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20141006 今京都歩き倒れツアー

西の朝は早い。
昨日からのハチャメチャスケジュールに若干身体を引き摺りながらも、
午前中にはヨナルテ氏宅を出る。
2日間お世話になりました。
さて早起きをして、京都へ向かいました。
小学校の修学旅行での思い出のみで、初の大人京都であります。


2段列車に乗って祇園四条まで向かう。


駅のコインロッカーにドラム機材を預けて地上へ出ると、
既に京都感が溢れ出ております。











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KYOTO!
KIMONO!
BONZO!


建仁寺に到着。
龍の天井画を見たいと思ったのですが、
この日は台風の影響で開放が中止となっておりました。
残念。











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しかしながらとてもいい雰囲気です。


ここから清水寺へ行く手前にも、いくつも寺や神社があって、
うち1つ(歩き過ぎたので何処が何処だか理解していない…)のお寺。
どんどん上まで登れて、ちょっとした登山気分。











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上の方にあった1つ建造物。
落ち着いた空気が流れております。
ノートが置いてあって、其々の色々な気持ちが綴ってありました。


ここから指示通り歩いていくと、何やら観光客が増えてくる。
やっぱり外国の方が多いですね!路上ライヴやったらウケそう。
坂を暫く上ると…











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KIYOMIZU!











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's BUTAI!


胎内巡りという、真っ暗闇を歩ける施設が最高だったなぁ。
前後に人が居たから残念。貸し切りでやりたい。


清水寺敷地内を散策していると、一歩外れて自然がある地帯へ。
ハイキングコースみたいなところに入って、気付けば










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登山(その2)してました。
山頂も森だったので眺めは楽しめませんでしたが、
気軽に味わえる登山は楽しいですね~。空気がいいです。


そうこうしているうちに夕方。
軽く食事をして夜も歩く歩く。










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見えにくいですが見事なおぼろ月でした。
こんな風景が日常にあるなんて…!というのは外国からみて、
僕がイギリスに行ったときの感想に近いんでしょうねぇ。


その後は街の方へ行って引き続き散策。
いわゆる料亭?ゾーンは独特な活気がありますね。
舞子はんもおったで!
実は京都にはレコ屋が多いという情報を掴んだのですが、
行ったときには大体が閉店時間を過ぎておりました…無念。


荷物を取りに駅へ戻り、乗り換え分を歩いて京都駅まで…。
万歩計が壊れるレベルに歩いた気がする笑。
ここでロッコさんと合流して旅の最後の飲みをご一緒して頂く。
あれやこれや話していると…
外に…何か…いる…?











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なんとジョバンニが突然合流!
連絡してなかったのにすごい偶然!


そりゃそうです。
他人ですもの。
誰だか知らないんですもの。


オランダはデンハーグ(Escher展で行ったとこ)出身らしい。
ちょっと日本語は喋れるんだけど、かなり意味不明…。
なんというか、言葉を選ばず使えば、いっちゃってましたね…。
どうやら店の人もかなり困っていて…
もしやこれは…常習犯…?


というわけで訳もわからぬまま、バスの時間が来て退店。
最後までかき回し放題の旅でした。
ロッコさんお付き合いありがとう御座いました。











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というわけで大阪~京都を満喫しました。
京都は独特な空気が流れていて落ち着きますね。
しかし最後の最後、海老名サービスエリアの早朝。
この空に全部持っていかれました…笑。


新宿に到着したときの、やや寂しい気持ち。
またライヴで行くときは観光したいですね。
それでは、続きはwebで。チーン。

柱をガコっと外してみたら

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ここ数週間、いや、もしかすると数ヶ月くらい余裕が無くて。
ようやく最近時間が作れるようになりました。
忙しさに身を投じていると、
気付けば変化していることがあります。
人生とは塔の螺旋階段を上るようなもので、
同じ景色を何度も見ているような気がしていても、
実は地上からの高さは変化している。
先輩の教えですが、
特にここ最近、そう思わせて頂けることが多いです。
同じ部屋で同じ環境でも、見えている高さが違う。
D-1の影響は確実にあっただろうなぁ。










