昨夜は翔二郎と朝までレコードを聴いて旅立ちの今日。
スーツケースの修理以外、身支度は全くできていない。
大体いつもそんなものなので、焦らない焦らない…
しかし突然の猛暑日というのもありどうしても身体が鈍ってしまう。
タスクとしてはスーツケース・バッグの荷造り。CDの準備。暇潰しの用意。食材の処理。掃除。ブログ。選挙の期限前投票。
ブログを書き終え投票を済ませたまではよかった。
荷造りを始めるものの小物を収納するポーチがない。
電池やケーブルなど毎回思った以上にゴチャゴチャとするバッグ内。
暑さにやられながらもなんとかスーツケースを畳み終える。
ここで暇潰しとしてポーチの修繕をやろうと道具を用意したのが過ちであった。
家にある部品が考えていたイメージと合わず、
結局これらは今回持たないことにしたものの、大幅に時間ロス。
CDの準備や家の食材処理、台所や風呂場の掃除などをザックリ片付け
予定より少し遅れたものの家を出る。
近所のドンキホーテで歯ブラシを買おうとすると長蛇の列。日曜の夜は何かを買いたくなる時間帯らしい。
ここでもロスがあったためやや焦り気味に駅へ向かう。
夏の旅立ちはこんなに汗をかくものなのだなと、
海外へ向かうときはいつも撮影していか木の葉の様子もうっかりスルーしてしまった。
品川経由で羽田空港へ到着。
チェックインには長蛇の列ができていた。
大体こういうときは誰が1名が揉め続けていることが多い。
前回の帰りに僕もチェックインでは随分と押し問答をしたので
事情は定かではないが少しだけ同情もできる。
(そのとき幸いにも列は無かったが)
幸いにも僕はオンラインで手続きを済ませていたのでスムーズにチェックインできた。
遅れをとったもののここまで来れば一安心。
と言いたいところなのだけど今回はちょっと新しい試み。
手荷物の方に機材の一部とスティックを忍ばせてみた。
機材は問題無さそうだけどスティックは凶器にもなりかねない。
結果は問題なくOK.
というわけで晴れて待ち時間に練習ができるようになった。
因みに今回使うスティックは田井中律モデル。
激安で売っていたので路上用に大量購入。
スーツケースキットにはやや太め。折れやすいスティックだけど値段にはかなわない…。
6連裏打ちフレーズが火を噴くぜ。
優雅に搭乗までの待ち時間を過ごして機内へ向かう。
今回もお世話になるカタール航空。
シーズンが関係しているのか満席。いつもより少し機内が狭い印象なのは密度が高いからか。
はしゃぐコワモテのニーサン軍団が近くにいつつ、自分の空間を作り上げる。
始まった感じが出てきました。
しかし満席だからか、添乗員の方々もわたわたとしている。
いつものようにバカスカ飲むわけにはいかないらしい。
そうすると(?)腹が減る。
機内食はパンが好きなので2つ3つ頂きながらウトウト。
約12時間を経て、現地時刻朝5時頃にドーハへ到着。
この光景も見慣れてきたような気がする。
遂に「乗り継ぎ待ち練習」も達成。
環境が新しいからか、いい集中力で時間も過ぎていく。
8時前、無事に乗り継ぎ便に搭乗。
ここからがいつもと違う。行き先はロンドンではなくバルセロナである。
こちらの便もほぼ満席で、なかなかに狭苦しい。
そして、やはり腹が減る。
フライトして間も無く朝食が芳ばしい香りと共に運ばれてくる。
ここでもパンをダブルでお願いすると、
「足りなくなるかもしれないから、余ったら持ってくるわ」と添乗員さん。
因みに朝食なのでアルコールは無いらしい。oh.
オムレツとソーセージ(こういった肉系は大体美味しい)を平らげ、期待半分でパンを待っていると
「どうぞ〜」
お、きたきた。
…もう1セットのオムレツソーセージ。
いつぞやかのちょっといいパーティーの帰り道、その場で出会った皆さんと吉牛に行って、
食べ終わった後に「もう1個くらい行けるよな?」と言われた記憶が脳裏をよぎる。
…試されている…バルセロナに…。
負けるわけにはいかない。
果物やヨーグルトも付いているで楽勝。
因みにパンはついていませんでした。
お片付けの際にウイスキーをお願いして念願のコーヒーウイスキー。
これでお互い様というわけだな!。?
音楽を聴きながらうたた寝の繰り返し。
エンターテイメントマシンに入っていたWheater Reportのライヴ盤が素晴らしい。
この熱量と持続力なんだよなぁ。
作曲は思った以上に進まず。時間はあるのに…。
トイレに行くとき女性添乗員の方にIRON MAIDENの話をされた。
勿論Tシャツで着ていたからなのだが、流石万国共通アイアンメイデン。
因みにそのあとの質問が理解不能で10回くらい聞き直したけどダメでした。
英語の出来なさは今回も抜群に調子がいいぜ。
到着も近付いてきたのでAl di Meolaに耳元をチェンジする。
予定通りの13時過ぎにバルセロナへ着陸。
ロンドンと違って、土地に思いを馳せて来たわけではないので
「着いてしまった」というのが第一印象。
去年ロンドンツアー中に1日だけ来たけれども、
日本からここまで来るのとはワケが違う。
さてロンドンではビビりまくっている入国審査。
3週間以上の滞在なのでJaviのいざとなったとき用に住所・電話番号も控えてある。
IRON MAIDENのツアーデートも準備万端。
「コニチワー」
『日本語知ってるのね〜』
「…Holidayは日本語でなんていうの?」
『シュクジツだよ』
「シュクジツ?シクジツ?シクヂチ??」
『大体合ってる。』
「アハハ〜」
以上。入国審査でした。
ユルすぎる。
いや、これはイギリスが厳しいのか。
そういえば入国審査カードの記入もなかった。
まさか日本語を1つ教えただけて終わってしまうとは。
スーツケースの到着にやや時間が掛かる。
Wi-Fiが上手く繋がらず、迎えに来てくれている彼らに連絡ができない。
到着してから1時間後くらいにようやく荷物が上がってきた。
元々死亡寸前であった伸縮するハンドルにトドメが刺されていた。
いよいよ遂にこのケースも死にどきか。…いや、既に死んでいる。
出口にてJavi, Nathan, そしてJaviパパが迎えに来てくれていた。
ミニギターでPainkillerを弾きながらのお出迎え。素晴らしい。
Javi父の車でおウチまで向かう。
続く…。