この日は色々あって、活動が夕方からとなった。
そして予定では本日が路上ライヴ最終日となっている。
残るCDは20枚弱。向かうはOxford Circus.
これまでの好調を引き継いでいきたい。
駅に到着すると音が聴こえる。あろうことかそこにいたのは、
以前Javiとカムデンでやったときにいた、カッコよくない2人組のバンドだった。
下手だからとか、曲がよくない、とか、そういった理由ではない。
チップを入れてくれと執拗に宣伝し、毎回同じ演奏をし続ける沸切らなさ。
爆発「しているように」見せる演奏は、この日の性には合わなかった。
最終日だから場所を譲ってほしいと頼んだのだけれども、あと1時間はやりたいと。
それは仕方がないことだし、だけれども終わるのも待ってられない。
残念ながら場所を移動することとした。
最終日のハードルは高い。
Camden Townへ移動すると、例の、あの無音ダンスおじさんがいた。
随分と一緒にいたものだ。
いや、厳密には勝手に一緒に入ってくる。が正しい。
人は集めるがお笑いになる。この諸刃が今日は完全にアダとなり、
人は集まるのだけどその目線はウケ狙いで動くおじさんに向かっている。
なにか、一緒に活動しているメンバーのように見えてくるのだ。
これではダメだ。
しかも今日はホイッスルを持っていて、動きだけならまだしも、音はキツい。
無視して続けるも、成果が出ない。
そもそも人の数が圧倒的に少ない。
前回も最終日はエラく障害が多かった記憶があるが、今回も同様らしい。
マリーナという女の子が終始見てくれていたのでCDを渡した。
スティックを置いてくれたドラマーのおじ様にもCDを渡した。
喜んでくれた。しかしまだまだ完売には遠い。
2時間ほどでJaviが来てくれた。それだけで心強い。
Billも来てくれてバンドで再挑戦。
それは僕らのための演奏だった。集まる人は少ないけれども関係無い。
最後の曲としたときに少し人が集まってきてくれたので、
終わりに合わせてフリーCDと呼び掛けると多くの人が持って帰ってくれた。
しかしそれでも数枚余ってしまった。
時間が時間となってしまったので、今回の旅のもう1つの目的実行に移る。
内容はまだ秘密にしておきたいのでナイショ。
この写真が大きなヒント。勘が鋭い方にはわかるかも。
結果的に作戦は大成功に終わりました。
それも全てはこの写真が物語る通り。
Javi, Billは勿論、Ito,レイモンド、ヴィクトー。
帰り道に偶然出会って来てくれたアレクサ。
繋がりが更に繋がりを生んで、輪が大きくなっていく。
Javiの友達のTereが
「あなたは最近私たちの周りで少し有名なのよ」と言ってくれた。
今回の旅で一番求めていたことが現実となりました。
よくやった。自分で言い切れる素晴らしい瞬間でした。
また皆はそのアイディア自体をとても喜んでくれた。
特に音楽にあまり興味のないItoが物凄く喜んでくれて嬉しかった。
CDは5枚ほど余ってしまったけど、完全燃焼しました。