コウちゃん宅にて目覚める。
彼の荷造りを見届けてお互いに家を出た。
昨日に引き続き工事か何かで最寄駅の電車が動いていないので、
バスでhollbornまで移動。ここでお別れだ。
ドイツでよき出会いがありますように。また会おう!
今回も色々お世話になりっぱなしでした。
帰宅して荷物を置き、再び街へ。
Oxford CircusにあるDominion Theatreにチケットを買いに行った。
24日にProcol Harumがオーケストラと一緒にやるとのことで、
見に行かない手は無い。
しかし会場へ到着するもののチケット販売の気配が無い。
どうやら日曜の今日はチケット販売受付が閉まっているらしい。
早速出鼻を挫かれたが、折角なのでこのまま観光。
wi-fiを拾うと、レコ屋が結構点在している。
有名なSister Ray.
ややお高い印象。その代わり質もよさそうなお店でした。
Music Exchangeもあった。そうかここはSOHOと呼ばれる地区だ。
前回もここに来た記憶がある。
近くにReckless Recordもあって、
ここは品揃えが豊富でした。
早速新入荷コーナーを見ていると、
…ヤツと目が合ってしまった。
いや、早まるでない。
しかし、拙者…。
カチャタ。
in the court of the crimson king. pink island盤です。
マトリックスはA/2, B/4と、比較的手に入りやすいとされておりますが、
これまでのレコード最高額をあっさり抜いてしまいました。
マトリックスの違いを感じられる耳持ってたら
そもそも音響システムから全部取り替えます笑。
僕はタイムスリップできればそれて充分。
ああ、早く聴きたいです。
何よりこれも、皆さんのチップのお陰で買えたんだと。
今回の買い物は1つ1つ重みが違います。
自動レジのあるスーパーで食材も購入。
ここなら小銭が大量に使えるので、貯まった1,2,5ペンスを全部使う。
チリも積もればチーズとマッシュルームになります。
このレコードの購入の決断に時間をたっぷり使ってしまったので、
家に戻ったときにはすっかり日も暮れいました。
更に雨も降り始めてしまい今日の路上ライブは
難しいと判断していたのですが、
小雨になってきたので、もしかしたらと、
機材を持ってCamden Townへ。
やはり降り続いているので、作曲をしながら時間を潰していると、
止んで…きた…?
日曜日で人通りも少ない。
このままやる意味があるだろうか。
帰ってしまってもいいんじゃないだろうか。
こういうとき、僕は「やってみちゃう」方を選択することにしています。
雨が止みかけた街の中セッティングをしてスタート。
するとどういうわけだか人が集まる集まる。
1人の方が£10をくれた!
そのまま立ち去ろうとしたので、CDを持って行ってくれよと。
CDが£5で売っているのに気づいていなかったようだ。
つまりプレイそのものを見てくれたんだなぁ。
同時に宣伝の書き方がわかりにくいのかもしれない…?
後半に差し掛かると1人の男性が見てくれて、
僕にも叩かせてくれよと。
彼もドラマーで、土臭いナイスなグルーヴ!
素晴らしい出会いにCDをプレゼントさせてもらうと凄い喜んでくれた。
アルバート(だったような)は帰り道に
ドラムの音が聞こえて立ち寄ってくれたらしい。
嬉しいなぁ。
雨が再び降ってきたので、終わりにして片付けていると、
酔っ払い集団が来て、また叩かせろと。
この人たちは素人で全くダメだったのだけど笑、
叩いてみてくれと言われたのでそうすると、
ラップを始めた!彼(ら)はラッパーだったのだ。
この感覚は知っているぞ。
日本での経験がしっかり繋がって生きている。
ドラムとラップで最後に大盛り上がり。
ハグして街へ消えていった。
ほら、やっぱりやってよかった。やるべきだったのだ。
レコード買っちゃって貧乏なのだ笑。
気分が良かったので帰宅してから飲む。
foreign extraはほんとうに美味しい。
スパイシーで深みと鋭さがある。
大ビンがあるんだもんなぁ。素晴らしい国です。
meeも帰ってきて、軽く飲みながら話し、明日へ備えるのでした。
夜はCamdenで会ったギターのKikiと一緒にやるぞ。