9月27日、夜10時頃。
英国から無事日本へ帰ってきた。
今回のツアーは2日〜5日の大阪から始まり
その足でスペインへ向かうタイトなものであった。
…まだツアーは終わっちゃいない。
29日にリハーサルを終え、明くる30日。
機材をカートへ積み込み恵比寿LIQUIDROOMへ向かった。
NECRONOMIDOL ワンマンツアーファイナル。
3日に大阪KING COBRAでもワンマンライヴがあったため、
ネクロ魔に始まり・ネクロ魔で終わる今回のツアー。
到着して早速自分のドラムキットを組み立てる。
この3週間、ずっとスーツケースか向こうのキットを叩いてきた。
ましてやLIQUIDROOMという広々とした環境。
計らずともサウンドチェックが止められない。
減量を続けてきたアスリートが深夜にラーメンを食べたような感慨深さだ。
まさかこの代償に、シンバルが割れてしまうとは…。
現実逃避。時間もたっぷり使わせて頂きサウンドチェックを終えて、
等力、ジュネと近くの中華料理店へ。等力はこの周辺に詳しいようだ。
自家製ラー油をたっぷり頂いてハコへ戻る。
何故だかわからないが、昨夜リハの後うっかりマサミちゃんと朝まで飲んでしまった。
何故だかわからないが。
仮眠のような放心のような時間を過ごす。
リラックスも充分。ステージへ向かう時が来た。
9月30日(土) 恵比寿 LIQUIDROOM
NECRONOMIDOLワンマンツアーファイナル
“BEYOND THE REALMS OF DEATH”
僕が初めてネクロ魔と出会ったのは丁度2年前の9月だっただろうか。
去年も彼女たちはここLIQUIDROOMでワンマン公演を行っている。
今日という公演を経て・振り返り。本当に強く・大きくなっているんだなと。
そのシーンには疎いが、どんどん次の可能性を持っているグループだ。
久し振りにガツガツ踏み倒すツーバスも何のその。
この日に至るまでに培った遍歴を捻り出し・祝い・楽しんだ一夜であった。
そして新たな道、次なる光が見えた1日でもあった。
何かの終わりは、何かの始まり。
終演後、機材を片付け等力・エンジニアの皆さんと飲みへ。
考えてみれば等力ともよく飲みに行っているものだ。
今後の展望を話し、終電のタイミングで解散。
こうして、これで本当にツアー(旅)はおしまい。
1ヶ月間、出会った・助けてくれた・お世話をしてくれた皆さん。
ライヴを見てくれた・見に来てくれた皆さん。
ありがとう御座いました。
※その1週間後、ネクロ魔バンドはニューカレドニア公演を控えていたものの、
プロモーターとのトラブルにより急遽中止に。
空港まで到着したものの航空券すらも一方的にキャンセルされる事態となっていた。
まだ見ぬ南の島を頭に思い浮かべながら、やや二日酔いに苛まれている頭を抱え、
ロンドンで買い付けたレコードを聴き入る月曜日の昼下がり。
それでは、続きはwebで。チーン。