昼頃に起床。いくつかパソコン作業が必要となりパブにてコーヒータイム。
昨日を引きずり外の席に居座る。パソコンは2-3時間で電池が切れてしまうため、今となってはタイマーの代わりのような扱い。
家に戻り、キッチンに数日間置かれていた誰かの作り置きをアレンジして昼食。ロンドンでの自炊は時間が掛かるため、素早く食事ができるのは助かる。
今夜に向けて曲順を組み立てなければならない。しかし生まれた新曲のアレンジに取り掛かってしまい気付けば18時過ぎ。荷物を纏めてバスに乗り、道中曲順を組む。仕上がった瞬間に、USBケーブルを持ってき忘れたことに気付く。
少し家を早く出たのは Brixton – Spanners に寄るため。忘れてしまった JBL スピーカーの充電ケーブルをお返しするため、今日近い場所でライヴがあるノゾミくんの元に向かったのであった。無事返却。そして主催のマサくんから USB ケーブルをお借りする。本当にありがとう御座います。1つ持てば1つ忘れる男。
おいまじか。RONI SIZE と Bukem だと…。20日は KOKO にて Goldie。Bristol にいるタイミングでなぜもこう行きたいライヴが重なるのか…。
20時に The Old Dispensary へ到着。昨年振りの再会を祝う。
早速サウンドチェック。パブとしての営業中でもあるため、オケがちゃんと流れるかを確認するくらい。ここはオーナー・パトリックのドラムキットが据え置きされているため機材はかなりマトモ。シンバルはハイハットとライド、割れかけのハイハットトップのみだが、そもそもシンバルがあるだけ珍しい。持ってきた自分のハイハットとスプラッシュを組み合わせてスタックを1枚増やす。こっちでもライドの1枚くらいは持っておきたい。
1番目 The Graft は21時過ぎに演奏スタート。かなり高いセッティングのドラマーが印象的。(観に来られていたお母さまと仲良くなる)
昨年 ZURITO にこの場をセッティングしてもらい、多くの仲間が集まって夜を盛り上げてくれた。お店のスタッフこそ知り合えている仲だが、一年の時を経て今日は一人。補助輪を外した自転車に初めて乗るような、新しい世界への期待と倒れる不安が交錯する。
既存曲に触れるのも久し振りだが、日々のバスキングで動きは快活。新曲も演奏。ライヴこそが最大のフィードバックとなる。これまでライヴを共にしてきた楽曲というのは、時の経過に連れて自身の活動を支える証明のような存在になるのだと感じた。
「Jimi Hendrix の後に演奏するような最悪な気分だぜ」と言って始まった トリの Kitchen Lover はギターとドラムの2人組。正直、演奏そのものは荒い。しかしリズムの点がしっかりオンタイムのポケットに入ってくる。彼らはもはや「逃れる方が難しい」タイム感を持っているように思う。
終わって、ドラマーの James とリズムの話しをする。「なぜそこまでオンタイムなリズムで演奏できるのか」彼は「なぜそこまでリズムから自由に外れて戻ってこれるのが信じられない」と言っていた。そりゃライヴ中に急にロン毛にもなるわ。(ギターの弦が切れたタイミングでパトリックから投げ入れられた仮装アイテム)
日本人がうん10年と追求してようやく体得できる「リズム感」を彼らは(文化と教育によって)自然と持っているのだから、欧米とアジア(日本)とのリズム感の違いは事実存在する。しかし「盛り上がり」にかけて、我々に違いはない。バックビート、オモテやウラやら、机上の空論に囚われず、お互いのリスペクトを持って自分のビートを出していけばいい。
Brighton でのライヴの可能性を見い出しつつ、火の付いたテキーラで乾杯して解散。最高と言える夜であった。そして「最高」以上を得られるのが今後の目標だ。
写真によると3時過ぎにスパゲティーを作った模様。皿が無い。明日の朝は早い。
それでは、続きはwebで。チーン。
↓昨年 The Old Dispensary でのライヴの模様です。
#STDRUMS / JUST A PHENOMENON (Digest)