昨夜は早起きも影響したのが早い時間に寝た。
しかしなかなか寝付けない。
ストレートに書くとmeeのイビキが半端じゃないの笑。
色々作戦を実行しているうちに10時に。
よく寝た割に体力が全く回復していない笑。
今日はとある計画のためにお昼から動く。
このために作曲を進めていたのだけど、
引きずり続けている昨夜の余韻のお陰でそうもならなくなった。
ふと起き抜けにアイディアが浮かんだので、
身支度をしながらなんとか形にしてみる。
ドタバタのまま外出してmeeと共にJavi, Billと合流。
1時間ほどで計画は無事に終了。
これに関しては追ってお伝えしようと思います。
meeと別れて我々はOxford Circusへ。
彼らの親戚(何人いるのだろう)のアリシアも合流してお昼を取る。
イングリッシュモーニングと紅茶。
ここにきてようやくロンドンに来た感じが出てきた。
さて、夕方前からここで路上ライヴをやろうと目論んでみた。
解りにくいですが奥にセッティングされてます。
都心のど真ん中。
しかし反応はあまりよくない。
Javiもなにやら調子が乗らないようだ。
1時間ほどやってみて、移動を決める。
やっぱりここだ。Camden Town.
セッティングして音出しをすると、さっきと全然違う。
身体と音が1つにならないとJaviが言っていた。なるほどね。
今日のカムデンは特に酔っ払い(?)が多く、
演奏前から厄介なまとわり付きが始まる。
うち1人が特に酷く、片っ端から通行人に絡んで回る。
それを嫌がるために人が全然立ち止まってくれない。
最後の夜にとんでもない貧乏クジを引かされたものだ。
残るCDは十数枚。ちょくちょく捌けてはくれるが、まだ余っている。
と、ここでJaviが機転を利かせて、フリーCDを宣言してくれた。
しかしこのとき既に人が殆どいない状態。
更に近民の方から苦情がきてしまったらしく、
場所の移動も余儀なくされた。表通りの方へ移動する。
これが功を奏したか、酔っ払い達がいなくなった。
数曲を演奏すると人が集まってきてくれた。
今ならいける…!
Javiの呼び掛けと共にCDが一気に無くなっていく。
残るはあと1枚。
売れてくれ。
僕らの目的は若干別の方向にずれていたのかもしれない。
そしてとある男性が、£1硬貨を5枚投げ込んでくれた。
身体を通していた一本の柱が取れた気持ちになった。
全てのフライヤー、CDを最終日に無くし切ることができた。
演奏中に最後の1枚が売れたため、曲を終えて一息つく。
かと思いきやJaviは別の曲を弾き始めた。
ああ
このイントロは
Rumble Onだ。
Billと僕も、導かれるように演奏を始める。
熱いものが込み上げてくる。
このときばかりは、自分達のためのみに演奏をした。
あんな純粋な演奏は2度とできないかもしれない。
一生忘れられない思い出をありがとう。
#stdrums はやらないのかと聞いてくれた。
確かに、最終日にそれをやらないのもどうかと思い、叩かせてもらった。
2週間前、同じ場所でやったとき、僕は1人だった。
(大道芸人Spikeとその他大勢の酔っ払いはいたけど笑)
今は後ろにこんなにも安心できる仲間がいる。
音楽の力は偉大だ。言語を飛び越えて人を繋げてくれる。
音楽はほんとうに凄い。
いい演奏だったかはわからないけど、彼らは喜んでくれた。
続けること数十分。警察の方々が現れてライヴは終了。
大勢の観衆に見守られることもなく、あっさりと最後の夜に幕を閉じた。
さあ、飲もうぜ!
Javiの住む家へそのまま向かう。
ドラマーJordiともまた会えてよかった。
至福の一杯。
学校の授業でドキュメンタリーを撮影しているという女性陣2人も合流。
関わってくれた人々が集まってくれるのは嬉しい。
昔はどんなバンドをやっているのか訊かれたので、
某國バンドの映像を皆で観るという、何ともシュールな光景。
改めて、2週間前にこうなるとは思っていなかった。
もっと孤独な闘いが待っていると予測していた気がする。
全ては路上で起き・出会い・繋がり・深まっていった。
Javi, Billとはもはや毎日会っていた。
CDが全部売れたのは間違いなく彼らのお陰だった。
ここまで気が合うのは、ただ新鮮な偶然を楽しんでいただけだろうか。
酒も進み、身体もようやく疲れを感じ始めたのか
最終日にも関わらず、呆気なく夜の深みに落ちていったのでした。