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20140408 LONDON ACTON TOWN初日

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4/7のhighenaライヴを終えて、軽く皆で打ち上げから家路に着く。
そこからイギリスへの荷造りスタート。
予想通り眠れる余裕などなく、しかしすんなりとも荷物が纏まったので、
待ち遠しかった朝日と共に成田空港へ向かう。


全く実感の無いイギリス旅行が始まりました。


とある航空会社が格安の旅費キャンペーンを行っていたのがきっかけで、
チケットを探してみるものの、
2週間を超える旅行は対象外になるのだとか。
行くならもう少し長く滞在したいなと思っていたので計画は中止。
しかし通常だと幾らくらいになるかを調べると充分に安く、
4月の予定がすっぽり無かったのもいいことに、
行き当たりバッタリでチケットを予約。
その間にも流れ続ける時の中へ身を任せてしまっていたので、
ああ、そう言えばイギリス行きのチケット買ったっけな
くらいの優先順位になっていた計画が当日を迎えたのでした。


長いものに巻かれるが如く飛行機へ搭乗。
チケットをもらう際にアテンダントの方から「いってらっしゃいませ」という言葉を頂く。
そうか、これから「行く」のだと。
この瞬間初めて実感しました。
なんて、安心させてくれる、期待を膨らませてくれる言葉なんだろう。
何気無い後押しをくれたアテンダントさん、ありがとう。









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手持ちのバッグをうっかり忘れて、
服を入れていたユニオンを袋を代用。
持込み用のタグを貼られたのは世界初なんじゃないか?









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座席は広いものとはいえず、長時間のフライトにはやや不向き。
だけどお酒は飲み放題、食べ物も出してくれる。
好きに飲んで好きに寝て、寝飽きたらまた飲む。
座席のエンターテイメントマシーンには
音楽が特に色々あって、
ゼップ、サバス辺りもカバーしている充実っぷり。
最近気になっていたGOTYE, DAFT PUNK, VAMPIRE WEEKEND辺りを聴けた。


いいか、何でもしてやるから黙って座ってろよ!
と言わんばかりの、
時間を買う贅沢さを堪能。


ここで最大の活躍をしてくれたのがヘッドホン。
作曲用と、家での練習用にまともな1台が欲しいと思っていて、
つい数日前に買ったものでした。
この旅行のお供にもなってくれると気付いたのは荷造りのとき。
そこまで期待もせず荷物に忍ばせておいたのですが、
付け心地で選んだのもあり、長時間でも煩わしくなく、
しっかり密閉してくれるので消音効果も抜群。
最高の音楽空間を提供してくれました。
これもあって12時間拘束の旅は
足のむくみを除く大変充実した時間でした。
まったく素晴らしい。


太陽を追うように飛行機は進んでいたので、
日本からはずっと日中。
時は進んでいるけど進んでいないタイムマシーンのような。
ロンドンはヒースロー空港に着陸する前に
飛行機の窓からはイギリスの町並みが一望できました。
具体化にはわからないのですが、日本とは明らかに違う。
建物の高さと色遣いに統一性があって、
空から見る美しさを考えているかのようでした。
僕はこっちの方が好きだなぁ。









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降り立つと、そこでは同じ様な形の人間が同じ様な施設空間で活動していました。
しかし空気、匂い、土、石、全てが別物で、
特に空の違いに圧倒されました。
広大で深遠で、雲が焼きたての食パンみたいに分厚い。
箱根でも全く見れなかった景色が都心に存在している。
そりゃ音楽が素晴らしいものになりますわ。
もう、これだけで来た価値がありました。









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ロンドンはACTON TOWNという街に辿り着き、
予約したシェアハウスに向かう。
日本人が経営している宿で、他の利用者も日本人でよかった。
うち1人のコウキ君は大学と仕事の関係で滞在が長いらしい。
しかもギターをやっていて、ブルースに詳しく意気投合。
行くべき場所を色々教えてくれた。
21歳とは思えない落ち着きっぷり。
やはりこの空がそうさせるのだろうか?









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少し時間があったので、スティックと一緒に散歩をしてみる。
急に店があって、また暫く何もない状況が続く町並み。
バス停の前で座って試しに膝を叩いてみると、
その状況の受け入れ体制が備わっているのか、
笑ったり、何か声を掛けてくれたり、
通る人が軒並みリアクションをくれました。
音楽に市民権がある。
こりゃ練習パッドじゃなくて音が出るものの方が面白そう。









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のちに皆で近くのパブへ。
12時間のうちに念願レベルにまで引き上げたパブでの食事。
今回の旅行は食事が1つの目的で、
イギリスで軒並み出てくる「飯がマズい」という印象。
家庭の裕福さをありがたむべきか、バカ舌なのか、
生まれてこのかたマズいものにあまり出会ったことがないので、
それを主食とするイギリス人はどういう考え方なのだろうと、
立証をしたかったのです。


ビールは1パイントで2ポンド前後。
圧倒的に美味い。
美味すぎる。
そしてフィッシュ&チップス。
きた、マズい料理。
ポテト
…美味い。
フィッシュ
…美味い。


ミックスグリル。
きた、とうとうきた。
ポテト
…美味い。
ソーセージ
…美味い。
噂のマズい牛肉
…美味い。
ラム肉
…超美味い。


コウキもこの店の食事は美味いという。
嬉しいんだけど、うん。美味しかった。
毎日通うわこれ。









どうやら噂に聞いていた時差ボケというやつも食らっていて、
流石に疲れていたのか酔いもまわって宿へ。
しかし数時間後には目が覚めてしまい、
夜明けと共にこうして文章を流してみております。
初日からここまで長く書いてしまったので、
ポテンシャルをキープできるかは保証できませんが、
読んで頂けたら嬉しいです。
ありがとう。









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それでは、続きはwebで。チーン。


BGM - DAVID BOWIE / ZIGGY STARDUST
イギリスでイギリスの音楽を聴こうと、
厳選したものの結局50枚くらいCDを持ってきてしまいました。
夜明けに合いそうだとチョイスしてみたら、
広大な空と空気と最高に溶け合い、ブログどころじゃなかったです。
2周目でようやく聞き流しながら作業が出来るようになりました。
本当にヘッドホン買ってよかったわ…。

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