流石に疲れを残していたのか、昼前に起床。
あんなに飲んだのにも関わらず二日酔いにならないのがロンドンマジックである。
ブログをコチコチ売っているとキロンも起きだして部屋の掃除を始めた。
彼はスペイン軍団と違って笑、こういう点にマメである。
昨日の路上のあとも自分のタバコとか拾ってたからな〜。
ブログを書き終えるともう14時くらいに。
以前もそうだったけどここの時間を短縮しないとバスキングに出るのが遅くなる笑。
というわけでキロンと共にShoreditch High Streetを目指す。
曇りでありがらも天候としては晴れなロンドンらしい空模様。
Old Street駅から歩くこと10分程度でURBAN FOOD FESTに到着。
駐車場に設営された会場では各種飲み物とフードが売っていて、
入り口付近にある小さなステージで演奏をしている。
どうやらキロンはここで演奏できるという情報を見つけたらしい。
運営側と話すとOKとのこと。こうして#stdrums イギリス初ステージとなりました。
僕らの前には打ち込みとギターでムーディな曲を歌う男性。
中域の声の伸ばし方がグレンダンジグに聴こえてきてイメージが持って行かれる。
ちょっとcoldplayみたいな感じもあったかな。
(この手のサウンドに詳しくないので何かとcoldplayに聴こえる現象とも言える)
僕らは少し肌寒くなってきた18時頃からセッティングしてスタート。
前の男性のときもそうだったけど、路上と違って演奏への反応があまりよくない。
というか、路上が良すぎるのかもしれないし、
それが路上の良さの一つの「帰りたいときに帰れる」とこなのだろう。
彼らは食事と飲み物を楽しんでいるだけだ。
ストリートに限りなく近いがそれでもここは立派なステージで。
テキトーな演奏は出来なくなるけど、反応も路上とは違って面白い。
じっくり見て、CD持って行っていいかわざわざ聞いてくれたり。
終わってから話しかけてくれたり。
前半やや掴みにくい演奏をしてしまったのだけど、後半はいいものをやれた気がする。
路上ではヘマも打てるけど、ステージでは内輪感は出したくないのが個人的な気持ちだ。
常にショーでありたいが、これも余計なプライドなだけかもしれない。
まずは演奏を楽しまないと。
てな感じで課題は残りながらも最終的に素晴らしい経験でした。
CDも結構持って行って貰えました。
その後はCamden Townへ。ホームタウン感に引きずり込まれる。
さっきのシビアな演奏を意識していたのか、こちらでは絶好調で反応もいい。
故にステージとは敷居が高いのかもしれない。
裏を返せば路上から常にステージレベルの演奏・パフォーマンスを心掛けたいものだ。
昨夜の兄弟バンドが来たので、いい感じに叩いたあと場所をバトンタッチする。
何故か彼らは突然移動してしまって(それもなんだか一転し素っ気ない感じ)のだけど、
買っておいたGUINNESSを持って橋の方へ。
スロバキア人らの若いミュージシャンに囲まれてよくわかんない話をしたり、
スペイン出身の美女らと話したり、こういうコミニュケーションはほんと面白い。
ほぼ喋れてないけど笑。
23時頃に駅前へ戻ったときにふと提案したのが最後、もう一回演奏スタート。
流石土曜の夜は最後まで盛り上がりました。
終電を気にしながらやると、キロンが25時くらいまであるらしいよと。
しかしパッキングして電車に乗ろうとしたら、0:30で既に終わっていた。
おいー笑。考えてみればロンドンで25時まではないよね。
結局バスで1時間ほど掛けて帰宅。1本で帰れるのは嬉しい。
キロンと行動すると彼も相当のマイペースマンで、歩幅を合わせるというのは難しい。
しかし歩調を合わせるとは、僕の歩幅にも合わせてもらうことにもなるので
結局はお互い様なんだな。
LONDON PRIDEの缶を見つけて狂喜乱舞しながら、キロンが買ってくれたワインを皆で飲む。
英語で話し合う彼らの内容に耳を傾けながらも、睡魔に負けて落ちていくのでした。