日曜とあって工事が無かったため、11時頃に起床。
バスキングは夜にやることにしていたので街へ出る。
TATE MODERN辺りの空気を吸いに行く。テムズ川周辺の空。
半年前はよくこの辺りで路上ライヴをやったけれども、
見るとバスカーが思った以上に少ない。
そして"BP"つまりバスキングポイントができていた。
取り締まりが強くなってきているのだろうか。
何やら旗を持った人々で賑わっていたのは、
今日はシェイクスピアの誕生日らしく、そのグローブ座が開放されていた。
個人的にタイムリーなことでもあって覗いてみることに。
17世紀のこの辺り。
最初のグローブ座は火事で燃えてしまっらしい。
Lindisfarneのジャケットを彷彿とさせる。
グローブ座そのもの?も開放。
木や藁で作られた暖かみある建物だった。
ここであの名演の数々が繰り広げられたのか…
と感慨深くなろうとも名演を知らない体たらく。
しかし充分楽しめました。
小腹が空いたのでLeicester Squareまで移動し、アクトンのRED LION系列の安いパブへ入る。
細長いGUINNESSのグラスが出てきたので、帰り際に貰っていいかお願いすると、
店にグラスが無くなっちゃうからダメだよ。もしくは今直ぐバッグに入れて。と。
粋過ぎる…。ありがとう!ちゃんと持って帰ります。
空きっ腹だったのか睡眠不足か、酔いが酷く回り帰宅。
家でウダウダしてしまい時間は刻々と過ぎていく。
酔っ払ったから・寝不足だから・怠いから・疲れたから。
何かのせいにしてやるべきことから避けるのはなんと簡単なことか。
その理由を作っているのはなんであれ自分自身の行動からだというのに。
23時頃に、身体を起こしてBrixtonへ向かう。
Jordiは今からだと遅いと思うけど、頑張ってと言ってくれた。
ありがとう。
駅前は静まり返り、人も少ない。
しかしやるのだ。自分のために。
セッティングを終えると、別のバスカーがこの時間は遅過ぎると伝えてくれた。
しかしやるのだ。自分のために。
1曲やると、1人プロデューサーと名乗る男性が気に入ってくれてもう1曲を要求。
そこにさきのバスカーが止めに入る。
この時間の演奏で苦情が入り他のバスカーに迷惑を掛けるかもしれない。
でもやるなら止めない。
この2つを堂々巡りして、こちらも意思を伝える。
なんとかもう1曲やれることになって、プロデューサー氏は喜んでくれた。
こうしてたった2曲のライヴは終了。
数人か集まってくれてとても楽しかった。
今までの行動は、結果的に周囲の反応があるからこそやってきたものなのかもしれない。
今夜の路上ライブは、初めてと言っていいほど、自分のためにやったものだった。
人やチップが集まらかろうとも関係ない。
アーサーとの会話で感じた、自分の気持ちを押し付けず持つ大切さ。
今日という1日を介して新しい何かを掴めたような気がしました。
そしてさきのバスカーの忠告通り、裏に住んでいる方から直接苦情をもらい
夜のBrixtonでのライヴが難しくなってしまいましたとさ。
さてどうする…。