3人で会計900円という桁外れの戦闘力。

続いてマルフク。
やまきとは違う良さ。
右上の液体はビールという名の幻想。お犬氏も参加。

行きたかったうどん屋が木曜定休日だったので、
じゃんじゃん横丁の『きくや』へ。
怖い店主がいるという噂で、確かになるほど、クセのある…。
串カツは衣はカリカリ・ふわふわ。うーむ美味い。
店主が串カツへの拘りをこんこんと教えてくれているときに
「ヘルシー・女性に人気のイマドキ串カツ」みたいな番組が流れていたのが今日のハイライト。
エンターテイメントごちそうさまでした。
100円ショップなど寄りたいところを周りながら流石に体力の限界を感じる…。

一旦家へ戻り仮眠。19時頃に目覚めると、呼鳴手氏も今夜時間ができたとのこと。
飯でも行きますかと。
車に乗って
着いた先は…

和歌山県アロチ『丸高』
初の和歌山ラーメン体験。

机には鯖の『早寿司』が常備されていて、おでんをつまみに軽く飲む。
ラーメン屋というより居酒屋という印象。

なのでラーメンそのものの量もほどほどで
あっさりとこってりの中間。特徴が無いといえば無い。
しかしこの感じがなんとも美味しいのだ。非常に「丁度よい」お味。
ご馳走様でした。
25時前に家へ。

どうやら本当にラーメンのためだけに和歌山まで行ったようだ。
軽く晩酌して就寝。明日から5日連続ライヴワークがスタートする。

2019年9月27日(金) / 渋谷RUBY ROOM
【RICH FOREVER SEMINAR vol.6】

#STDRUMS
GREEN MILK FROM THE PLANET ORANGE
ABIGAIL
OUTSIDE DANDY

【SWITCH STAGE THEME】
RHIME手裏剣 as.Shreaky D

OPEN -18:30 START -19:00
ADV -2000yen DOOR -2500yen
◆入場者全員に特製CDプレゼント! (非売品)

チケット予約はこちらから!

それでは、続きはwebで。チーン。

ドラムレッスン受講生随時募集中!
あの曲を叩けるようになりたい。ドラムを叩いてストレス発散してみたい…
未経験・初心者の方大歓迎!
経験者の方にはお悩み相談、基礎・ルーディメンツから
ツーバスやブラストビートといった専門的な演奏方法まで幅広くお応えいたします。

新宿HILL VALLEY STUDIOにて1時間4000円。スタジオ使用料込みです!
僕の愛器を並べてドラムキット2台でレッスンできます。
まずは無料体験レッスンからどうぞ!
⬇⬇⬇詳しくは⬇⬇⬇
https://www.rerure.com/lessons.php

-#stdrums, Daily
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

ロバートフリップ風日記② カクシンハン『タイタス・アンドロニカス』

2017年8月15日(火) (この日も自宅から始まる) 10:30 起床。気絶から目覚める。 10:40 ご飯を炊く。 10:55 弁当を作る。 11:00 移動。 11:40 チューニング。慣らし。 …

RICH BUDDIES JAPAN TOUR 2024 総括 Part.1 〜仙台・九州合宿編〜

ライヴとは常に実験の場である。実験のために楽曲が準備され、定型に沿って目的を遂行していく。私は 2022年の RICH BUDDIES JAPAN TOUR を振り返っていた…

ZURITO との週末 / 日曜日の8時間バスキング / ロンドン中心部の現実 / #STDRUMS U.K.TOUR 2023

ストリートでは街に向かって演奏するため、ゴキゲンな楽曲でも人々が無視するように通り過ぎていけば『殺伐とした人々と街のBGM』へと様変わりする。往来の忙しない交差点。音楽が持つ力と自身の無力さ。東京での見覚えある現実と、既視感あるロンドン・セントラル。憂いを込めて演奏していた曲が “闘志と祈りの音楽” へと変貌した瞬間、曲を終えてあたりを見渡すと…

23/09/2023 : Busking in Brixton / Lluis Lewisham house party / #STDRUMS U.K.TOUR 2023

10時ごろに起床。野菜を求めてスーパーマーケットへ。小銭以外を持ってき忘れてしまい、限られたお小遣いでの厳選した買い物となる。重い食事の日々なので、積極的に野菜を摂っていきたい…

18/09/2022:#STDRUMS + バビロンブレイカーズ at 下北沢 LIVE HAUS

10月から始まるツアーの準備をしていれば毛根な季節。新作 JUST A PHENOMEON のリリース準備に加えて受注生産パーカーの受付締め切りも重なってくるのだから…こんな無茶なスケジュールを一体誰 …

Archives