6時頃に起床。やはりロンドンに来ると寝れない病が発動してしまう。
Javiの家はリビングで寝ているので、その影響もあるかもだけれども…。
というわけでスーパーへ行くついでに近所を散歩。
雲が少ない朝です。
StockwellはNorthernとVictoriaが止まるので交通の便がかなりいい。
それでいてZONE2(=都心寄りなので交通費が安い)なのも嬉しい。
家に帰ってサンドイッチを作ったと思いきや
朝から失礼しました。
飲み貯めしておかないと…!
と今から考える辺りがケチくさい。
アンプ等を入れた状態だとスーツケースにはかなりの負担が掛かっているらしく
(取っ手が破損するくらいですから)
弱点のキャスター周りも相応のダメージを負っていたので、
2日目にして修理施行。今回の旅も耐えてくれるだろうか…。
その間JaviとMarkがアコギでオペラ座の怪人をセッションしていた。
曲のチョイスそのものにも驚くだかりだけれども、成立するからなお凄い。
歌の音程なんて合って当然。
リズムもずれなくて当然。
そこからどうするか。という話なのでレベルの違いを痛感する。
スーツケースを直してJaviとCamden Townへ向かう。
前回我々が毎日セッションを繰り返した土地。
駅を出てすぐ隣は別の人が既に演奏していたので、
近くの広めの場所で始めようとする。
すると犬を連れたホームレス?の女が寄ってきたり、
別のバスカーが時間交代の交渉をしてきたりと、
カムデンらしいやり交わしが行われるのがどこか懐かしく刺激的だ。
結局その交渉もあり、30分ほどやって当初の改札隣へ向かう。
ここは若干斜面なので、スーツケースセットだとややバランスが悪い。
Javiは新たにルーパーを導入しているのだけれども、
同じアンプから同じ音質・音量のループを録音して上から演奏するので、
ループがとても聴こえずらく、よくずれてしまう。
しかし先の、合って当然の世界の奴と一緒にやるわけだから、何とかしないと。
結局この場所では駅側から苦情が入ってしまったため、
最初の場所に戻った。
このとき30分交代と言ってたバスカー達が一向に演奏を止めず、
待つ羽目になるJaviとワタシ。
ようやく演奏を再開できると、犬を連れていたホームレスの様子がおかしい。
明らかにヒステリックになっていて、精神不安定なのだろうか。
こん棒みたいなものを常に持っていて、
それでドラムを叩き始めたり、演奏の邪魔をするのだから流石にマッタが入る。
そのタイミングで自治体も来ちゃったりともうグチャグチャ笑。
そしてどういうわけだか、Javiはそのホームレスを家に泊める約束をしていたらしい。
「クレイジーでも人間がよければ構わない。しかし彼女はダメだった」
そもそも初対面のホームレスを家にあげようと思わないよJavi.
つくづく彼の懐の深さには関心してしまう。
なので仲良くなった大道芸の皆に挨拶もできず、撒くようにして撤収。
でもなんだかんだて2時間くらいは演奏できたかな。
カムデンの洗礼をしっかり受けたのでした。
http://instagram.com/p/1TrbNCoubk/
thank you upload video!
帰宅してチップの計算。これだよ〜。
CDも6〜7枚売れていていい感じでした。
朝から起きていたので眠気もあったのだけど、MarkとJordiも加えて
これからカムデンに戻ってクラブに行くというので付いて行かせてもらう。
ラム酒とコーラを買って、夜のカムデンを喧騒を飲みながら歩く。
金曜の夜ともあって、その荒れ具合はいつもに増している。
外でたむろしながら瓶のラム酒を空けて会場へ向かうと、
もうクローズの時間で入れないとのこと。
彼らは他のクラブを見つけてバスを乗り継ぎ移動。
Jordiはメタル好きなので話が弾む。
有名どころに会ったことがあるのを凄い羨ましがってくれたのだけど、
日本だからこそ会いやすいのかなと思ったり。
会場に到着して、ウイスキーとエナジードリンクを買って外で飲む。
これが強烈に口当たりで、とてもガンガン飲めたもんじゃない。
周囲が静かな場所を見つけてSpotifyで音楽を聴きながら話す。
あとで知ったことで、朝方の時間を過ぎると閉店までチャージがタダになるらしい。
それまでの時間潰しをしていたわけだ。
彼らはゴスペルからデスメタルまで、本当にボーダレスに音楽を知っている。
それを感じるままに歌って、リズムを取って過ごす。
そしてよく話す。
「お金の掛からない遊び好き」には自信があるけれども
彼らのこの自然さは、恐らくコミュニケーションを取ることが楽しみであり遊びなんだろうなぁ。
かつ選択肢が(いい意味で)限られているので、そこへの集中力が高い。
素晴らしいカルチャーショック。
最終的にMJのモノマネがバカ受けして万事円満。
6時を過ぎてクラブに行くと結局チャージを取られてようやく会場へ。
爆音で流れるジャングルビートとサイケな映像の前でひたすら踊る。踊り続ける。
さっきの流れを受けていたので入り込めたけれども、ここで睡魔の限界。
半分眠りながら踊って7時に閉演。
身体にビートが残る感覚が楽しい。