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あけましたおめでとう御座います2017。

あけましておめでとう御座います。
本年度もどうぞよろしくお願い致します。
2017年をいかがお過ごしでしょうか。










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(BURNING ISHIYA!!!)
僕は遂に年末に年賀状を仕上げることを諦め、
大晦日はAntiknockへ年越しのBURNING SPIRITSを観に行き、
朝までいてそのまま実家へ。
こちらでも飲みまくり、東京へ戻ってきてなんとか年賀状を仕上げる。
この解放感といったら…。










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というわけでこちらのブログでも2016年を振り返ってみようと思います。
(Greeting from Yonarte Tattoo.ありがとう御座います!)










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丁度2015年の年賀状を書いているときが稽古真っ只中。
『カクシンハン版 ジュリアス・シーザー』。
2016年はシェイクスピアで始まりました。
初めての舞台出演。
ドラムの役割は曲を演奏する「劇伴音楽」ではなく、
役者の心情をプッシュしたり驚きを与えたり。
台本という楽譜を追いながら役者とセッションするというとてもセンセーショナルなものでした。
特にジュリアス・シーザーはセリフの流れが大変美しく、
約1年経った今でもセリフを日常会話で使います笑。


5月には『カクシンハン版 リチャード三世 + ヘンリー六世3部作』
で1ヶ月のロングラン公演を開催。


更に8月の頭には『カクシンハン版 じゃじゃ馬慣らし』に即興で出演。
ドラムはいよいよキットではなく空き瓶や缶、フライパン、鍵などのガラクタとなり、
トラッシーでアイディアフルな内容となりました。


そんなカクシンハン公演、次回は今年の1月26日~29日にあります。
ご興味ある方は是非一度足を運ばれてはいかがでしょうか(今回僕は参加しないです!)。









さて、じゃじゃ馬慣らしは【即興】での参加となったのですが、
その理由は7月。
#stdrumsでお馴染みのJavi率いるスペイン人軍団
"UNDERGROOVELAND"と共にヨーロッパツアーを行いました。
Javiはロンドンの家を引き払い、
車上生活をするために買ったワゴン車で移動するという無謀な計画。










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スペインはバルセロナのJaviの実家で数日過ごさせてもらったあと、
メンバーも集まりいよいよツアースタート。
フランスを横断してまずはスイスへ。
Montreux Jazz Festivalの入り口で演奏したのを皮切りに
→ドイツ・ミュンヘン。
→ベルリン。
→チェコ・プラハ。
→オーストリア・ザンクトローレンス。
→イタリア・ミラノ。
→フランス・パリへ移動中に車のトラブルが発見されて立ち往生。
→フランス・レズッシュ。
→イギリス・ロンドン。→日本へ。


こう思い返しても素晴らしい経験でした。
バスキングは現地のお金をその日に稼げるのが面白いところ。
4人で1つの車で寝泊まりするのは本当に大変でしたが、
もし機会があれば今年もやりたいなぁと。










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しかしヨーロッパツアに加えて
4月、10月のロンドンツアーでも感じたのですが、
ロンドンはこの2年で随分変わってしまった印象。
バスキングをやりたい人が増え続けるのに対して、
やれる場所がどんどん少なくなってきている。
別のバスカーが演奏を終えるのを待つというのが当然になってきていて、
遂に、ライセンスを持っているという理由で演奏を止めにくるバスカーが出てくる始末。
今後ロンドンでの演奏はどうなっていくのか…。


そうそう10月のツアーは初めて日本から友人と一緒に向かいました。
ジュリアス・シーザーで共演した役者の横井翔二郎君。
ロンドンで築いてきた絆に日本の友達が加わるのはとても嬉しかったです。









というわけで2016年は#stdrumsの路上活動が本格的になったような1年でした。
3月にリリースしたJaviとの共作"feat. Javi Pérez"は残り100枚弱。
ファーストアルバム同様1年で売り切れてしまう予想です。


そして今年は#stdrumsの活動を
クラブやライヴハウスでやれるようにしたいと思っております。
#stdrumsの曲は1つ1つのパーツを長尺に作ってあります。
これは路上という環境に溶け込み、圧迫感を与えたくないという意図があります。
しかし屋内の場合は逃げ場がないため、もっと密度の高い曲が必要とされると予想しています。


