最高の夜を過ごした翌日、至上想定外の朝を迎えた。
今回の旅は最後までハプニング続きだと痛感する。
これまでの路上ライヴで貯まりに貯まった1,2,5ペンスを持ってスーパーへ。
自動レジで消化していく。
…と、店員の方からあまり入れすぎると壊れると言われてしまった。
仕方が無くキャンセル…するとなんだかすごい剣幕。
キャンセル分が大きなお金で出てくるので、両替したように思われたか…?
買う気はあるし、だけどこのお金を使えないと買えない。
結局人がいるレジで、数えて使うこととなった。
レジの人は冗談でしょ?と呆れていた。こうなると申し訳ない。
手分けして5ペンスから数えて…£14.70に到達。数えてくれてありがとう。
しかしまだまだ余っている。
今日からJavi達はスペインのフェスに参加するために家からいなくなる。
それで昨夜、計画とパーティをすることになった。
この音楽が日常にある日常とも暫くお別れ。
様々な感情が入り乱れる。
今回最後となるであろうお昼ご飯を食べて、
彼らが家を出るのに合わせて僕も外へ出た。
Camden Townへ向かうのに、幸いにも同じ電車に乗った。
話しながら移動していたため、彼らが乗り換える駅に着いて
突拍子もなく別れることとなった。
また、半年後に会おう。本当にありがとう。
これまでのこと、昨夜のことを思い出しながら街を歩く。
カムデンのお気に入りのレコ屋を巡る。
1店はお休み、もう1店はいつもの店番のエリシアがお休み。
置手紙をさせて頂く。BENありがとう。また半年後。
ある程度回って、時間も迫ってきたのでSOHOへ移動。
前回King Crimsonの1stを手に入れたReckless Recordへ。
ZEPの1stターコイズが£1000で売っていた!流石に高い。
前回もいらっしゃった日本人らしい店員さんに声を掛けてみると、
やはり日本人だった。
路上ライヴのためにこっちに来ていることを話すと興味を持ってくれて
ちょうど、こっちでやりたい人をオーガナイズする計画があるとのこと。
連絡先を交換させて頂く。ふとした繋がりが続くといいな。
結局散々買い込んで、Blackfriarsへ向かう。
やっぱり最後の夜はこの空を見ておかなければ。
なんと広く、深い。
街は脈々と生きているけど、時間はゆったりと流れている。
川沿いを歩いていると、外に席があるパブを発見。
折角なのでThe Old Thameside Innにチン入。
夜へと変わりゆく空と潮の香りが微かにするテムズ川を眺めながら一杯。
寒くなってきたので店内に入ってもう少し飲む。
今回の最大の目玉、White AlbumのUKオリジナル、MONO盤!
どんなに安く買おうと思っても日本では買えない1枚。
ブックレット無し、状態VGくらいとはいえ、信じられない安価で購入。
他にも素晴らしいアルバムを沢山手に入れることができた。
そしてまだまだ余っているお金にもビックリ。
今回の旅は相当稼ぐことができた。
一応断りを入れておくと、
お金を稼ぎたいか。と言われるとそうではありません。
成果として稼げること。
レコードや飲食代に稼ぎを変えられること。
これらに最高の喜びを感じております。
今回も見てくれてチップを入れてくれた・CDを買ってくれた皆様に感謝。
あなた方のお陰で、こんな幸せな体験ができています。
帰宅し荷造り。
今回もお土産の一部はスネアの中へ。実は安全な場所です。
終えてから、お世話になった部屋の掃除…
と思ったのだけど、疲れがどっと出てしまい眠ることにした。
誰もいなくなった家で一人。
誰かのベッドを使うこともできたのだけど、
長らく一緒に過ごした部屋への感謝も込めて
あえてリビングのソファーで寝ることにした。
寝坊防止も含めてね。
12時間後には飛行機に乗っている時間だ。
それでは、続きはwebで。チーン。