来年1月から始まる “DANCE PJ REVO EXPERIMENTAL HIPHOP YOKOHAMA 2024” の稽古を挟み、名古屋への旅が始まる。
火曜日に到着して友人たちとの会合。12月は本当に沢山の人に会って沢山のヒントと助言を頂いている。二次会で初めて TOKUZO に行ったのだが、会場の雰囲気や飲食店としての充実っぷりに感銘を受けた。気付けばタツくんと午前10時。10時????? noblesse oblige.
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10月27日 (水)
稀に発生する不眠を経ての昨日で、患っていた鼻炎が悪化。若干の寒気も覚えており、旅先での体調不良はなんとも分が悪い。昼過ぎまで眠りはしたが睡眠時間としては万全とは言えない。
関西ツアーを経て思い付いた「ネクストステップ」は行きのバスの間に構築され、今日はスタジオに籠っての調整作業。4時間の予定を1時間延長して、ドラムを触ることはほぼなくミックスに明け暮れていた。しかし体調が芳しくないため汗を流す目的でドラムを叩き、21時過ぎに ell.SIZE へ到着すると、アンコールでのセッション一番最後の一音のみを聴けた。
新栄の “HUNNY-BUNNY” にて来年の話しをしつつ、店長シャチさんと5分後にはジャーマンプログレで盛り上がり「こわれもの」日本盤を爆音で堪能。こんな素晴らしいお店があったとは知らなかった。すぐ隣の BATTERIA にてケンタロウくんとも再会し、やはり全てはタイミングである。体調も優れないためお湯割りをいただいてタツくん宅へ帰還。ノミタイオジサンには申し訳ないが湯船を溜めさせてもらい、今日は体力回復に当てる。
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10月28日 (木)
万全とは言えないがなんとかなりそう。昨日のスタジオワークで残した宿題作業を家で進める。着込んで暖房を入れていたが世間的には小春日だったようで、やはり体調は優れていないようだ。スーパーマーケット「サノヤ」のデカいお弁当でエネルギーチャージし、18時に NOZOMI YA へ到着。
スタジオ的な作りで機材はどれも一流品。叩いてみたかった YAMAHA hipgig はやはり優秀で、ここ最近小口径ドラムに注目していたのもタイミング的にベスト。キックのスパーのニードルが弱かったため、マットをめくって床にストッパーを作らせてもらう。初めての試みに入念なサウンドチェックを経てオープン。
名古屋 NOZOMI YA 初日【頼むから帰ってくれツアー】は rarchy peace の DJ から SNOVA のライヴがスタート。細部まで作り込まれたトラックに壊れてしまって急遽今日買ってきたというヴォーカルエフェクトが飛びまくる極チル・ヤーマン vibes。簡易的なプロジェクターから流れる映像は背景となるカーテンの波が相まって抽象性を増していた。
#STDRUMS の「ネクストステップ」とはある種のインスタレーションであり、その場の環境に応じてデザインを作り上げていくようなもの。NOZOMI YA の空間サイズと機材設備が本当に幸いして、目指す方針の初手を打てたように思える。沢山寝たぶん頭がクリアになっていたのもよかった。DJ ATOM のクロージングでイベントを終えた。
数年前に一度会っていたイトマくんとグルーヴが増し、明日の演奏内に飛び入り参加してくれることとなった。タツくんと3人で “お馬のおやこ” にて飲む。海鮮も含めておびただしいメニュー量を堪能。また明日会おう。
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10月29日 (金)
体調も随分と元に戻ってきた。わざわざ東京からやってきて体調を崩して寝泊まりしている家なしおじさんに「頼むから帰ってくれ」とも言わず洗濯をしてくれるタツネ申は家主の鑑。In the Mirror. 昨日のフィードバックをアレンジして、スタジオに行けるまでの余裕なく NOZOMI YA へ到着。
セッティングから物販まで昨日のまま残させてもらい気楽な会場入り。音作りも進めさせてもらい、すき焼き。二日目【年末調整肉】は音が出る前から始まっている。昨日も肉団子鍋が出ており、ライヴ会場でドリンクとフードが充実しているのは機材設備と同等に重要な項目だ。オープンし、ロックテイスト強い DJ Mizuki を聴きながら国内と海外の違いなどを宮下オーナーと話していれば出番。
昨日より長い持ち時間を貰ってアンビエントを意識したライヴ。音の棲み分けというより、ライヴでのミックス方法の解決策を探るべきだとも感じた。後半のソロパートでイトマくんが参加。ただの酔っ払いおじさんだと思っていたのに鍵盤を目の前にさせると弾けまくるこち亀本田タイプの男。事前に「ミニマルなフレーズもいいよね」と少しだけ話したキッカケをしっかりとキャッチしてくれており、2人の即興でも充分に面白いことができそう。
続いて KINEMAS beatnik は宮下オーナーのソロバンド。「DJのようなライヴをする」という説明通り、聴くも踊るも自由でラフなスタイルだが、言葉には世の中と現実を見てきた重さがしっかりと宿っている。KINEMAS というバンドの自在性がパフォーマンスのアレンジにも出ており、メンバーのイトマくんはここでも飛び入り。いつでも足せて/引けるというのは「ソロ」に於いて大切なヒントである。各地でしかできないスペシャルな催しを企んでおくのも面白そうだ。
アフロファンク連発の中川さん DJ NIIIYΠ で踊りながら名古屋二日間を完遂。タツ邸に一度荷物を置いて (立地最強) 忘年会が続いているという BATTERIA へ向かう。ソガさん、Miyo ちゃんと再会できたり、久世くんと話したりで気づけば閉店。
精鋭たちで TOKUZO 再来。やはり素晴らしい会場。規模的に将来だが、遠くない未来にここで演奏できることを願うばかり。今回のツアーで生まれた出会いと仲間たちが助けてくれるはずだ。TOKUZO を経て解散…にならず、久世くんとタツくんでコンビニ追加公演。帰り道にもう一缶飲んで10時帰宅。最終日にしてタイトル奪還。
頼むから帰ってくれ pic.twitter.com/10tbZfbigI
— TATSUxxx (@mojaprock) December 29, 2023
こうして急遽始まった名古屋ツアーも完遂。会場規模もよく、演奏内容にじっくりと向き合えたのが最大の収穫といえる。ライヴのみならず「飲食店」としても通常運転で機能している会場が多いように感じる名古屋をぐっと好きになれた。
そんな出会いを作ってくれ、なおかつ体調不良もカバーしてくれた “ミスター頼むから帰ってくれ” タツくんへ、ビッグ・リスペクト!NOZOMI YA の皆さま、イトマくん、ご来場いただいた皆さま、新たにお会いした皆さま、再会してくれた皆さま、ありがとう御座いました。関東へ戻れば翌日は大晦日…。
それでは、続きはwebで。チーン。
#STDRUMS / JUST A PHENOMENON (Digest)