今まではある素材を編集したり、
セカンドアルバムもJaviのフレーズを切り貼りして作ったものなので、
洗礼されたメロディやフレーズを1から作るというのは未開の領域。
大変な挑戦ですが、協力してくれるミュージシャンも探しながら新しい音源を製作し、
ライヴ活動ができたらなぁと思っています。
皆さまお楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。


あと今年は(毎年いってる?)ブログの更新も頑張ります!
SNSが主体となり、情報発信が気軽にできてしまいますが、
やはり自分の持っているスペースは大切だなぁと。
ドラムレッスンや、レコードの話だったり。
貯まっているネタもあるのでお付き合い頂ければ幸いです。










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昨年一番記憶に残ったのはDaft Punk - RANDOM ACCESS MEMORIESでしょうか。
Nile Rodgersを中心に「ど真ん中」のファンクを迷いなく演奏する。
一聴するとただのリバイバルミュージックなのですが、
サウンドが2013年最新であるために何故か飽きない。
聴けば聴くほどギミックの無い曲の良さに身体が勝手に動きだし、
ベタベタな展開に両手放しせざるを得ないとんでもない作品です。


Jimmy Pageはツェッペリンでの活動中に
既に「ギターリフは全て出尽くしている」とコメントしています。
21世紀に新しい・斬新なフレーズを
音階という区分けされたものの中から生み出すのはほぼ不可能に近いと思われます。
他と似ているかではなく、フレーズの良さそのものを追求。
差を「サウンド」で付けることにより
直球でありながらも他には無い新しい音楽を作り上げたのだと思います。
これは現代に於けるポップミュージックシーンへの
ファイナルアンサーであるとも言い切れます。
他のDaft Punkのアルバムはこういう方向性でないらしいのも驚き。
今年はどんなサウンドに出会えるでしょうか。


↑こういった内容のブログを頑張ります!笑。
年が明けてからはWhite Albumの迷宮にまた迷い込んでしまいました。


そして、1月4日に誕生日を迎えました。
お祝いのメッセージをくれた皆さまありがとう御座います!
ROSEROSEへ加入したのは18歳の頃。
BURNING SPIRITSでも思いましたが、
僕も周りも歳取ったなぁと笑。










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昨夜はARK STORM, GRANRODEOのサポートでお馴染みの
長井"VAL"一郎さん、千秋くんとドラマー新年会。
お久し振りにお会いできてゲs…いや、建設的な話に花が咲きました。
今年は何かご一緒できるかも…?


ドラマーとして生計を立て始めてまだ数年。
これからも努力を怠らず、クリエイティブに頑張っていきます。
というわけでほぼ年賀状からの抜粋で2017年の初投稿でした。
皆さま今年もどうぞよろしくお願い致します!










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年末のDrunkin Wildcats!
それでは、続きはwebで。チーン。

全東京公演完遂【カクシンハン POCKET04 『じゃじゃ馬ならし』】

ヨーロッパツアーから帰ってきてまだ2週間も経っていない。
先々週までフランスのシャモニーで車のトラブルに見舞われていたのかと思い返すと
日々の経過は早いのか・遅いのか…。


カクシンハン POCKET04
『じゃじゃ馬ならし』東京公演
8月3日~8月5日:新宿ゴールデン街劇場
8月6日~8月7日新宿絵空箱


東京の追加公演を含む全日程を終了しました。
ご来場頂いた皆様ありがとう御座いました。









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学があればよかったのですが、
これまで関わった作品しかしらないシェイクスピア。
ヨーロッパツアー中に話の内容を予習できたのは
Wi-fiが安定しているロンドン→東京の飛行機乗継待ちの時間のみ。
どのようなシーンが待ち受けているのか知る由もなく
前日に簡単なリハーサルを行い、あとはグルーヴするのみ。









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インターネットで調べた情報としては
ルーセンシオ→キャンビオ
トラーニオ→ルーセンショー
スライ→ペトルーチオ
ホーテンショー→家庭教師
旅人→ヴィンセンショー
ビアンカ(性格が)→キャタリーナ


