安定の9時起き工事。睡眠大事。この一大事。求む理由の開示。
今日はRECORD STORE DAYなので、レコ屋を歩いて回ろうと
若干重い頭を引きずって午前中からNotting Hill Gateへ向かう。
Central Lineが止まってしまいQueenswayから歩く羽目になりながら
Music Video Exahangeへ到着。
昨年は10%OFFに加えてエコバッグまでくれる大盤振る舞いだったのだけど、
しかし今年は何もないらしいようでちょっと残念。
Trad Folkを中心に5枚ほど購入。殆どが時代・レーベル含めてのジャケ買い笑。
このジャンルのジャケの美しさは格別ですなぁ。
その後ROUGH TRADEに向かうためNotting Hill Gateから歩くと、
大きなマーケットが出現。
銀食器やアクセサリーのアンティークショップを中心に
レコードもそれなりに点在していて、思わず寄り道のトラップを食らう。
出ました。
TOMMYのUKオリジナル盤です。
ジャケがレイトであるものの盤はファーストプレスなので安く買えました。
聴くのが楽しみだなぁこれは。
屋台のトラップも潜り抜けてなんとかROUGH TRADEに到着すると、
ちょうどRECORD STORE DAYのライヴが開催中。
人が多過ぎて見れないし勿論中にも入れなくて、意外な立ち往生を食らう。
マーケットをもうちょっと歩いて、ピザを買って戻るとライヴが終わっていた。
中古のレコードも置いてあって物色。
新品はやっぱり高いなぁ…MYLOのアナログがあって滅茶苦茶悩みました。
というわけで他のレコ屋も攻め込む予定でしたが、
マーケットでかなり体力もお金も使ったために帰宅。
やってきた我が子達と存分に戯れた後、荷物を持ってカムデンへ。
土曜の夜のカムデンは、思っていた以上に騒がしくはなく
5曲ほどやったところで警察が来てしまい終了。
しかし前回来てくれた、ドラムを始めて2ヶ月のイケメンがビール買ってくれたり、
昨夜Troy Barで会ったメタルヘッズが来てくれたり嬉しいことも多かった。
このペイガンメタルマニア、ドイツ出身のアーサー(発音が難しくてこう表記する)が
このあと行こうと思っているBrixtonに一緒について来てくれることになった。
彼は旅をしているらしく、Camden近くのホステルに泊まっているらしい。
彼との会話は物事の根本を見直されるのようなものばかりで、
伝わらない言葉を辞書を使わず一緒に考えたり
何故メタルが好きかを話したり(ここだけ切り取るとなんとも厨二。笑)
コミュニケーションそのものを素直に楽しめる。
肯定はするが決して否定はしない。懐疑心もないし何かを説こうともしない。
お互いの意見を尊重し、違いがあることを受け入れる器の広さがあった。
そんなこんなで23時頃Brixtonへ到着。
がちゃがちゃと喧騒が満ちた駅前に期待が高まる。
その予感は的中し、これまでに無い盛り上がりを見せた。
土曜日の夜を楽しむ方々が次々に集まり踊ってくれる。
あまりのチップの集まりに路上にも小銭か転がり、
それをホームレスがくすねようとしたのを別の方が見てトラブルになったり
隣に男性が来て、すっと£20をくれたり。
(恐らくチップケースに入れては誰かに取られることを推測してくれたのだろう)
お金はもう充分だったので、ここでフリーCDを言い放つ。
手渡すと、多くの人が通常価格の£5をくれた!どういうこっちゃ笑。
そして言われたのは、CDはどこにあるの?と。
地面に置くだけでは見つからないのだろうか…これは何か策を考えなければ。
というわけでCDは完売。この様子が続けば今回も完売が見えそうだ。
予定より大幅に終了が遅れたものの、とにかく楽しかった。
そして絡みまくってくる酔っ払いと平然と話し合えるアーサーに関心する。
酔っ払いの英語は特にわからないというのもあるが、僕が避けてしまいがち。
それを伝えると、健常者の会話だけでなくこういう英語を聞き取ることで上達するよね。と。
酔っ払っていたりイカれていたりしていても、いい人間か悪い人間かで付き合える器。
とても大切なことを学ばせてもらえた。
お互いのバスに乗って帰宅し、今日買ったビアマグで祝杯を味わう。
明日もいい1日にできたらいいな。
すっかり酔っ払って眠りにつくのでした。