気付けばロンドンへ出発の日。
なんとかこの記事と動画編集が間に合ってよかった…。
まだ何も手を付けてられていない荷造りです笑。
というわけで
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▼ユージ・レルレ・カワグチ▲オンラインドラムレッスン▼
【効果絶大】ハイハットを使ったツーバスの練習方法
HOW TO PRACTICE DOUBLE KICK USING WITH A HI-HAT.
アーカイブはコチラから。
ツーバスが踏めないのは左足のせいじゃない
【動画付】スラッシュメタル・ハードコア系『2ビート』の叩き方
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※この記事は右セッティング・右足から連打するという前提で進めていきます。
前回ツーバスが踏めないのは左足のせいじゃない
では、ツーバスに対する考え方・取り組み方について書いてみました。
記事を書くにあたってインターネットでも少々検索してみたのですが、
様々な方法論や練習方法が出てきて面白いですね。
結構皆さん左足の練習が好きなんだなぁと笑。
皆さんの性に合う方法が見つかればいいなと思っております。
さて、今回は実際の練習方法に触れてみたいと思います。
前回の記事に書いた通り、僕はツーバスが踏めない理由は
「左足だけではなく、全身の組み合わせが上手くいっていない」ことにあると思っております。
その組み合わせの確認ができる練習方法がこちらです。
キックのシングルストローク "RLRLRLRL..."
この左足をキックペダルからハイハットへ置き換えます。
この状態でツーバスでのビートと同じ手順を叩くと、
オープン/クローズのハイハットサウンドとなります。
ハイハットと右足キックがずれるとオープンの音が綺麗に出ません。
また、このツーバスフレーズにおいて右足と右手がずれることもありません。
連続して歯切れ良いオープン/クローズサウンドが出ていれば、
結果的に両足を交互に動かしながらリズムをキープできていることになります。
(※オープン/クローズのハイハット奏法は本来「開ける/閉じる」という意識を持つべきですが、
これはツーバスの練習への応用方法なので、「踏む」意識でOKです。)
実際のツーバスでは、重なった右手・右足の隙間に左足が「無意識に入ってくる」ような感覚です。
ツーバスを踏める人は持っている感覚だと思うのですが、
「交互に踏む!」という強い意はなく、キープしている右足のウラに左足が入ってくる。
これはスティックのオルタネイトストロークと同じで
速いシングルストロークの際、「右左右左右左…」と1打ずつ認識するのではなく、
オモテのストロークの隙間にウラのストロークが付いてくるような感覚があるかと思います。
1つずつ打感を取ってしまうと、速くなったときに情報量が多過ぎて混乱してしまいますよね。
そのために左足より右足がしっかり合っている状態」が第一歩となります。
この練習方法は音に隙間があるので、合っている状態を掴みやすいのが特徴です。
動画からは脱線してしまいますが、例えばこの譜面。
4つ打ちフレーズのキックを4分音符→8分音符とシフトチェンジする内容。
バックビートにおけるスネアとキックは、重ならない組み合わせのパターンが多いです。
簡単な譜面に見えますが、キックとスネアの同時打ちは慣れていないと思った以上にハマりません。
しかしツーバスでのバックビートの場合は右キックとスネアを同時に叩きます。
ツーバスの苦手な人は「左足」を原因に思ってしまいがちですが、
実はスネア(左手)もその原因に大きく関与し、勿論それはハイハット(右手)も同様。
左足の問題に取り掛かる前に、どれだけ「左足以外」にも原因があるかがお分かりになるかと思います。
(後半の譜面に左足を加えればツーバスフレーズの完成です。)
動画の練習方法へ話を戻します。
慣れてきたら今度は何小節毎に左足をキックペダルへ入れ替えてみます。
このとき、くれぐれもリキんでバランスを調整しないように。一気に動かなくなります。
身体は「覚えた整理済みのコンビネーション」で動かすだけ。
左足をキックペダルに移すと「勝手にツーバスを踏んでいる」くらいの気持ちでいい筈です。
左右の音バランスは身体ではなく、耳で聴き取った「出音という結果」で判断します。
そしてもう1つの確認方法、実は目で確認する方法があります。
これはペダルのセッティングと大きく関係してくる話で、こちらも次回以降記事する予定です。
この練習方法。元々ツーバスの練習のために編み出したものではありません。
実は、僕はツーバスに対してしっかりと向き合った練習をしたことがありません。
高校生の頃にヘヴィーメタルとツーバスを知り、
部室のツインペダルを借りたところ踏むことができました。
何故かを考えると、シングルキックとハイハットのコンビネーションをよく練習していました。
左足も含めた全身でのコンビネーションに慣れていた結果だったと推測しています。
ツーバスに頼らず(知らず) シングルキックでできることを追求し、
様々なコンビネーションを研究した結果、現在の僕のプレイスタイルがあると思っております。
ツーバスのみを鍛えたドラマーと、ハイハットワークが多彩でツーバスも踏めるドラマー。
演奏者の未来は、練習のアイディアと方針次第で決まっていくことでしょう。
左足を過剰に意識しないという点から、
あまり提言されていないであろう練習方法をご紹介させて頂きました。
ツーバスで行き詰まりを感じている方は是非お試しください!
ご質問・ご意見もお待ちしております。
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それでは、続きはwebで。チーン。