其々の配役が別のキャラクターを演じるのがポイントと書いてあったのだけれども、
カクシンハン版ではストーリーそのものに重きを置いているような印象。


ペトルーチオの滅茶苦茶な発言にも的を得ている内容が含まれていたり
いわゆる「常識」を基準に生まれる「あべこべ」
しかしどちらが「正しい」かは自身の基準で異なってくる。
言葉遊びを駆使してサクサクと進んでいくストーリーは非常に爽快。
そしてラストは、実はミイラ取りがミイラ取りになっていた。
木村龍之介氏がポロっと言っていた「注文の多いレストラン」とは大いに納得。


と、書いていて気付いたのだけれども、これは観劇の感想だ。
僕は横で即興セッションをしながら、カクシンハン公演を楽しんでいたに過ぎない。


公演初日は特に面白かった。
何にせよ話を知らないんだから。
お客さんと一緒に笑ったり驚いたり。
全体の流れがわかって2回目。
ようやくストーリーを掴んできて3回目。
台詞のポイントが見えてきて4回目…
これほど毎度毎回違うセッションをしたのは初めてだったのでは。
千穐楽では馬のシーンに出演させてもらったり、
スギさん召使いの振りに「正しいセリフ」で返答できたり。
「無知」を逆手に、武器にさせて頂きました。
ストーリーが最終的に身体によく入っているのは耳だけで話を追ったからかもしれない。
回数を重ねて観て下さった方は成長度合も楽しんで頂けたかと思います。









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そして機材面でも新しい試み。
前回『リチャード三世』でもTAMAの"Cocktail-JAM" Kitを使用し、
省スペースにおけるドラムの可能性を追求したけれども、
今回は遂にガラクタ。
空き瓶、缶、フライパン、鍵。
おもちゃのジャンべ、スプラッシュと8インチスネアはもはや高級楽器。
缶は本当に便利だった。
鍵の呪文感も素晴らしい。
ゴールデン街劇場では壁が紙だったので触ってみたり、
絵空箱での公演ではグレミオが持っていた花も振って使ってみたり。
どんなものでも楽器になるのはBuddy RichとDario Rossiが証明してくれているけれど
#stdrumsでの活動が今回のアイディアの大きな手助けとなった気がする。
1つのマテリアルからは想像以上の音色が出てきます。
最終的に"Cocktail-JAM" Kitを持ち込んだものの、ガラクタで千穐楽までを迎えました。
「楽器の存在感」が会場規模と公演内容に大きく影響させることも勉強させて頂きました。


役者陣の皆さんも大分公演を終えてすぐという過密スケジュール。
足を引っ張りかねない即興セッション a.k.a.悪ふざけにお付き合い頂きました。
急遽出演となった河内大和氏のビアンカは流石の一言。
一瞬のトーンや細かい演技の変化が絶妙な効果を呼ぶ。
杉本政志氏のひとり芝居?もやはり最高でした。
神保良介氏には結局6日連続で飲みに付き合って頂きました笑(日記参照)。
カクシンハンのこれまでの積み重ねがスムーズな今作を生んだのだと思います。
共演の皆さま。心よりありがとう御座いました。
次作も楽しみですね!


というわけでヨーロッパツアーから今公演を経てようやく日常が戻ってきました。
最終日の打ち上げを終えて帰宅し、
ターンテーブルに乗っけたのは先月ロンドンで買ってきた
Faces - A Nod is as Good as a Wink...
奇しくも放題は「馬の耳に念仏」。
素晴らしい偶然でした。


はたまた、何が日常なのか。
家のベッドで起きて日々のルーティンをこなす方が普通なのか。
毎朝スーツを着て満員電車で出勤しない生活は異常なのか。
どちらにせよ、僕の真実は「ドラムを叩く」です。
表現とは明確な点数や成功の位置付けができないものだからこそ
これからも頑張っていこうと思います。
『だって体を豊かに飾るのは精神だからね』


まずはヨーロッパツアーブログを完成させます!笑。









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それでは、続きはwebで。チーン。

ロバートフリップ風日記⑤カクシンハン POCKET04 『じゃじゃ馬ならし』東京公演

2016年8月7日(日)


(この日も自宅から始まる)