人にはそれぞれ許容量があると思います。
1つの部屋にやるべきこと・やりたいことの柱が立っていて
その柱の量が多ければ多いほど、
1本が太ければ太いほど、
人は圧迫感を感じて余裕が無くなっていきます。


僕の部屋にはある程度色々な柱が立っていて、
常にごちゃごちゃしている状態でした。
ところがあるとき、
部屋に洪水がなだれ込んできて全ての柱が折れました。
このままでは部屋が倒壊してしまう。
そこで出てきたのが、音楽という極太の大黒柱でした。
人生における大変動を感じた瞬間でした。


そんな先日、音楽以外の柱がまた一本抜かれました。
何かのカートリッジを取り外すように、ガコっと。
衝撃は大きかったですが、音楽という柱があるから、
部屋は倒壊しません。


隙間があるままバンドリハをこなし、
メンバーと飲んでいたら盛り上がってきたので、
自転車を停めて電車でメンバーの家まで遊びに行って。
明くる二日酔いの状態で新宿まで戻り、
自転車を回収したときに、序でにスタジオでも入るかと。
昨日と同じ服装のまま再びドラムを叩いていると、
アルコールによる余計な力が抜けたか、
はたまた珍しくジャズの練習が感性に効いたか、
何かいつもと感覚の違いがあって。
この鋭さは記録に残してみようと。
結局部屋の隙間には、また別の音楽という柱が立っていました。
時間の余裕も、隙間ができたからかもしれません。










先日、友人から大切な話を聞きました。
今後の人生にも大きな影響を及ぼすであろう内容。


僕にできることはなんだろうか。
結局気の利いた言葉を掛けることはできず。
フォーマット染みた助言をする気にもならず。


この先に不安を抱えずに生きていくのは誰でも難しい。
だからこそ、今の今に向き合いたい。
ちょうど先日録画したドラムがそれを表していて。
気付かぬうちに僕のターニングポイントにもなっていました。
何が起こるかわからない毎日だからこそ、
これからも精一杯頑張って生きます。いきましょう。
最近の身の回りに起きたことに対する、
僕なりの答えでした。


それぞれに
幸いあれ。











それでは、続きはwebで。チーン。

アイデンティティを削る

少し前のブログ記事から、内容がえらく落ち着いてしまい
一部の友人知人からはもはや心配の声すら上がっているのですが、
決して精神病とかそういう類のものではなく、
自然体の状態そのままを文章に繋げようと試みている結果です。
稚拙もいいところですので、背伸びをしない
ありのままの状態を出せればと思っているのですが、
考えて言葉を並べる作業が結構楽しくて、
単純な宣伝や告知を繰り返すものより
自分のためになっていると少しずつ感じております。
更に皆さんと共有できるものになれば、
それ程嬉しいことはありません。


今は気持ちが自然体な方向に向かっていて、
身の回り内外で様々な変化が起きているのですが、
次は髪を切りました。
梳く、ではなく、バッサリいきました。


僕は昔から髪型に無頓着でなんでもいいのですが、
折角髪型が自由にできる環境にいるので、
できそうな髪型として、デビロックヘアーを選んでいました。


髪染めは勿論、
ワックスやジェルも殆ど付けたことがありません。
最近だと、結婚式等のどうしても帽子が被れない状況で
オールバックにするときに整髪剤を使ったくらい。


その興味がないものにも関わらず、
何故これまで伸ばし続けていたのか自問自答していたのですが、
僕は性格にしても、ドラムスタイルにしても、
このブログの最後の文句にしても、
そして髪型にしても。
何かに付けて自分色を付けるのが得意みたいで、
「おーいここに居るよ!」と
呼び掛けて振り向かせる能力があるんだと思います。


更に始めたら継続してしまう性格なので、
ノリでやってみた髪型がこの日までもっていたと。
この性格のお陰でこれまで色々な結果を生みましたし、
髪型にも沢山助けてもらいました。


