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20161022 #stdrums in Oxford Circus, Brixton. Shoreditch, London. Thinking about BUSKING.

Clapham CommonにあるJavi宅のソファーにて起床。
10時頃に眠り続けるJaviに別れを告げて外へ。


この家は老人ケアホームの居抜きで、30ほど部屋があるらしい。
ロンドンで条件がいい家を探すのはとても大変なようだ。
Stockwellの家は群を抜いた好条件物件だったわけだ。










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駅までバスで向かう距離だが、天気もいいので歩く。
バスが24時間あるので、電車のみでなくバス停の位置も大切。
ロンドンらしい街並みを歩くとClapham Common公園が見えてくる。
先が霞む程の広大な敷地内。均等に配置されたサッカーゴールや運動設備。
Physical Graffitiを聴きながら園内を抜けて駅まで到着。










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Old Streetの家まで戻り少々仮眠。家のベッドが一番ですね。?
15時頃にOxford Circusへ向かう。
人気のスポットにはビートボクサーが2人と、例のギター。
そこまでしても、あの場所でやる意義があるんだなぁと感心しながら反対の場所へ。
土曜日でいつもより賑わう街並み。
かぼちゃのバケツを持つ少年少女たちも多い。Walls of Jerichoが欲しいのかな。










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反応は良好。Nathanとまたも会う。ロンドン内で友達に会うのは新鮮。
前回あった、対面からの苦情も無く(改めて考えてもおかしな話だが…)約1時間の演奏。
16:30頃、切り上げてBrixtonへ向かう。


Javi, Constantinと合流してセッションをするため、少し先に行って場所を確保。
…したかったものの、ちょうどビートボクサーがバスキングをスタートしたところ。
2時間ほどやりたいというので、Javiに電話して相談。
場所は移動せず待ってみようという結論になった。
街を行き交う人を眺めていると、駅から見たことのある日本人の方。
おお、Troy Barでお会いした素之助さん!わざわざ見に来て下さったとのこと。
同じくTroy Barのえみちゃんも来てくれるらしく、演奏できないのがもどかしい。


コンスタンティンは18時頃にきて、Javiはその30分後くらいに到着。
アンプからバッテリーまで全部を持っての移動はさぞかし大変であろう。
すると突然わちゃわちゃする外人たち。
「なにか足らないよね!?」と嬉しそうに訊いてくるJavi.
うむ…?おいおい、ギター持って来てねーじゃん!一流の外人はやることが違う笑。
幸いRaimonが持って来てくれることになった。


ビートボクサーは19時過ぎにバスキングを終え、我々もセッティング。
まだギター(本体)が到着しないのでそれまで#stdrums で繋がせてもらう。
数曲後にRaimonが来てくれてようやく演奏できる状態に。
Javiのバッテリーが壊れていたらしく、エレキでのバスキングは久し振りだそう。


旅の終わりにして久し振りのバンドセッションは格別な楽しさがある。
数曲後、演奏している最中にとある女性がJaviに話し掛けてきた。
演奏を止めて話してしまうJavi,なにか様子がおかしい。
どうやらライセンスを持っているバスカーらしく、演奏をするから止めてくれ。とのこと。


大変大きなショックだった。
2時間待ったのにも関わらず演奏が出来なくなってしまったことでも、
今回の旅で最初で最後だろうセッションが止められたことに対してでもない。
(個人的感情ではそれらも関与はするが。)


バスキングという文化は、路上というグレーゾーン上での、
関係とコミュニケーションを経た共有ではないのだろうか。
パフォーマンスの良し悪しではなく、チャレンジそのものにリスペクトがある。
影響がない距離感を保つ、それが難しければ話し掛けて相談する。
いつまでも交代しないでやり続けるのではなく、場所を譲り合ってくれるのは
お互いに「演奏したいけど場所がなく諦めた経験」を持っているからだ。


「ライセンスがあるから私がやるわ。」
法律を基準にすればまかり通る手段だろう。
しかし、他のバスカーへのリスペクトはあるか?
そんなものはバスキングではない。
露出の高い衣装で人気がありそうなコピーソングを繰り返す、
ただの金が欲しいだけの営業だ。
勿論持論に過ぎない。だが、わかるだろう?
時代の流れに取り残されただけなのだろうか。
文化よりも法律なのだろうか。
Oxford Circusのギタリストからの苦情も相当驚いたが、
今回の旅に於いて決定的打撃であった。ましてやBrixtonで。


Iceland先の、Boots前にセッティングをし直してセッションを続行。
しかし暫くして近隣から苦情が来てしまい終了。
例えばこういう事態は当然で、全くもって仕方ない。むしろ煩くてすみません。
ちゃんとコミュニケーションを取って、謝りながらも関係を作る。


更にバス停の方には別のバスカー。Javiが一緒にセッションしないかと交渉してくれる。
OKが出たので向かうと、以前セッションしたフランス人のギタリストでした。
こうしてようやく落ち着いて演奏ができた…しかし時既に遅し。
予定があったために2曲ほど演奏して僕は片付け。
スケジュールを変えて演奏し続けるのもできないことは無かったけれども、
今日の僕には少々負荷が掛かり過ぎていた。悔やまれるが仕方がない。


Old Streetへ戻り機材を置いて鍵を預かり外へ。
以前路上で会った日本人の学生さん達と合流。既にだいぶ出来上がっている笑。
土曜日ということもあり、Shoreditch方面のPUBはまだ幾つか空いていたのでチン入。
結構なチャージを取られたのだけれども、下の階のクラブゾーンのものだったことが判明。
まー仕方ない。上の階でしこたまGUINNESSを飲み、明け方に帰宅。
明日はいよいよ最後の日曜日。Brick Laneへ向かいます。










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それでは、続きはwebで。チーン。
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