朝8時にアラームで起床。昨夜早めに寝た甲斐があった。
どうやら今朝にDistrict Lineで不審物のテロがあったらしい。
(こちらの時間軸でいうと)昨夜は北朝鮮のミサイルの噂も出ている。
世の中はどちらへ向かっているのだろうか。
コーヒーを淹れて一気にブログを書く。
ネットの不具合もありながら12時前に時間軸を追いつけることができた。
Billは朝からゴキゲンである。
朝食も食べてランチパックも作り準備OK。
メンバーに持ち込み機材とTシャツ在庫の確認をお願いして外出。
この家からはバスでClapham Junction→地上線Vaxhall→都心。というルートになる。
何処へ行こうか悩んだ結果Oxford Circusへ。
同じバスカーが常に場所を陣取っているが、見てみないことには始まらない。
到着してみると、その場所には警察が立っていた。
やはりテロの影響か。
反対側のゾーンにセッティングして演奏してみる。
するとすぐさま警察が登場。
いつもは干渉してこない警察だが、今日はテロの影響があり「人が集まる」ことがマズいとのこと。
歩いてPiccadilly Circusへ。
Barclay前の広場は工事で埋まっていた。
これではやれないな…。更に歩いてLeicester Squareを目指す。
途中にチャイナタウンがあったのを思い出したので寄り道。
メインのスポットの周りには警察がいたので、隣のゲーセン前にする。
人通りがやや寂しいなかの演奏。
開始早々警察が…しかし素通りしてくれました。
その後暫くして今度は(別の警察?)苦情が入ったとして終了。
同時に自治体も現れるというダブルパンチ。
やはり街が静か過ぎたか。
片付けていると「日本人なの?あーそう。そうなんだ。YES YES」
みたいに言われたのはどういう意味だったのだろうか。
警察の方々は「カムデンは問題なくやれるよ」と言っていた。
どういう状況かも知らずに…
レスターも警察だらけ。
どなた様が起こしたテロなのか存じ上げませんが、お陰様で食いっぱぐれ。
人通りがまだ薄い時間帯でもある。
ここで、さきの言葉が頭をよぎる。
カムデンで(Facebookページに)メッセージが送られてきたり、
Javiたちが裁判沙汰になったのは2年前ほど。
街のカルチャーとしてもあれほどバスキングがハマる街はない。
確かにあれから暫く機材を持って行っていなかったな。
というわけでCamden Townへ到着。
アコギのバスカーとちょっとよくわからないのがいる。
両方ともアンプを使ってなかなかの音量じゃないか。
アコギさんの方に話を聞くと、幸い自治体からの連絡は無いという。
これは…?
試しに、音量を最小限にして、3曲だけやってみることにした。
久しぶりのカムデンでの路上ライヴ。この時点で楽しい。
かなり抑えて叩いたので相当渋い演奏になったと思うが、
晴れて約2年越しのカムデンバスキングを終えた。
機材を片付け改札まで向かうと新聞を配っている男性Princeから話かけられた。
さきの路上を少し見てくれていたらしい。
彼は9年間日本に住んでいたらしく日本語が随分うまい。
そして2〜3年ここで新聞を配っているそうなのだが、
ここ最近自治体の大きな動きは見ていないらしく、
ときにドラムでのバンド演奏もやっているらしい。
これで何も連絡が無ければ今回トライしていく価値があるな。
というわけで久しぶりに機材を持って街を周った。
体力のいる作業だが、新しい発見。人との交流。これぞバスキングである。
街は常に変化し続けている。
テロの影響は街に警察が増えたのと一部(事件のあった)電車が止まっているくらい。
思った以上に普通な生活が送られている。自分にも当て嵌まることか。
さてOld StreetはROADTRIPへ到着。
サウンドテクニシャンとメンバーを待つ合間に一服。
暫くして揃ったので地下のライヴ会場へ降りる。
RUBY ROOMのような、小ささが気持ちよさそうなハコ。
サウンドチェックもサクッと済ませる。PAのリオも仕事が早い。
ここでいうサウンドチェックとは「ではキック下さーい」ではない。
そもそもドラムにはマイクがほぼ立っていない。
テクニカル面では音響のバランスを確認するが、
自分が出す生のドラムの音量が空間にどういうフィットをするか。
なにより、今日使うドラムにどれだけ「トラブルが無いか」を確認する時間である。
今日のドラムはタムのヘッドとホルダーが全滅。
テープやチューニングでどうにか誤魔化す。これが経験となる。
今日のライヴ、1組のバンドかな突然連絡が来て、
ギタリストが手を骨折して出られないという。
Javiが奔走してくれた結果、フリースタイルラッパーが出演してくれることとなった。
楽器陣も手配してくれたがドラマーがいない。
ということで叩けることとなった。文字通り怪我の功名である。
1階はバーで、興味あれば下のハコまで降りてライヴを楽しめるというシステム。
語り尽くされていることだが、海外のハコは音楽と飲食が同居している。
日本は勿論騒音問題云々があるので仕方無いのだが…
いや、そもそも人間が作り出そうとしている音楽・エンターテイメントが
リスペクトと配慮なく「騒音」と片付けられてしまうところからか。
その代わり海外は終演時間にとても厳しい。近隣との取り決めがあるのだ。
20時過ぎにラッパーのカールが到着。
20:30開演を目安にしていたので少し時間がある。
「んじゃ、それまで集客するよ」と店の前でフリースタイルを始めたカール。
クール過ぎる。そしてちゃんと音楽なのも素晴らしい。ANYWHERE DANCEFLOOR.
ラッパーのカール。急遽ライヴ出演をオファーした当日、まだオープンまで時間があったので「んじゃ、それまで集客するよ」とハコの前でフリースタイル。クール過ぎる。ちゃんと音楽なのも素晴らしい。 pic.twitter.com/PtAFmBxFiV
— ユージ・レルレ・カワグチ#stdrums (@rerure666) September 18, 2017
そのままハコへ降りて演奏開始。
ギタリストはフュージョン・ベーシストはダブがお好みなご様子。
どんなビートでも乗りこなしてくれるカール。
言ってることの意味がわかったらもっと強烈だろうに。
サウンドチェックも兼ねたようなセッションも終わりUNDERGROOVELAND。
リラックスした演奏。準備があったのであまりちゃんと見られなかった…。
日本人の方がフロアにいて驚き。パブに飲みに来ていたらしい。
さて #stdrums いよいよUKでのライヴ。
フル尺で撮影してもらったので、続きはこちらから。
https://facebook.com/story.php?story_fbid=838335116328299&id=424445111050637&ref=bookmarks
渋谷の路上で出会い、そのまま我々のツアーにも遊びにきてくれたYves.
今回はなんとこのライヴのためにスイスから来てくれました。
大人しいやつだと思っていたが、飲みまくった彼は相当のヨーロピアンであった。恐るべし…。
来年はスイスツアーもやるぞ!
金曜の夜、ハウスメイトも集まってくれて飲みまくり、そのまま家へ。
こういう瞬間を重ねるごとに、自分の活動が実を結んでいると感じる。
曖昧な記憶のなか、異国の地の夜は更けていくのでした。
続きはwebで。チーン。
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