MISFITSへの敬愛心は言うまでも無いです。
ですがこれって実は自分の好き嫌いではなく
周囲への印象のためにやっていたのでは感じました。


そしてこれからはもっと自分に正直になりたいなと。
人の評価や印象を取りに行こうとせず、
勝手についてくるようになりたいと思ったのです。


切ろうと思った理由はもう1つあって、
帽子があるときは良いのですが、前髪で前が見えないと
対話するときに覗き込むような状況になってしまいます。
自分自身のブラインドになってしまっている気がしていて、
それが相手とのバリアになってしまってはいないかと。
心身共に物事、そして音楽をもっと真っ正面から捉えたいのです。


いつもの理髪店へ。
行く度に毎回同じスタイリストの鈴木さんに当たっていたので
話が進みやすかったのですが、
今日はお休みで、明日はいらっしゃるとのこと。
一瞬悩んだのですが、これも巡り合わせだと感じ、
初めて切って頂くスタイリストさんに
上に書いたことをほぼ全て伝えてみました。


そりゃ迷惑だよね重いよねと思ったのですが、
好印象に聞いて下さったので信頼感が生まれました。


ざっくり切ってもらったあと、細かい調整をしているとき
鏡に煩いなく真正面から映る自分を暫く見入ってしまいました。
瞬きをほぼしていなかったので
さぞかし気持ちが悪い光景だったことでしょう笑。
スタイリストさんはとても真剣にカットをしてくれて、
気持ちを伝えて良かった。
お金を払って、素直に感謝できるのも久し振りの感覚。


その後帰ろうと思った先に古本屋が。
存在は前々から気付いていたのですが、
難しい本ばかり置いてありそうな店構えなので興味が沸かず。


先日友人と食事をしながら話をしました。
心境と髪形が一致していないという
相談も聞いてもらったときに上がった話題で、
三省堂が出版している新明解国語辞典。
現在もなお増刷されている辞書なのですが、
言葉の説明に書き手の人間性がとてもよく出ていて、
特に規制がまだされていない初期のものが面白いらしいと聞き、
インターネットオークションを開いてみたら
噂通りの高価な取引がされていて、
地道に古本屋巡りでもしてみようという話になったばかりだったので、
お店へ入ってみました。


その辞書のコーナー。
目に付く場所にありました。
新明解国語辞書 第二版。
付いている筈の値段が無く、もはや言い値。


最近巡り合せと感じられる事象がとても多いのですが、
余りにも流れが自然過ぎて、震えが止まりませんでした。










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新明解国語辞書に言わせる
「巡り合せ」
- 自然にそうなる運命。


友人、古本屋さん、理髪店さん、行動、全てに感謝。


二版は「過激さ」という点では然程だったらしく、
一番強烈なのは四版の初刷とのこと。
是非手に入れて見比べてみたいです。


前髪をここまで真剣に語る記事も珍しいでしょうけれども、
アイデンティティになり得る要素を1つ削って、
より内面を深く、広く育てられればと思っております。










因みに夜は饗庭純のライヴを拝聴しに四谷天窓へ。
とある出演者さんがMCで何気なく放った言葉がやけに気になって。
内容は「こういうことしちゃうのってフツーじゃないですよね」
という類のものだったのだけど、
僕は「なんで?」という気持ちしか出てこなかった。
勿論そのMCにはお客さんの笑いを取るためだったり、
内容以外にも意図するものがあったのだろうけど。
教育と社会が生んだ良し悪しの基準は至るところに刷り込まれていて、
本人が考えて判断した行動がどれだけ少ないものか。
自分を信じて選択したものならば、正解でも間違いでもなく
「それでいい」になるのだと思う。
そういった選択を躊躇せず成し遂げる人は
世の中からは逸脱するので結果的に周囲からは個性的と映る。


饗庭純はそれを体言するかの如く、
そのステージに本人の在りのままがあり、
飾らず、嘘をつかず、思いを思いのまま伝えていた。
余りにも圧倒的で、崇高で、言葉にするのを憚られる程。
本当に素晴らしい時間を共にさせて頂きました。
すっごいよ。マジで。


そう思えたのも髪を切ったお陰なのであれば尚更。
考え方が変わればまた伸ばし始めるかも知れません笑。


それでは、続きはwebで。チーン。