ibi ryota 邸にて起床。静かな個室を当てがって頂いたためよく眠れた気がする。家の中は限られた荷物のみが残されており、ご家族から譲り受けたという古い時計が何台かあり、いずれも動いていない。キッチンの方には鯖缶が山積みにされており、曰くカレーで体調を崩してから鯖缶+野菜という生活を送っているそうだ。ibi ryota – HARD REALITYの秘訣、此処に在り。
13時過ぎに出発。北九州では名物のうどんがあるそうだが今回は見送ることに。車内ではまたもPINK FLOYD が爆音で再生され、道路の車線や連なったランプがポリリズムとなって後方へと流れていく。RICH FOREVER とは例えば、長らくのあいだ理解が難しかったらしい PINK FLOYD への知見が深まった瞬間に立ち会うことである。
1時間ほどして別府湾のサービスエリアへ到着。大分の港を一望できるスポット。
横井翔二郎であれば何十分でも滞在していそうだが、ものの数分で「行きましょうか」と展開する揖斐vibes もよき。お土産などを見て市内へと進むと温泉の香りが漂ってくる。
15時前にAT HALL へ到着。エンジニア上野くん、カワムラ店長とも約1年ぶりの再会。
nt も無事到着されて早速セッティング。3回目ともなると各々と位置関係も随分と慣れてくるものだ。楽屋の方に行くと SONOR – 10インチのジャングルスネアが置いてあるではないか。ドラマーでもあるカワムラ店長の私物を急遽お借りすることができた。
物販設営も終えて食事処探し。
お店に紹介してもらった『陣吾郎』は去年の打ち上げでも利用したことのある店舗であった。あのときは開いている店を探すのも一苦労だったような。王道鶏天をハズしてアジフライ定食で今夜へ備える。帰り道にローカルなレコードショップを見つけ、今日は来ないという人に声を掛けられて会場に戻れば開演。
気分
落ち着いている。不意打ちの苛立ち。
ギグ
ibi ryota:AT HALL での演奏は約10年振りとのこと。出演順の流れも板に付いてきており、安定さと退廃が同居している。ハイハットでのマレットにて2人でのセッションに突入。この日もメガネは吹き飛び、行方をくらました相棒をなんとか探しだしての退場。
#STDRUMS:ジャングルスネアを試しながらLINKED で始まる。マイキングが通れば音量バランスも然程問題が無さそうである。音の埋まり具合の調整。
nt:LETTER YELLOW からの呼び込みで2人での Oval 演奏からソロタイムに移行。offset にて ibi さんと大いに盛り上がる。鍵盤ハーモニカで呼び込まれるようにドラムで再び参加。3曲演奏して ibi さんとのカバー曲。序盤からスティックを使用してノイズを出しまくる ibi ryota。どよめくnt。ハードコアに回帰したセッションを経て最後に3人でのsakasama。
大分でバンドした。楽し過ぎた。 pic.twitter.com/vNeG5br0zx
— 中井敏文録音日報 (@nakaitoshifumi) November 6, 2022
終演後ベランダからの眺めが気持ちよいAT HALL。姿を晦ます ibi ryota。3本の共演を経て、3人が居れば倒れても大丈夫というバンドらしい安心感を得られた夜であった。
荷物を片付け、打ち上げに向かった先は…
「おかえりなさい」と店員さんに言われた『陣吾郎』カムバック。カワムラ店長とnt はムーンライダースで大盛り上がり。集客・客層・3本の総括などをするうちに夜も深くなり、関西vibes もヒートアップ。解散後、コウちゃんを連行しもう1軒向かい、シラフの1人を置き去りにして同じ話を何度も繰り返すのであった…。RBJT2022、4本連続(個人的には5本)ライヴ完遂。
それでは、続きはwebで。チーン。
RICH FOREVER TRADITION 2022 開催決定!#STDRUMS + Bi-syu (河内大和×横井翔二郎) 12月27日 渋谷RUBY ROOM