自身のバンドとして活動していたhighenaですが、
この度諸事情により解散することとなりました。
また今回の決定に際しスケジュールのキャンセルを始め、
ライヴを楽しみにして下さっていた皆様、
関係者の皆様にはご迷惑をお掛け致しまして大変申し訳御座いません。
バンドという「団体」としてのお知らせは以上となります。
個人としての気持ちを書きます。
前のバンドを抜けてから結成したバンド「まずいやつら」
高校生以来に自分で作ったバンドでした。
ツインベースというユニークな編成を楽しみながら、
メンバーの1人がシンガーソングライターの文菜を連れて来て
片方がギターを持って、このバンドはこれで動いてみようと
1つのプロジェクトとしてhighenaは始まったのでした。
暫く並行しての活動を続けていましたが、
まずいやつらのパフォーマンスに行き詰まりを感じるなか、
いわゆる「普通」の編成で、歌えるシンガーがいる。
それならば、この1本に絞ってみていいんじゃないかと。
気付けばhighenaという企画がメインの活動に変化したのでした。
突然過ぎる解散。
とある火種が一気に膨らみ、炎の壁に囲まれた登場人物。
台本のある世界だったら何らかの手段で脱出できるシナリオですが、
現実は呆気なく焼け死んでしまいました。
ANOTHER DIMENSIONも、#stdrumsも、
自分のメインの活動という場があるからこそ動くことが出来ました。
どんな場所に行こうとも、僕はhighenaという看板を掲げてきました。
残念。
ただそれだけです。
観て下さった方はご存知でしょう。
楽曲の良さを。
個性的なメンバーを。
しかし我々は、その持つ秀逸点を最優先には動けなかったようです。
僕は
足を運んでくれるお客さん、お知り合い。
バンドに関わってくれた・応援してくれていた友達。
ライヴハウスの皆さん、他のバンドの皆さん。
これから凄いことになるよと期待させた皆さん。
バンドメンバー以外の方々に申し訳ないという気持ちは勿論、
このバンドのために生まれてきてくれた楽曲達に申し訳が立たない。
つまづこうと、トラブルが起きようとも諦めず、
楽曲の存在という真理が全てを支えてくれる。
バンドがその存在を必要としていると思っていました。
しかし曲のためではなく個々の気持ちで動いてしまった結果、
彼らの素晴らしさを我々は表に出すことができなかった。
成長や限界・挫折を知ることもなく、
僕らの下した決定が彼らを殺してしまいました。
誰が悪い、切っ掛けはアレだそれだった。
トラブルとは双方に問題が無ければ起きないもの。
そんなことを言うつもりはありません。
僕の意思表示は1つ。
諦めるには早過ぎる。
僕らはこのバンドで何をやって、何に恩返し出来ただろう。
残念。
ただただそれだけです。
そして僕の至らなかった点がこの結果を生んでしまったのであれば
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
僕はこのバンドのお陰で大きく成長できました。
今でも2月の上旬に行ったリハのことを覚えています。
あの日を境に僕の中で革命が起きました。
こういう考え方ができるようになりました。
このバンドの活動中にドラムで生活ができるようにもなりました。
思考や人間性がどんどん音楽を中心に変化しました。
今後も自分ができることを出来る限りやります。
ブレません。
どんどん進んでいきます。
お客さんがYoutubeにアップして下さったライヴ動画は
ご本人が削除しない限りは残るでしょう。
こういうバンド・曲があったことを、
たまにでも思い出して頂ければ幸いです。
沢山の愛情と恩恵と、豊かさをありがとう御座いました。
終わりとは、始まりのお知らせ。
皆さん、これからもよろしくお願いします。
それでは、続きはwebで。チーン。
みつ - 2014/09/22 (月) 08:58 Edit
とても残念な出来事でしたね。俺もバンド人生の半分以上を費やしているバンドを今でもしぶとく続けてますがこれが無くなった時のことを考えると他人事ではないですね。こんなこと言う必要もないかもだけどブレずに突き進め!