8時頃に起きてロビーへ出ると朝食が用意されていた。
昨日の疲労もあったのか朝からよく食べる。
荷物を纏めて、昨夜出来なかったチェックインと共に11時のチェックアウト。
短い間でしたが、また。
街の中心部に出るために、宿の近くの停留所からバスに乗る。
料金はどうすればいいのかな…?
ローマの中心部に近付くにつれ、クラクションが一方通行に飛び交う。
30分程で主要の駅に到着。
あれ…ここは、昨日乗り換えたRome Tiburtina駅じゃないか。
つまり40分も待って乗り換えずに、バスで来ればシンプルかつ楽だったのだ。
そして今回も何故か料金は支払わなくていいと言われた…。
打ちひしがれながらも地下鉄を乗り換えOttaviano San Pietro駅へ到着。
ローマの地下鉄はA線、B線という2種類で成り立っているらしいのだけど、
その車両の汚いこと。隙間なく描かれたグラフィティはもはや其々の個性にすら感じる。
「まあ!また好きなデザインの車両が来たわアリヴェ〜!」
なんてなるのだろうか。
ローマはフィレンツェに比べてかなり都心な印象。
観光客を狙ったテキ屋やチケット勧誘などがかなり多い。
それらとビールの誘惑を乗り越えた先に広がるサン・ピエトロ広場。
イタリアの建造物を見てはデカいという言葉以外生まれていない気がする。
柱がみっちりと規則的に並び、壁に迷い込んだような感覚に落ち入る。
パノラマ写真も撮ってみました。
館内へ入るには広場を一周回るくらいの列に並ぶ必要があり、
チケット勧誘が多いのも頷ける。
広島のお好み焼き屋ですら並ぶのを躊躇する僕がその列に入れるわけもなく、
外観を楽しんで広場を出た。
噴水の水の滴り方が美しかったなぁ。
水は生命力を感じる。ナンテ。
再び地下鉄を乗り換え、Colosseo駅へ。
駅名からもうわかるとは思うけれども目的地は
この佇まい。
コロッセオをみてようやく気付いたのだけど、こういう遺跡に妙な親近感があるのは
プレステのトゥームレイダーのお陰だな。2か3の舞台がローマなんだよね。
舞台や客席だけではなく、地下通路まで作られている。
こんな建造物が紀元前に作られているとは。
柱の細工や全体のバランスの美的感覚が近しいのも興味深い。
現代の技術向上とはテクノロジーそのものであって、
小さいもの・クオリティの高いものを量産することには長けているけれど、
実際の技術や精巧さそのものは、当時から変わっていないのかもしれませんね。
その隣にあるフォロ・ロマーノ遺跡。
街一つ分がそのまま残っているような状態。
ティトの凱旋門、マクセンティウスのバシリカなど
やはりその大きさに圧倒されながら、この場で起こっていたことに思いを馳せる。
再度書きますが、この名前はiPhoneさんのGPSによって判明しているものです。
じっくり遺跡探検を楽しんだあとに食事へ。
フィレンツェではあり付けなかった海鮮パスタを探すと、こちらではメジャーのよう。
近場のレストランにチン入して念願のボンゴレビアンコ。
太麺で美味しい〜!
調子付いて海鮮の酒蒸しも頂き、ゆっくり時間を過ごせました。
さて、時間もきて街の中心部Terminiへ戻りシャトルバスの手続きへ。
これからスペインへ向かうために空港への足となる。
来る時間がかなりマチマチで、結構ギリギリの到着となってしまいそうだ。
レストランでゆっくりし過ぎたようだ。
しかも予定の時間にバスが来ず、10分ほど遅れて到着。
道路もかなり混んでいる様子で、焦りが始まる。
20:45ゲートクローズの状況で、30分に空港へ到着。
走りに走ってチェックインを済ませ、荷物検査も無事に通りなんとかゲートに間に合う。
飛行機の出発もやや遅れていたようだ。
23時頃スペインはバルセロナ空港へ到着。
中心部へ向かうバス停の場所を案内所の方に訊くと、英語が通じる…!
これがどれだけありがたいことか。
バスにもすんなり乗れて、カタルーニャ広場へ到着。
宿にも無事にたどり着くことができ、近くのBARへチン入。
GUINNESSもあったので久し振りの帰国。
ここでスペインの小皿システムを堪能。種類を沢山食べれて嬉しいですね。
目まぐるしいこの数日を振り返りながら、宿へ向かうのでした。
それでは、続きはwebで。チーン。