ベルリンはよい天気とは言えない状況が続いています。
車を停めたすぐ前にカフェ?があり入る。
暗い店内に数台のゲームと、奥にはテーブルとボードゲームがあり、場末な雰囲気。
€1のスプーンがドボンしたコーヒーを頂く。
暫くするとメンバーも集まってきて、ボードゲームを始めたのでこちらは一気にブログを書き上げる。
ブログに時間が掛かることはメンバーもわかってくれているみたいです笑。
実は車にはConstantinが忘れていったベースがあり(なんともガイジンらしい事象!)
それを届けに彼の家前まで行く。
すると雲が晴れて一気にいい天気に。ドイツの天候はまさに(?)天邪鬼。
というわけでオフに使う1日の予定を変更してバスキングへ。
その前にまずはBillとJaviが知っているタトゥーショップへ向かう。
行く途中にベルリンの壁がありました。
お店はCLOSEしていましたが、店内にいたので久し振りの再会を喜ぶ。
屋根が高く、ロックミュージシャンの写真と画が並ぶ店内。
レミーもこの店に来たことがあるらしいです。但し一緒にいた彼女が最悪でいい思い出ではなかったとのこと。
当の本人はよぼよぼとピンボールゲームをしに行ったらしい。ううーむ。
さて、近くにあったお店でシーフードのマリネとパンを食べてバスキングへ。
というのも日曜日は公園でバスキングができるらしい。
日曜日は街に人が基本的にいないので、選択肢としてもここしかないようです。
Mauerparkへ到着。相当の人が集まっていて、入り口から驚かされる我々。
等間隔を置いて集まるバスカーたち。Alexanderplatzで会ったビートボクサーもいました。
メインステージ(?)はこの有様。カラオケ大会みたいなものが行われていて、バスキングの域を超えています。
四方八方から音が出ているので場所選びが難しく、最終的にここへ。
メインステージとアップテンポなレゲエに挟まれての演奏。
Nathanとのツインドラムに加えてConstantinとのツインベースという後期YESのような編成。
干渉しないレベルの音量で演奏を楽しむ。反応もまずまず。
しかし30分ほどして警察が登場。
どうやらアンプの使用とバスキング(お金を稼ぐ)がNGらしい。
その頃メインステージでのカラオケは終わり、2人組のバスカーがスタート。
自転車のキャリーにドラムがそのままセッティングされている!
この状態のまま漕いで現れました。スーツケースドラムで喜んでいる場合じゃありまんでした。
彼らも止められると思いきや…ステージを仕切る?人が交渉してなんと続行。
つまり打楽器のみでアンプを使わず、バスキングではなく練習という名目。
人力テクノが始まり人がどんどんステージへ集まっていく。これぞAnywhere Dancefloor!!
少しするとCDも表に出てきて、盛り上がり続けるところに警察が再び登場。
流石に言い訳が効かないか…と思いきやフロアを煽り
「もう1曲で終わりにしよう!」と最後の曲として続行!
この盛り上がりも警察には止められないらしい。というかベルリンの警察の理解が素晴らしい。
その1曲が終わると「まだ欲しいか!」と更にアンコール。
ここで三たび警察の登場で遂に終了となったライヴ。
警察が帰ったタイミングでCD販売とチップのお願いをするメンバー。
法を潜り抜けたアイデアと聴取のパワー。国の理解が重なった完璧なバスキングでした。
もはや公園を使ってのライヴか。ほんと凄まじい盛り上がりでした。
ベルリンで見た自転車のキャリーに繋がれているドラムキット!このまま運べてすぐ叩ける状態です。スーツケースドラムで喜んでいる場合じゃありませんでした。#stdrums pic.twitter.com/gL9kfSAaW1
— ユージ・レルレ・カワグチ#stdrums (@rerure666) 2016年7月19日
ここで今後のプランについて話す。
協議結果、今から次の目的地のチェコへ向かうこととなりました。
Constantinとお別れをして、KIOSK(今更ですがコンビニのようなとこ)で買い出し、22時頃に出発。
さらばベルリン。沢山叩かせて頂きました。
作曲をしながら車内を満喫。
27時頃にチェコ共和国はPrahaへ到着。
街並みは静かで、治安の悪さを若干伺えるのは東ヨーロッパ寄りに所在するからだろうか。
駐車場の勝手もわからず、スイスと同じくやや山寄りの場所へとりあえず駐車。
物音を立てないよう静かに眠りにつくのでした。
果たしてチェコにはどんな出会いが待っているでしょうか。
それでは、続きはwebで。チーン。