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20141110 Tokyo to London. Red Lion, Bounds Green. #stdrums

ありがたいことに前日まで仕事が入っていたため、
遊びの予定もあいまって朝5時に起きての荷造りスタート。
あれやこれや確認しながらやっていると
時間はあっという間に過ぎてしまい、
作り置きの食事を無理矢理全て食べきって
8時に家を出た。


今年4月に経験した、ロンドン旅立ちの朝もこれで2度目となる。
前回あった気軽さの代わりに、目的を遂行するエージェントのような気持ちが宿る。


ちょうど電車は朝ラッシュを迎えていて、駅にいる全員が全員で予定を大幅に狂わせていた。
東京駅から成田へ向かうバスにギリギリ到着。
このスーツケースを持ってのダッシュは結構きついものがある。


滞りなく成田空港へ到着して手続きを済ませる。
前回ですっかり気に入ってしまったVirgin Airline.
座席も選べるので、12時間飲み放題コースに備え通路側と決めていた。
ところが言い渡されたのは窓側席だった。
どうやら修学旅行生とバッティングして、座席変更が余儀なくされたらしい。
頭に浮かんでいた無数のハイネケンが泡のように消えていく。
…ワインに変更だな。
機材の荷物超過代も支払って手続き完了。
スーツケースが破損しないよう健闘を祈った。


機内に入る前のロビーから、空間がザカザカと沸いていて
半分以上は高校生で埋まっていた。
今年からイギリスが修学旅行となったらしい。
素晴らしいことだが僕のハイネケンを返してほしい。
そしてどういうことだか、隣に座ったのはその一派ではなかった。
…何故通路側ではなくなったのだろうか…俺のハイネ…
その方はスラッシュメタル好きだったので大いに結構。
やや訛りが強くて、会話が持続しなかったのが残念だった。


前回の記憶と照らし合わせると一番の違いはエンターテイメントマシーンで、
どうやら古い型のようだった。
前は新旧問わず100枚以上のアルバムが入っていて、
それこそが最大に気に入ったところだったのだが、現実は10枚程。
それも選曲ができない垂れ流し状態だったので、
そっと電源を落とした。
頼れるのは自身のフォルダーのみ。
こうなったらハイネケンを飲むしかない。









ファイル 384-1.jpg
幸い?隣の方にとって座席が狭すぎたのか、
彼は殆ど席を外して、後方のトイレ前のスペースに立っていた。
確かに閉じ込められるくらいなら立ちっぱなしの選択も理解できる。
そしてなにより、飲める。
ほんとうにありがたい。ほんとうに。


しかし数日前から乾燥が原因でか喉をやってしまい、
機内の乾いた空気が調子の悪さに助長されてしまった。
前回のように飲みまくって気付いたら到着。というわけにはいかなかったが、
無事にロンドンへ到着。


さあ、ここからだ。
入国審査が待っている。
今回僕は機材を持っている。
見方によっては観光以外の目的がありそうに見える。
イギリスは世界で最も入国審査が厳しいらしく、
日本人で入国拒否を喰らった内容のブログも結構出てきたので
かなりの下準備をしてきた。
喋る内容は勿論、服装から身なりまで。
飛行機を降りる際には黒シャツに着替え、余計なロゴを見せない準備。
渡英目的は言うまでもなく観光。
万が一機材をつっこまれた場合は、友人の家でパーティ。
住所も控えてある。
修学旅行生のお陰か、Borderはまだまだ空いていた。
並びながらやりとりのイメージトレーニングをしようと思ったのだが、
その間も与えられず僕の番が回ってきた…!


審「...holiday?」
そうです。観光です。お休みで来ただけなんです。


次はなんだ。どのパターンだ。


審「how long?」
14日です。2週間しかいません。観光です。お休みできただけなんです。


次はなんだ。
宿泊先か。
大丈夫住所も控えてあるぞ。
現金もある。クレジットカードもある。
稼ぎに来たんじゃないぞ。
大丈夫…大丈夫だ
どの質問がきてもダイジョウ


バシッ(スタンプの音)
審「next」



?????


finish?


こうして入国完遂。


来れてしまった。
通れてしまった。
不安からの解放。
虚無と歓喜と安堵が溶けて膨張していく。


そうだ、この土地に来たのだから革ジャンに着替えよう。
前回の旅で買ったブリティッシュスタイルの革ジャン。
僕の命といっても過言ではな…


い?


入国審査が気になり過ぎて命を飛行機に置き忘れた模様。


faster than the speed of lightでカウンターまで行き、


約1時間後無事に戻ってきてくれました。









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お帰り人生。お帰り命。
待ってるときに数人と音楽の話ができた。
僕が好きなサウンドが土地に根付いていることにただただ憧れる。









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スーツケースも壊れていないようだった。
荷物も揃い、地下鉄の駅に降りたとき
臭い、空気、音、全てが「あの感覚」
mind gapという声の懐かしさ。
ロンドンに来れたことを再度噛み締めた。
もう、これだけで最高。
普段日本で使っている機材が一緒にいることに違和感がある。


ピカデリーラインでActon Townで降りる。
前回の宿泊拠点にした駅だ。懐かしい。最高。


目的は勿論。









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Red Lion pub.
最高。


店員さん変わってない。最高。
GUINNESS安すぎ。最高。
Kronenbourgがある。最高。









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至福。
文字通り、言葉にならない感動。









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ステーキプレート。
イギリスのご飯はなんでこんなに全部美味しいのだろう。
ええ、ビールはどちらか1つを選べなかったので同時進行で飲んでます。









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この旅の立役者のコウちゃん。
4月にActonで会ったのがキッカケというのも感慨深い。
機材問題のため、#stdrums のCDを事前に運んでもらっていたのだ、
再会を喜ぶ。


その後我々はpiccadilly circusへ。
とあるタイ料理屋へ到着すると。
いた。meeだ。
ほんとうに再会できるとは。
店の片付けを待たせてもらい、終わったタイミングで移動する。
一杯飲もうかと提案してくれたのだが、もう他の店は閉まってしまったようだ。
コウちゃんの終電もあったので日を改めることにする。









ファイル 384-8.jpg
地下鉄内にて。


そして今回の宿はmeeの家。
前回の旅がこうして繋がっている。
ちょこっと買い出しをして到着。
いわゆるシェアハウスだ。









ファイル 384-9.jpg
ふとこの状況について考えてみた。
全て全く新しく、全く不明。
どうしてこんなところに居るのだろう。
一体なんなんだこれは。
明日から路上ライブが始まる。
…ほんとうに???


meeがくれた、味のないカップ麺。
イギリスで初めての美味しくないご飯を食べながら、
期待を馳せるのでした。


それでは、続きはwebで。チーン。

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