8:40 起床。
9:05 コーヒー。
9:20 練習。
9:40 弁当作り。
10:05 移動。電車。
10:55 到着。新宿絵空箱。









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11:10 機材の相談。"Cocktail-JAM" Kit 設置。
11:30 これまでの廃材で行う方針に決定。
11:50 セッティング。椅子の位置決め。
12:05 木村龍之介氏との会話「ホーテンショーがやられる箇所の音は舞台裏に託す」
12:30 開場。
12:45 会場へ。


気分
若干の疲労。


ギグ
昨日見つけた方法を試す。やや詰め気味な役者陣。押すだけではなく引きで得られる客席の余裕と選択肢。埋まることでの隙間の無さ。ストーリーを伝えることを優先。馬のシーンに参加。


15:20 弁当。野菜チャンプルー。差し入れで頂いたアイス。
15:45 仮眠。
16:20 木村龍之介氏との会話「馬の場合は馬らしく。空間での差異が生まれている」
16:30 開場。
16:45 会場へ。


気分
若干の疲労。落ち着いている。


ギグ
千穐楽。靴を忘れる。汗を振り絞るペトルーチオ。財産比べの終わりに音を出すことはできず。最後まで安定するバプティスタ/ヴィンセンショーのシーン。馬のシーンに馬らしく参加。後半のダンスシーンにも参加。ロールが上手く決まる。









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19:10 片付け。ケーブル巻き。小道具。椅子を降ろす。残ったアイス・お菓子。
21:15 打ち上げ。焼き鳥屋。2日連続。ビール。砂肝。銀杏。レバー。ジャックロック。Jack Daniel'sを知らない井上哲。方針について話す。
24:05 解散。機材を持って神保良介氏とタクシー。









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24:40 帰宅。シャワー。ビール。
25:10 Faces - A Nod is as Good as a Wink...を聴く。奇しくも放題は「馬の耳に念仏」。
26:00 曖昧な記憶。









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カクシンハン POCKET04
『じゃじゃ馬ならし』東京公演
シェイクスピアの喜劇『じゃじゃ馬ならし』を【ポケットサイズ】で上演!
約40席の会場で行われるゼロ距離でのシェイクスピア!


【配役】
真以美:キャタリーナ/グルーミオ
穂高:ペトルーチオ/スライ
岩崎MARK雄大:トラーニオ
阿久津紘平:グレミオ
大津留彬弘:ルーセンショー
神保良介:ホーテンショー/ヴィンセンショー
杉本政志(劇団AUN):バプティスタ/商人(ニセモノのヴィンセンショー)
ユージ・レルレ・カワグチ(ドラム)


ビアンカは、
《8/3(水)14時~/19時~》
《8/4(木)14時~/19時~》
河内大和が演じます。カクシンハンでも外部でも数々のシェイクスピア作品で活躍している河内大和演じるビアンカをお楽しみください!


《8/5(金)13時~/17時~》
《8/6(土)17時~》
《8/7(日)13時~/17時~》
トラーニオ演じる岩崎MARK雄大が演じます。何役も兼ねたスピーディーな劇中劇じゃじゃ馬ならしをお楽しみください!


*出演を予定しておりましたカクシンハンのぐち和美は、体調不良により降板する運びとなりました。(稽古開始より体調不調の兆候がありましたが、本人とも話し合いの上、体調の負荷とならない範囲での出演方法を模索しておりましたが、今回は体調を優先させ、降板となりました。)


【公演日・開演時間】
8/3(水)14:00 19:00
8/4(木)14:00 19:00
8/5(金)13:00 17:00
8/6(土)17:00
8/7(日)13:00 17:00
※上演時間 約100分


【チケット】
前売:自由席3,000円
当日:自由席3,200円(税込)


【会場】
《8/3~8/5》
新宿ゴールデン街劇場
〒160-0021東京都新宿区歌舞伎町1-1-7マルハビル1F
・JR新宿駅東口より徒歩6分
・新宿三丁目駅B-3出口より徒歩5分 E-1出口より徒歩1


《8/6~8/7》
新宿 絵空箱
〒162-0801 東京都新宿区山吹町361 誠志堂ビル1~2階
・有楽町線「江戸川橋」駅 徒歩2分/東西線「神楽坂」駅 徒歩9分


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それでは、続きはwebで。チーン。

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