Javiとの路上バンド"UNDERGROOVELAND" は
彼のバンド"EVEREST"のメンバーBillがベーシストとしていてくれたのだけど、
諸事情?で暫くバルセロナに帰っており、
昨日ロンドンに戻ってきたらしい。
つまり今日は久し振りにUNDERGROOVELANDとしてバスキングへ。
この収納テクニックを駆使して向かうはカムデン。
Javiがライセンスを持っているので、一緒にいれば安心。
土曜日にも関わらず他にバスカーはおらず、伸び伸び演奏できる。
反応もよくCDがはけていくも、生憎微妙に雨が降ったり止んだりの曇り空。
こういう天気は他にバスカーがいないのでやりやすいです。
18時頃に強い雨となってしまい中断を余儀なくされる。
タイミングとしては丁度いい。
帰宅してやや急ぎ目に身支度をしてLimehouse駅はTroxyへ向かう。
squarepusherのライブがあるのだ。
Discharge / Exploitedという驚異の対バンもあり一生悩んでいたのだけど、
生バンドでの演奏という情報を手に入れた以上選択肢は1つに絞られた。
Troxyは歴史のある劇場らしい。
荷物検査をクリアしてチケットも無事に購入。
入るとシューゲイズなバンドが演奏中。
いよいよsquarepusherかと期待を膨らませていると、
なんとツインドラムか??
と思ったら、808 Stateというバンド。
サウンドからも重鎮バンドのように思える。
こうしてsquarepusherがスタートしたのは23時過ぎ。
メンバーは黒ずくめに白い顔なしマスクを装着という出で立ち。
念願のバンド編成でのsquarepusher (Shobaleader One)
のっけから全て持っていかれました。
今まで見たライブで最もテクニカルでありながらも、
ちゃんと曲がカッコいい。
曲に必要な音のためにテクニックを披露している。
特にドラムは、この人のバンドかと思う強烈さでした。
3スネア・ワンフロアというセッティング。
Coopers WorldとE8 Boogieを生演奏で聴けるとは…!
自分がやりたいことを次元の違うレベルで表現されていた40分。
時間は24時に差し掛かっているが、これで終わりではないだろう。
楽器が片付けられていく中、センターにステージと巨大なスクリーンが登場。
登場したトムはフェンシング選手のような、先ほどとは逆の真っ白な服装。
スクリーンに連なった幾何学模様が流れ、
本人の前にあるプロジェクターからの色を服が反射する。
飛び散るフラッシュに地下鉄を高速でくぐり抜けるようなイメージ。
これは、音の視覚化だ。
目に見えない音を具現化させている。
スタッフの方が呆気に取られていたのがとても印象的。
本編が終わったアンコールではマスクを脱いでベースを担ぐ。
ここでHello Meowをやってくれた!辿り着く前に聴いてたよ!
最後は超轟音ノイズと共に終了。
このライブは、1人でステージをこなしきれる証明となりました。
才能の塊であり、音楽・表現へのめり込むレベルが高過ぎる。
最近はバスカーとして活動している自分だけれども、
やはりバスカーはバスカーで、ステージのプロフェッショナルとはいえない。
彼らが路上ライブをやれば1発で人が集まり多額の小銭を手に入れるだろう。
改めて何をやりたいのか・次のステップを視野に入れることができたライブでした。
最高の刺激を受けました。本当に観れてよかった。ありがとうトム!!
あとから来たキロンと談笑しながらバスで帰宅。
演奏したい猛烈な気持ちと明日への意気込みと共に布団に潜るのでした。
それでは、続きはwebで。チーン。
(写真を撮り忘れて恐らく£80)